地球は暴走温室効果の瀬戸際

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2004.09.10
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カテゴリ: 新文明
現代の化石燃料文明を特徴付ける、この巨大で壮大な都市機能とその建物と構造物、そして社会で消費される全ての生産物には、その根元的な段階から設計段階の思想そのものに根本的な誤りがあります。人類の文明誕生より数千年の過去から現在にまで至るまで、人間が生み出した文明の持つ構造的で本質的な欠陥が、大量のゴミを生みだし、自然環境を汚染し破壊している。それはまた先進国と後進国の間でも貧富の格差を拡大し、あるいは豊かな極一部の人々と貧困階級の所得格差を絶望的なまでに拡大している。そして資源を枯渇させ森林を消滅させ砂漠を拡大させ、生存環境の破壊と混乱を引き起こし人類とこの地球の生命を危機に導いているのです。

社会主義国、資本主義国そして開発途上国を問わず、その指導者も経済学者も国民も、物理的に不可能なはずの、無限の経済的な成長への幻想に取り憑かれている。物を造り続けそしてその作った物を廃棄し、あるいは資源を浪費し、自然環境を破壊し続けなければ生活が成り立たない。そしてその経済の枠組み全体を大きくし続けなければ、人間が生きて行く事が出来ない経済システムになっているのです。この機構が有る限り地球全域に渡る環境の破壊も、資源の無駄使いとその枯渇も止める事が出来ない。このような現在の文明の在り方は、すでに滅んだ過去のどの古代文明よりさらに不自然で、決して長続きするものではない。

人類と全ての生命の将来にかかわる大きな問題を抱えて、この文明は黄昏を迎えつつある。世界各国の政治的指導者、あるいはその他の指導的立場に有る人々に、人々を導くビジョンと指導力とその勇気があるでしょうか。現在に生きる全ての人々は今起りつつある事の本質を認識し、人類とこの地球の生命の運命の鍵を握る立場にある人間として、如何なる事をしなければならないかを認識しているでありましょうか。

現在の政治も官僚組織も経済も教育システムも、人類がこれから必然的に迎える未曽有の危機に対応出来ないでしょう。宗教によってもこの最終的な破局から、この地球の人類と生命を救う事は出来ない。宗教家神秘家は人の心を浄化する事は出来ても、社会改革のビジョンも能力も無いし、人の心はその社会環境と密接不可分なものだ。そのその社会環境を変えない限り、人の心を根元的に変える事など出来ないというのが私の認識である。そしてこの社会システムそのものが、人間の生存本能を刺激し人間に貪欲さをもたらすために、森林等の環境破壊などによる生存環境の悪化を止める事は難しい。

現在の私達の混乱の源には、人の心の在り方そのものそして、人の生き方そのものに問題が有り、それが様々な社会的な混乱となって、表面化しているものでも有るからだ。人の心の在り方を含め現在の人間の持つ価値観そのもの、そして農業や牧畜業を含め貨幣を中心とする、現在の世界の経済体制人間のその生存システムそのものが、人類がこの地球上で生き続ける事に適合していない事を如実に物語るものなのです。この人類の生存システムが、この地球の生態系に適合しないかぎり、人類はこの地球で、生続ける事は出来ないのです。人類はその生存システムと、有史以来心の拠り所として来た、その価値観を全面的に変える時が来たようだ。私達には馴染みの深い東洋的な精神による取り組み、あるいは私だけとか各民族や国家だけあるいは人類のためと言った断片的な思考だけでなく、包括的な生命全体が生きる為にと言う視点、あるいはこの地球全体が一つの生命体としての、意識と思考と取り組みが必要になる。そして全体と部分の分離のない社会あるいは境界のない社会の実現を目指さなければならない。





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Last updated  2004.09.21 21:51:28


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