2007.02.23
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カテゴリ: 本のこと。
昨日旅から帰ってきて、今日は夜勤。
旅の日々は、只中にいる間はゆっくりと、終わるとなると
早くて。。あっと言う間に終わってしまったなぁ。。
昨晩横浜に着いた時も雨だったが、今日もどうやら雨降
りらしい。

今回の旅の友は『きみが住む星』(池澤夏樹、文化出版局)。
遠く家で待つ恋人へ、世界中を彷徨いながら送る手紙形
式の文章と、エルンスト・ハースの美しい写真とで構成さ
れた、まるで詩集みたいな作りの本。
薄い本なので一気に読めてしまうけれど、何度も手に取
って眺めてしまう。。
静謐な印象の本。

これを読むと、旅先から無性に手紙が書きたくなる。
いつかこんな本を書いてみたい、と憧れる。

だから今回は旅先でよく日記を書いてUPしてみた。
移動の時等待ち時間が多かったせいもあるけれど、手紙
を書いてみたかったのだ。
ケータイにメールも送ってみた。
いつもそうなのだが、何故か旅先で「お久しぶり!」な人
から連絡を貰うことが多い。
今回もそんな事が。
ケータイ会社を変えた、というGと、明日から旅に出る、と
いうあつ嬢とから突然メールが来た。
2人共最終日、帰路の途中でメールを貰ったので、何回
目かのやりとりの後、今度花見に行こう!旅行しよう!と
締め括る。

一人旅は寂しくないか?と未だによく聞かれるが、寂しい
と思ったことはない。
夜、宿に入って食事して入浴した後何をしているか?と
云うと、翌日の行先を考えたり、情報収集したり、今日
したことをメモに書きとめておいたり、日記を書いたり、
本を読んだりしているうちに時間が過ぎる。
もっと若い時からずっとこんな感じ。
最近ケータイがどこでも通じるようになってから、PCを持
ち歩くようになってから、余計に時間が早く過ぎてゆき、
寂しいなぞと思っている時間は余計に無くなった。

今回、旅先で伊勢志摩通信を書きつつも、寂しいと思う
事は一回も無かった。
こういう人には『きみの住む星』みたいな文章は書けない
かもしれないな、と、自分で思った。
ちょっと残念。

冷蔵庫に生鮮食品がほとんど無くて、昨日帰りの新幹
線の中であまりに眠くて眠ってしまい食べ損ねた駅弁
(名古屋駅で買った“尾張牛ぎゅう弁当”)で簡単にお昼
を済ませる。
そろそろ出掛ける準備をしよう。
うんざりするような職場が私を待っている。
せめて仕事が落ち着いていますように。。。






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最終更新日  2007.02.23 13:38:08
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