まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.01.15
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マリラだけでなく、
リンド夫人も黒人の子育てを手伝ってます!
無償のボランティア?
なんと親切な白人たちなのでしょうか(笑)。

しかし、
それももう限界で、
バッシュは、新しい奥さんと再婚するか、
あるいは赤ちゃんを養子に出すかを迫られる。

そこで、彼の出した解決策は、
トリニダードから実母を呼び寄せるってこと。
なるほど!
向こうでも白人の子供を育ててたし、
白人社会での振る舞い方も心得てるかもしれない。

でも、それで経済的に成り立つのでしょうか?



ジェリーが、
ダイアナに小説「フランケンシュタイン」を貸していました。
彼女も、それを面白そうに読んでいる。

ジェリーは、以前から、
マシューと一緒に「フランケンシュタイン」を読んでいたけど、
あれって、たぶんマシューの私物でしょ?
ジェリーが英語の本を持ってるわけはないのだし。

ジェリーは、
はじめはアルファベットすら読めなかったのに、
マシューと一緒にあの小説を一冊読み切ったんだろうか?
だとしたら、すごい学習能力!

アカディア人のジェリーが、
イングランド人のダイアナに英語の本を貸すってのは、
いわば文化的な逆輸入ですね。
それにしても、
何故、よりによって「フランケンシュタイン」なのでしょうか?



このドラマのシーズン1の副題は、
シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」から採られていたけど、

NHKのサイト によると、

シーズン2の副題は、
ジョージ・エリオットの「ミドルマーチ」から採られていて、
シーズン3の副題は、
メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」から採られているそうです!


知らなかった…


しかし、
そうだとしても、なぜに「フランケンシュタイン」なのか?

NHKのサイトによれば、

メアリー・シェリーも、
その母であるメアリ・ウルストンクラフトも、
進歩的な女性解放論者だった点が、
アンの生き方に通じ合っている、とのこと。

でも、
いまのところ「フランケンシュタイン」を読んでるのは、
マシューとジェリーとダイアナだから、
アンとは関係ありませんよね… (^^;



ところで、

ダイアナは、
アンに「スコットランドの風習」という本を貸していました。
これまた文化的な逆輸入!

そして、これを読んだアンは、
さっそく《べルテイン祝祭》とかいう謎の火の儀式を決行(笑)。

これって、
きっとケルト人の儀式なのでしょう。
ゲーテの「ファウスト」に出てくるワルプルギスの夜みたいな。

ケルト人にとっては、
先祖や大地を敬う祭りなのだろうけれど、
キリスト教徒から見れば、
あれは異教徒の祭りであり、悪魔の儀式だったはずです…。



学校はすっかり恋の季節で、
フォークダンスの授業では「男女が踊っただけで妊娠する」という噂がっ!
彼らは、何が真実で何が迷信なのかを知りません。

でも、
医学に通じているギルバートだけは、
妊娠や出産の真実を知っています。

まあ、
カスバート家の雌馬だって、
交尾をしたうえで仔馬を出産しているのだけど。


その一方で、ギルバートは、
ミクマク族の民間療法にも関心を示しています。
西洋の医学者たちは、
それが科学なのか、非科学的な習俗なのかを理解していない。

考えてみれば、
アンが決行したケルト人の儀式だって、
それが神の祭りなのか、悪魔の祭りなのか分からない。

信仰と科学、習俗と文明、迷信と真実…の葛藤。
そこらへんが「フランケンシュタイン」へ通じるテーマでしょうか?



それにしても、ギルバートは、
子供なのか大人なのか謎ですよね(笑)。

助産の知識と技能を持っていたり、
若い夫婦と当たり前のように同居したり、
そして今回は、
大人顔負けの追悼記事を書いてみせました。

彼の書いたメアリーの追悼記事は、
村人たちをおおいに感動させました。

バリー夫妻にいたっては、
ブライス家の土地で採れるリンゴを買い取って、
それを英国に輸出すると決めたようです。
これでバッシュの子育てにも余裕ができますね。



しかし、新聞の追悼記事って、
これほどまでに絶大な影響力を発揮するものなの?

ギルバートって、アンより文才があるのでは?!





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最終更新日  2022.01.15 23:17:00
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