まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.09.23
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「エール」と「純情きらり」。

現在、奇しくも、
昭和13年でシンクロしています。

いや、それとも、
あえてシンクロさせるための中断だった?

どちらのドラマも、
「忠君愛国」な姉がいて、
「戦争より芸術」な妹がいる。
その図式は、ちょっと似ています。



すでに婦人会はお国のために一生懸命で、
世の中は「ぜいたくは敵!」というムードなのに、

小山家の面々ったら、

音楽教室だとか、
喫茶店でコーヒーだとか、
おやつにはドーナツだとか、
ずいぶんとハイカラで優雅です。

もう、あれですね、
ここらへんは、
ネトウヨ的には発狂ポイントでしょうね(笑)。



とはいえ、福島三羽烏も、
軍馬PRのために「暁に祈る」を世に出そうとしてるし、
裕一こと古関裕而は、
まもなく従軍音楽部隊の一員として中国に渡るはずです。

すでに「純情きらり」でも、
貧乏画家の八州治が、
戦争を取材するために中国へ渡ろうとしています。



「純情きらり」では、
すでに雑誌記者の薫子が、
戦時体制に協力する紙面づくりをしていましたが、

いまのところ、
「エール」の梅が書いている小説には、
戦争の影響は及んできていません。

梅は、
婚約者を連れて豊橋へ戻ってしまったけど、
もともと豊橋の実家は、
陸軍御用達の馬具屋なのですから、
裕一たちの作った「暁に祈る」がヒットすれば、
小山家ともども、
いっそうの戦争協力を迫られることでしょう。



ところで、
「エール」のなかで、
山田耕筰は、けっこうな悪役ですね。
まるで陸軍と蜜月関係のように描かれています。

というより、
コロンビアレコード全体が、
完全な戦時協力体制になっているのですね。

演じる志村けんがいなくなった以上、
あとになって戦争協力を後悔する機会もなさそうです。






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最終更新日  2020.09.26 19:16:30


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