まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.09.09
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マロニエ荘にやってきた達彦の母=松井かねは、
まずは桜子の登場にブチ切れ、
そして旦那の登場にもブチ切れ、
さらに旦那が連れてきた芸者にもブチ切れ、

自分の顔のアンパンをちぎっては投げ、ちぎっては投げていました。



達彦は、
母の反対を押し切り、
キヨシの反対も押し切り、
あくまで音楽に邁進してるように見えますが、
じつは彼の目的は、音楽ではなく桜子です(笑)。

そもそもドイツ渡航を渋っていたのも、
母に反対されたからじゃなく、
たんに桜子と離れたくなかったからです(笑)。

彼の父が思ってるほど、
達彦は「夢にまっしぐら」じゃないのです。
たんに女の子にウツツを抜かしてるだけです(笑)。

桜子は、
あいかわらず空気も読まず猪突猛進ですが、
もともと達彦は、
そんな桜子が好きなのだから仕方ありません(笑)。



しかし、
そんな達彦のふらふらしたモラトリアムも、
やがて父の死と戦争によって中断されるでしょう。

彼の運命はどうなるのでしょうか?

ちなみに、
いまや37才の福士誠治くんは、
100分de名著で『ペストの記憶』を読んどります。



戦争の影は強まっています。

反戦少女だった薫子の勤める出版社も、
いまや戦意高揚のための紙面を作っています。

冬吾は、
戦争への協力を拒否してますが
八州治は、
戦争画を描くために中国大陸へ渡ることを決めます。

古関裕而は、
すでに軍歌を作っていましたが、
西園寺先生も、
ついに軍歌の作曲に着手します。

どんなに頭で戦争に反対していても、
生活のために戦争協力を余儀なくされてしまう。
それが「総動員体制」というものです。






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最終更新日  2020.09.26 19:19:16


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