ここ数年ロキノンからはまったく遠ざかっていましたが(だって過去インタビューの再録ばっかりだし新譜紹介は少ないしワクワク感ないし、ライヴレポも上っ面なぞっただけだし、すっかり骨抜かれた感じ)、何となく手に取ったときに、ちょっとだけ紹介されていたので、「Brigitte Calls Me Baby」というバンドの名前だけは覚えていました。で、先日タワレコ渋谷に行った際、お目当てのStarsailorの新譜をつかんで通り過ぎようとした試聴機の中にこのアルバム「THE FUTURE IS OUR WAY OUT」を見つけたのです。 「Smithsの~」とか書いてあったキャプションに妙に目を引かれ、聴いてしまったのが運の尽き。
アルバムタイトルにもなっている「The Future Is Our Way Out」の出だしがいきなり「Now the end is here」という時点で、嫌いなわけがありません。No more life / dreams / seeing/ hearing/ hope と歌い上げながらも「Oh such a joke, such a cruel joke」で締める。たまりません。ひとりで悶えるくらいにはたまりません。
私がどうしようもないほど好きでたまらない一曲が「I Wanna Die In The Suburbs」なんですが、「きみのガレージで死にたい」のに「ひとりで死にたくない」。つまりは「死ななきゃならないなら、きみと一緒に死にたい」んですって。試聴機でこれを聴いた瞬間にスミスの「There is a light~」が頭をよぎってしまって、ここからもう彼らの音に魅了されてしまったのです。