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2019.08.14
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カテゴリ: 国際交流
​​​ こんにちはスマイル
総合政策部政策局総合教育推進室です

​​​​​若者の海外留学を官民挙げて支援する
​​ 「ほっかいどう未来チャレンジ基金」 ​​
​​​​
により アメリカで最新のスポーツ医学と最先端の治療・リハビリ技術を学ぶとともに、プロ・学生アスリートへの実務経験を積みながら、アスレティックトレーナーとして必要な知識と技術を学んでいるスポーツコース向井原洋平さんから7月の活動の様子が届きました

7月17日に渡米し、無事に現地に到着いたしました。

今シーズンの開幕直前から活動させていただいているメジャーリーグ(以下、MLB)のサンフランシスコ・ジャイアンツ(以下、SFG)、渡米翌日からホーム試合7連戦がありました。

私はアスレティックトレーニング・インターンとしてスポーツ医学部門のスタッフの下で実務経験を積ませていただいております。ここSFGは、北海道との関連でいうと、今季限りで現役引退を表明している北海道日本ハムファイターズの田中賢介選手が2013年に所属していた球団でもあります。


SFGのスポーツ医学部門はアスレティックトレーナー3名、理学療法士1名、マッサージ兼鍼灸師1名、非常勤のカイロプラクター1名、栄養士1名で構成されていて、他にストレングスとパフォーマンスの担当者を含めるとさらに2名が密にコミュニケーションを取って、選手の怪我の予防とパフォーマンスの維持に努めています。

ここ数年のMLBのトレンドとして、この部門の人員と役職が増えている傾向があります。その1つの要因として、主力選手の年棒の高騰が挙げられます。高額な年俸を受け取る選手が怪我で長く故障者リスト入りしてしまうと、チーム編成において大きなダメージを受けてしまいます。そこで球団は、怪我の予防とパフォーマンスの維持に努めるスポーツ医学部門に先行投資をしているのです。


私が主に活動しているアスレティックトレーニングルーム(以下、ATR)には、日本にはまだ導入されていない物理療法(以下、物療)の機器や設備が備わっていて、テクノロジーの進化と共に最新の機器が導入され、これまで使っていた機器は傘下のマイナーリーグチームで使われるようになります。今後のレポートでこちらのトレンドとなっている物療機器やトレーニングについても紹介できたらと考えています。

ATRではホーム試合がある時は必然的に最初に来て、最後に帰ることになります。今回の7連戦では4試合が延長戦にもつれ込みました。連戦中はナイターゲームの翌日にデイゲームがあると、試合後に帰宅し、仮眠をとってATRに向かうことになります。

今季は1試合、延長18回まで進んだことがあったので、ATRに泊まった日もありました。MLBは7月31日のトレード期限を終え、プレーオフ進出を懸けた戦いがいよいよ本格化します。ATRで治療を行う選手が徐々に増えてくる時期でもあるので、治療法やコンディショニング管理、予防のための補強的なエクササイズなど、多くを吸収したいと思います。


SFG関連ではもう1つ、球団ドクターから8月下旬に日本で開催される整形外科医の集う学会で使うプレゼンテーション資料の翻訳依頼を受けました。これは非常に光栄なことで、SFGで活動していなければ繋がることのなかった機会です。球団ドクターは多少の日本語は話せますが、医学用語となると別問題なので、少しで良いとは言われていますが完璧に仕上げて、渡したいと思っています。発表は全て英語で行うようなので、日本のドクターと話す際に役立てていただけたらと思います。

今月はカリフォルニア州北部と隣のネバダ州から選抜された35人ほどの高校生のショーケースと呼ばれる、スカウティングイベントをカバーすることもできました。このイベントはMLBがUSA Baseballに出資して行われている、Prospect Development Pipeline (PDP)と呼ばれるもので、日本で例えるなら、日本プロ野球機構(NPB)が北海道と東北の選手を選抜し、各選手の能力を測るイベントとなります。

当日は多くの球団がスカウトを派遣し、目を光らせていました。ここでは、この世代(16〜17歳)の地域レベルのスカウティングにも関わらず、最新のテクノロジーを用いて選手の能力を測っていることに危機感を覚えました。


最初に行われたパフォーマンス測定(30mほどのスプリント、反応速度、両脚・片脚パワー)は一見、日本でも同様に行われているものでしたが、最新機器を用いている他にも、測定手法が実際のプレーで起こりうる動作をもとに設定されているので、より野球のパフォーマンスに特化したデータを計測しているという点で、非常に参考になりました。 

担当者に話を聞くと、もちろんパフォーマンスの測定が大前提でどの選手が高い能力を示すかを見ているけれど、データを基に近い将来起こりうる怪我の予防にも役立たせていると話していました。

次に行われた打撃のスカウティングでも、機器を用いて打球のトラッキング(軌道の追跡)とスイング軌道など11項目に及ぶスイング解析を行っていました。これらのデータが実際のパフォーマンスとどう結びつくのか検証する余地はありますが、スカウティングにテクノロジーを活用するという点では日本よりもかなり進んでいます。

競技に関わらず、全国に先駆けて北海道でこのようなスカウティングイベントを開催することができたら、北海道から日本を代表する選手が多く輩出されることにつながるでしょうか。とても学びの多い興味深いイベントでした。

8月下旬からは大学院の秋学期も始まります。私は大学の野球部を担当しているので、大学体育局のスポーツ医学部門でも徐々にミーティングやシーズン前のメディカルチェックが入ってきています。SFGでの活動、球団ドクターの翻訳など休む時間はなかなかありませんが、毎日非常に充実した日々を過ごせています。

最後になりますが、北海道でスポーツ医学に興味をお持ちの方、トレーナーや理学療法士としてご活動されている方がこのレポートを読まれていたら、是非ご連絡をいただけたらと思います。北海道のスポーツ界を盛り上げるために力を貸していただきたいです。よろしくお願いいたします。



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最終更新日  2019.08.14 18:12:35

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