まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.03.21
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カテゴリ: ドラマレビュー!
TBS「さよならマエストロ」最終話を見ました。
なんだか不思議な結末。

娘がバイオリンをやめたエピソードもピンと来なかったけど、
父と和解してバイオリンを再開する理由もピンと来なかった。

とにかく、
父と和解してオケのコンマスになったものの、
両親の離婚が確定したので家族は崩壊。

そのうえ、父をドイツへ送り出したので、
素人同然の市長の娘が指揮者になったところで、
オケの存続も絶望的だよね。

指揮の演技についていえば、
西島秀俊より當真あみちゃんのほうが上手だったけど!
彼女は実際にピアノもバイオリンも弾けるらしい。


どう考えてもバッドエンドなのに、
雰囲気だけはハッピーエンドの体で終わってる(笑)。

シューマンはライン川に身を投げて死んだのですが、
そのシューマンの「ライン」を最後の希望の曲にするのもスゴイ。
強引というべきか、究極の楽観主義というべきか。

終わりよければすべてよしとは言うけれど、
終わりが悪くてもすべてよしって感じ???

視聴率は、
今季の民放ドラマでダントツの1位!

…いろんな意味で不思議なドラマでした。



もともと地方オケの物語だったので、
日テレ「リバーサルオーケストラ」の二番煎じでしたが、
キャストはかなり豪華だったよね。


キャストも物語も地味だったから…(^^;


西島秀俊と芦田愛菜が主演で、
新木優子や宮沢氷魚や當真あみが脇役で、
西田敏行や石田ゆり子や満島真之介も出てくるって豪華すぎ!

お話もそれなりには面白かった。

でも、個人的にいうと、
クラシック音楽の魅力は感じにくかったです。
印象に残った曲も演奏シーンもなく、
劇伴音楽もクラシックの要素には乏しかった。

どちらかといえば、
チェット・ベイカーのジャズとか、
アマポーラみたいな軽音楽のほうが印象に残ってる。

まあ、
さすがにシューマンの「ライン」は耳に残りましたが。

このドラマを見て、
クラシック音楽に関心をもった人はいるのかしら?
高校生から指揮者を目指そうとする人とか、
娘にバイオリンを習わせようとする人はいるのかな。



ところで、
いちばん謎だったのが第5話なのよね。
おばさまが歌謡曲を探していた話。

ビゼーのカルメンに似てるようで違う…と言われ、
「マエストロに訊いてみたら?」との助言も無視して、
なぜか歌謡曲のCDの歌詞カードだけを探しまくり、
金井克子の「他人の関係」だと突き止めるのだけど、

あのエピソードって何だったの???

あまりにも意味不明なので、

もしや、あのおばさまが、
オケ復活の鍵を握る伏線なのでは?!
…みたいな深読みもしてみたけれど、
ぜんぜん違いました (^^;

クラシック音楽のドラマなのに、
歌謡曲のエピソードって必要ですか?

もしかしたら、
「ハバネラ」のシンコペーションと、
「他人の関係」のシンコペーションが似てる、
みたいなことだったのかしら??




でも、
続編も噂されてるらしいので、

もしも続編があるとしたら、
コンマスを中心にオケのメンバーが奮闘して、
市長の協力とか、
あの歌謡曲のおばさまの協力も得て、
地方オケが奇跡の復活を遂げ、
ドイツで成功したマエストロを客演に迎える、

…みたいな話になるのかも。
それならそれで面白いとは思う。



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最終更新日  2024.03.21 08:50:07


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