まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.08.21
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いよいよ桜子が上京します。

「サクラサク」というのは、
合格発表のことでもあるけれど、
桜子自身の本格的な人生の開花ことでもある。

マロニエ荘を舞台に、
冬吾をはじめとする芸術家の卵たちと交流しはじめます。



昭和13年といえば、
小熊秀雄が「池袋モンパルナス」について書いた年です。
池袋モンパルナスに夜が来た
学生、無頼漢、芸術家が町に出る
彼女のために、神経をつかへ
あまり太くもなく、細くもない
ありあはせの神経を――。
上野には文化の中心があり、
浅草には大衆娯楽のメッカがあり、
そうした世界に憧れる若者たちは、西側の池袋に巣食っていました。

画家、ダンサー、キネマ俳優、
音楽家、無頼者、地方人の寄り集まり、
酒、麻薬、暴力、セックス…
とまではいわないまでも(笑)、
当時としては、けっこう頽廃的な世界です。

そして、
東京が岡崎と違っていたのは、
そこが二・二六事件の現場だったこと。
軍靴が鳴り始めていて、
池袋モンパルナスもその影響を受けるようになる。

過激な自由と、過激な不自由が衝突していました。

『エール』がらみで言えば、
すでに「露営の歌」をヒットさせていた古関裕而が、
従軍音楽部隊のメンバーとして中国大陸へと渡ります。






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最終更新日  2020.09.26 19:20:45


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