2014年01月30日
中学2年生の小保方さんの読書感想文を掲載した毎日新聞の千葉県版紙面=1997年12月21日付 拡大写真マウスの細胞を酸性の溶液に浸して刺激を与えると、あらゆる細胞に変化できる万能細胞(STAP細胞)ができるという研究の中心となった理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)は1997年、「第43回青少年読書感想文千葉県コンクール」(毎日新聞社・全国学校図書館協議会主催)で教育長賞に選ばれ、全国コンクールでも入選した。受賞作の全文を掲載する。
◇
「ちいさな王様が教えてくれた 大人になるということ」--松戸市立第六中2年・小保方晴子
私は大人になりたくない。日々感じていることがあるからだ。それは、自分がだんだん小さくなっているということ。もちろん体ではない。夢や心の世界がである。現実を知れば知るほど小さくなっていくのだ。私は、そんな現実から逃げたくて、受け入れられなくて、仕方がなかった。夢を捨ててまで大人になる意味ってなんだろう。そんな問いが頭の中をかすめていた。でも、私は答えを見つけた。小さな王様が教えてくれた。私はこの本をずっとずっと探していたような気がする。
「僕」と私は、似ているなと思った。二人とも、押しつぶされそうな現実から、逃げることも、受け入れることもできずにいた。大人になるという事は、夢を捨て、現実を見つめる事だと思っていた。でも、王様は、こう言った。「おまえは、朝が来ると眠りに落ちて、自分がサラリーマンで一日中、仕事、仕事に追われている夢をみている。そして、夜ベッドに入るとおまえはようやく目を覚まし一晩中、自分の本当の姿に戻れるのだ。よっぽどいいじゃないか、そのほうが」と。私はこの時、夢があるから現実が見られるのだという事を教えられたような気がした。
小さな王様は、人間の本当の姿なのだと思う。本当はみんな王様だったのだと思う。ただ、みんな大人という仮面をかぶり、社会に適応し、現実と戦っていくうちに、忘れてしまったのだと思う。
いつか、小さな王様と「僕」がした、永遠の命の空想ごっこ。私は、永遠の命を持つことは、死よりも恐ろしい事だと思う。生きていることのすばらしさを忘れてしまうと思うからだ。それに、本当の永遠の命とは、自分の血が子供へ、またその子供へと受けつがれていくことだと思う。
王様は、人は死んだら星になり、王様は星から生まれると言っていた。私は、王様は死んでいった人々の夢であり願いであるような気がした。人間は死んだら星になり、王様になり、死んでから永遠がはじまるみたいだった。こっちの永遠は、生き続ける永遠の命より、ずっとステキな事だと思う。
yahoo知恵袋から(Q&A)
STAP細胞て具体的にどのような細胞が説明できますか?
ていうか、あの話題信用できますか?
妙にも、TVや新聞などのマスメディアは女性研究者が割烹着を着ているだの、ムーミン好きだの、研究室がピンクなどといったどうでもよいことばかり報道し、一番知りたいES細胞,iPS細胞との違いをあまり報道していないように思ます。そもそも、なぜ弱酸性なのか?弱塩基ではいけないのかなどといったことも知りたいです。
あと、野菜を2週間弱酸性液の中に漬けたままにしておいても新鮮さは失われないのか?
STAP細胞はあくまで、動物の細胞限定の話であって、植物の細胞では無意味なのか?
これらのように疑問はまだまだあります。
STAP細胞の製造過程の話も、
「刺激を与えた→弱酸性液につけた→細胞が初期化した」といった短絡的な説明では納得がいきません。
理研が研究予算を取るための話題作りとしか思えないです。
まぁ、これが発表されたことによって海外や国内の他の研究者が裏づけをとってくれれば信用はできますが・・
偶然、酸で処理したらそうなったというだけでしくみはわかっていません。
しくみがわかってなくて方法があまりに単純なので、その方面での解説のつけようがないと思います。
ES細胞との差は、iPS同様に脱分化させて作れた点です。
iPSとの差は、特定の遺伝子セットを入れなくてもできた点です。
植物は植物ホルモンで処理すれば、分化した細胞から脱分化して簡単に分化誘導して個体が作れます。
この点が動物と違います。
今回の事件のキーはたぶん捏造ではなく、利用したOct4-GFPのコンストラクトであると思います。
彼女自身はその選択されたESクローンで作成されたマウスを利用したにすぎず、罪はありません。
また、自分の研究成果を強調するのもたいせつなことです。
もしも罪があるとすれば、理研で今後ゲノム解析をしたら、Oct4-GFPがターゲッティングされずに別の遺伝子に影響を与えていた、その遺伝子を解析したら山中因子に繋がる情報伝達系であったという論文を後に示すことで、新規なブレークスルーをするであろうと予想される点です。正しいかどうかはさておいて、科学が次に進めればOKという点です。
こういう手法は民間の企業が融資者からお金を引っ張るのによく使う手ですよね。
彼女をユニットリーダーとした理研のトップの考えも同じでしょう。
最大の功績は、 これで数百億円のお金をiPS応用にかけていた国の人たちがひょっとしたらそれは税金の無駄なのではないかという可能性に気がつくかもしれない点です。これによって、研究資金は基礎研究に戻り、第二第三の将来の山中先生、利根川先生になれる人にもお金がいく機会ができるきっかけになりうる点です。
でも、たぶん、お役人は保守的なので、最近その傾向を強めてきた、応用への助成傾向は今回の事件でも変わらないと思います。発見が本当ならすごいですから新規手法として応用を募集しますでしょうし、間違っていたらiPS応用助成を正当化しますから。
マスコミは本来、国に逆らって反骨の精神を持ってこのへんを書くとおもしろいのですけれど。
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