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先日入院してこられた患者さん。認知症がひどい、でもそれだけではない。急性期病院で治療を勧められても「いえ何もしないで下さい」と家族が この患者、若い時にすき放題、したい放題で家族をほったらかし、そして最近、病気になって帰ってきた70代家族はもちろんシャットアウトしたそうだが、親戚の手前もあるので「とにかく早く処分してください」 スタッフ一同 処分? 気管切開しない、胃ろう拒否、胃管は仕方ないと受け入れた。家族。勿論面会はきません。死んでから連絡下さい。・・・・トホホ一方別の患者の家族は、「看護師さん、少し気をつけてくださいね。手がお腹の上にあって、お腹のチューブを圧迫してます」と。毎日毎日面会あり。かなり大事にされていた様子。 家族にも色々あって、当たり前にしようとしても、・・・・?若いうち、元気なうちにすき放題するなら、絶対、自宅には帰っては行けません。行路病者を勧めます。
February 29, 2008
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昨日までは、「病院で人生の最後を迎えるなんて、なんて悲劇なんだ」と患者さんを慈しんでいたけれど、でも考えようだな。70年・80年生きてきて、人生を独りで振り返る時間がある。子どものころ、戦争を体験し結婚、高度成長期を支え昼も夜も働き嫌な上司にペコペコし、満員電車に押し込められ、やっと定年。子どもの成長を思い、子どもから見放され、今は独りで、自分の生きてきた道を振り返れる。それもあり・・・かな、と思えるようになった。自宅で最後を看取ってもらえない、のではなく、誰にも迷惑をかけずにひっそりとこの世を去る。入院していたら、食事は上げ膳・下げ善、お風呂は入れるし、体調が悪ければ診てもらえる。適当に体を動かす事だって(リハビリ)できる。冬は暖房で暖かいし、買い物にも行かなくていい。我の強い看護師の嫌味は、「馬耳東風」で聞き流せばいい。昼寝を楽しみ、夜は睡眠剤で強制的に寝る。入院費用は、国が見てくれる。洗濯もしなくていい。人間案外開き直れば、生きていけるものだ。これがアメリカなら、そうはいかない。中間層までは、保険会社に保険料を支払えばなんとか医療は受けられるが、その下の層は、最低限の医療だけ。日本はいい国だ。
February 28, 2008
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イン・ザ・プール 奥田英朗 著 直木賞作家抜粋 「なんだ。妄想の類はないのか」まるで残念がっているような口ぶりだった。「そうか、ただの不定愁訴か」伊良部はソファに深くもたれて、てのひらで顔をこすっている。「あのう、不定愁訴って何ですか」和雄が聞いた。「ストレス性の体調不良」あっさりと言われた。「と言うことは、わたしの胸が苦しくなったり下痢が続いたりするのは、ストレスが原因だと・・・」「そう」「言っとくけど、聞かないから」伊良部が言った。「はい?」「ストレスの原因を探るとか、それを排除する工夫を練るとか、そういうの、ぼくやんないから」「はあ」「ほら、最近テレビでカウンセラが患者の悩みを聞いて励ましたりするシーンとかあるじゃない。ああいうの、何の役にも立たないことだから」「・・・・・そうなんですか」「そう。だいいち聞いてどうなるの。実はあなたが過去に人を殺して苦しんでいるとしたら、自首を勧めるか口止め料を要求するか、ぼくにできることはそれぐらいしかないでしょう」「つまりストレスなんてのは、人生についてまわるものであって、元来あるものをなくそうなんてのはむだな努力なの。それより別のことに目を向けたほうがいいわけ」「たとえば、繁華街でやくざを闇討ちして歩くとかね」「これはシビれるよ。つまらない悩みなんて確実に吹っ飛ぶ。なにしろ追われるわけだからね。命すら危ないときに、どうして家や会社のことなんかにクヨクヨできるのよ」本気で言っているのだろうか。軽いめまいがする。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@伊良部医師の診察そのもが、ある種の的を得た言動で現代の不安定な社会構造で生きる人に、モノの見かたをパッと変えてしまう魔力を感じる。行き詰った人生、大きな壁の前に立った私には、その壁の横から前が見えた。イン・ザ・プール
February 27, 2008
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以前に「うっとおしい患者」の愚痴を書いた。昨日も、うっとおしい患者は理解できないことを言ってきたが、「ちょっと待てよ」言われた内容は、理屈に合わないけれど「これさえしておけば本人は納得する」それでいいじゃん別に病態に影響を与えることではないし、本人が納得するのならば。こうやって患者はスタッフとの距離を測っているのではないだろうか? 通常なら、あいさつの表情、しぐさ、声のトーンなどで、この人はどんな人?と自然に図っている。でもそれが出来ない患者というか、人が結構増えている。自分の思いを貫き通すことで、自分のポジション(立場かな)を確保しようとしている。俗に「やくざ」がまずは、たかびしゃな態度で一喝し、猫なで声で話すように。そう思うと「まっ、いいか」と思えた。わずか3ヶ月のお付き合い。・・・・と自分を抑える。これも仕事さ。
February 27, 2008
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午後長男は出発した。三重県まで4時間ぐらい。そろそろ着いたころ?そういえば、今日本来なら中学校の役員を決める日だった。先日、「前回役員経験者は今回対象外となります」と連絡ありラッキー 都会では当たり前でしょうが、ここらの田舎ではなかなかそうはいかなかった。どなたかが、勇気をもって発言してくださったのだろう。感謝明日、三重大学受験 実力が発揮できますように今から、 ご本尊さまに お経を唱えます。 合唱
February 24, 2008
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とりあえず、大阪工業大学には合格明日入学金などを振り込む \25万 明日国立大学前期受験で、今日三重まで 一面の銀世界国立合格しますように 病棟では、やくざは無事退院 ホッ 相性の悪い患者は、相変わらず入院中相性の悪い医者も相変わらず こうやって、生きていくんだろう。これが人生さ such is life
February 24, 2008
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火曜の朝からの患者とのトラブルをmapメンバーにメールで発散。明け方午前3時に返信って勤務中?かな。ごめんなさい。長男は日曜日に、国立前期試験で三重県の国立三重大学まで行って、月曜日に試験を受けます。その日には私学の入学金20万を振り込まないといけない。うまくできているなあ・・・私学の儲け時。このお金は返ってきません。トホホ国立なら50万/年だけれど私学は100万/円。ところで工学部って何をするんだろう?全くわかりません。
February 21, 2008
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入院中の患者、入院直後からスタッフが次々とトラブルを起こしていた。私はそれを聞いていて「気をつけないと」と思いつつも心のどこかでその人を毛嫌いしていた。それが見事に対応にでてしまい「怒り」をかってしまった。大失敗勤務終了後患者さんに陳謝した。が午後自宅へ師長から電話があった。怒りが収まっていない・・・とのこと。こちらもそうなんだが、それは言えずに「退社時に謝罪しました」と告げる。自分の心をごまかして、平静をよそおって、対応できなければプロではない。と思うんだけどどうやら私は プロ ではない。
February 20, 2008
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患者とスタッフの関係で、最近おかしいなあと思うことがある。ある患者は、スタッフにさせて当たり前、しないのがおかしい。スタッフは、できることは、患者が行なうのが当たり前。 こうなるといがみ合いになっている。病気が回復に向かうようにお互いが、向かい合っているのに患者の中には、そうとは考えない患者がいる。こういう患者には「スマイル」なし。が原則。話しかけてきても病気以外の話はしない。それが無難に自分自身を守る方法。 自分の心を冷静に保てないと、他の患者さんに「いかつい、怒った、」表情で接してしまいその方々を不快な思いをさせてしまう。「嫌な思い、」を自分の心が消化できないと、いけないのだがこれが出来ないときがある。そういう時は、病棟を離れて、外に出て新鮮な空気を吸うこと。
February 17, 2008
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高校3年生長男が受験した私立大学の受験結果が速達できた。 合格 私立なのでいわゆる 滑り止め あと2校の結果待ち 25日月曜は、国立大学前期受験 三重県まで行きます。 結果次第で3月後半には、鳥取県まで行きます。
February 16, 2008
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以前、入院中の医療従事者からのクレーム「ドアの開閉音がうるさい」(夜中が特に)「言ったことが伝わっていない」「説明がない」などなど、結構言われ続けた。その時はスタッフも連絡を密にし、何度も確認の電話をしていた。 でものど元すぎれば・・・。まさに今がその時。再び同じクレームこういうことが次に活かされないのが、だめな病院の典型。
February 8, 2008
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病棟にいわゆる”やくざ”が入院している。当分は「うっとおしい」患者。気分は、ブルーー。それに明日は、オペが2件担当ではないけれど、いろいろいわくつきの医者が執刀するので、気分は、ブルーー。2月は、ブルーー始まりだ。入院中の患者さんのなかで、ちょっと気になる方がいる。常時痛みを訴えている。もう少しなんとかならないものか?とも思うがこれ以上はどうしようもない・・。切断しか方法はないかな。当院でやるのは・・・・だからできれば大きな病院でする方が、いいとは思うがなかなか言えない・・・こうやって人生は決まるのだろうか病院には急性期と慢性期があって、手術などは急性期の総合病院で行うべきだ、なんて言えないですよ。知っているのは内部のスタッフだけ。
February 1, 2008
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