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2019.04.23
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カテゴリ: 国際交流
こんにちは。
総合政策部政策局総合教育推進室です。

​若者の海外留学を官民挙げて支援する ​「ほっかいどう未来チャレンジ基金」​ ​​ により留学中の梅村さん(SportsLifeDesingIwamizawa)から、3月の活動の様子が届きました。​

梅村さんは、子どもが楽しみながら運動能力を伸ばせるボール運動指導プログラム「バルシューレ」を学びに、ドイツのハイデルベルク大学に留学しています。

ほっかいどう未来チャレンジ基金HP
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sky/mirai-jinzai.htm
ほっかいどう未来チャレンジ基金Facebook
https://www.facebook.com/mirachalle/

今月の活動報告をいたします。私の研修自体も残り3ヶ月になりましたが、ここまで多くの学びを得ることができたのも、皆さんの支えがあってのことです。改めて心より感謝いたします。

バルシューレ・ハイデルベルクは、地域の小学校の放課後活動としてバルシューレを位置づけており、参加する子どもたちの保護者から参加費を貰いつつ活動しています。また、ドイツにはSAPという世界的に有名なIT企業がありますが、創業者のDietmer Hoppが作ったDH Stiftung という青少年を支える財団が、地域のスポーツクラブ等を金銭的に支援しており、バルシューレ・ハイデルベルクもDH Stiftung から年間約20万ユーロ(日本円で約2,500万円)の援助を受けています。

日本にも、地域のスポーツクラブはもちろん、青少年の活動を支援するような団体も数多く存在していますが、十分な援助を受けて活動を続けていくことのできるクラブは多くありません。その点ドイツでは十分な援助を受けたスポーツクラブが地域に多数あり、クラブで放課後活動を行ったり、安い参加費でバルシューレのような習い事をしたりすることもできます。

また、バルシューレ・ハイデルベルクでは、5000にも及ぶスポーツクラブと提携を結んで活動を展開しており、プロサッカーリーグに所属するボルシア・ドルトムント、TSGホッフェンハイムなどのトップクラブもバルシューレの指導者講習会を行うなど、バルシューレの種目横断的なメニュー、子どもたちのモチベーションを引き上げる環境づくりなどを取り入れています。

また、今月はドイツの子どもたちに対してバルシューレの指導を行いました。対象は普段からバルシューレに参加している7歳〜8歳の子どもたち6人です。彼らはサッカークラブにも所属しているためか、同年代の子どもたちよりもボールを扱う能力が高く、その点も考慮してメニューを考える必要がありました。



私はメニューを2つ持たせていただきました。1つは鬼ごっこで、即座に自分の色と役割、相手を認識する認知能力が求められます。子どもたちは大変楽しそうにゲームに取り組んでいました。楽しさというのはバルシューレの理念の中で大変重要視されており、その楽しさが次の運動へのモチベーションを引き出し、運動を持続することを助けます。



もう1つは、指導者が何種類かメニューを提示しながら行うボールコーディネーションを行いました。比較的運動が得意で好きな子どもたちだったので、難易度が高く、ボール感覚と正確性を求めるメニューを用意しました。ボールを足や手、頭など、様々な箇所で扱うように構成しました。最後のゲーム形式のメニューではゴールを4つ用意して、攻撃側のチームは2つのゴールに攻めることができるようにしました。



このゲームの光景は日本でもよく見ることがありますが、意図としては、1つのゴールの前に群がることなく、自然にパスをしながら空いている方へ向かっていくことを狙っています。ゴールが1つだと、そのゴールばかりに目がいってしまい、ゴールキーパーもそこから動かないということが起きてしまいますが、この形式だと指導者がパスを指示しなくても、子どもたちは自らパスをする判断を行い、空いているゴールを狙うようになります。



その他にも、ゴール前に進入禁止のエリアを作ることによって、能力の高い子どもばかりがゴール前に集まることを防いだり、子どもが動けるスペースを制限したりすることで、1人の子どもが長い時間ボールを持ち続けることを防ぐこともできます。日本でよく見られる、運動能力に差がある子どもたちのグループの指導や、人数が多く退屈する子どもが出てしまう状況に対しても十分効果的な方法です。

しかし、ゲームをする前のチーム分けの際、子どもたちはもめていました。「あの子と一緒がよかった」「あの子と一緒だと勝てない」などの不満を言う子も出てきます。この点に関しては長年子どもたちの指導をしている指導者も、「子どもたちはいつもチーム分けでもめてしまうし、難しい。」と言っていました。これは女の子の数が少ない団体や能力差がある団体でよく見かける光景です。この問題の解決方法も考えていく必要があると感じました。

どのような環境づくりをすると、狙った行動が生まれるのかを考えることは、日本でも十分見習うことができる点だと私は考えています。道具を使って子どもたちの行動を引き出し、その行動について指導者が褒めてあげることにより、子どもたちの次のモチベーションが生まれます。この点は私がドイツで得たことを北海道に持ち帰り、実践していけるものだと思います。ただ、日本の小学校やスポーツ施設などに、その環境を作るための用具(様々な硬さ、大きさ、感触のボールなど)がドイツに比べて揃っていないことが多いと感じました。用具が少ない中でもできるメニュー、環境づくりを考えていく必要があると思います。






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最終更新日  2019.04.23 15:36:49

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