MoMo太郎日記

MoMo太郎日記

2022年03月15日
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カテゴリ: 旅の重さ
​​​​​豊受神社を出て境川を下流に向かって、東に進みます。

途中で見かけた標識「 左右天命弁財天 (さゆうてんのみことべんざいてん)」というのがあるらしいので、立ち寄ってみることにしました。

この細い路地を入って行くと、

神社の入口が見えてきました。

「左右天命辨財天」の扁額があります。ここですね。
よくわからないのですが、高校野球で有名な「智 学園」とか「智 和歌山」は、新聞やテレビの報道では「智 」と表記されています(→→→​ こちら ​)。これはどういう理由なんでしょうかね。悠仁様が入学される筑波大学附属高校も「 属」と表記している新聞もあれば「 属」と表記している新聞もあり、正式名称はどちらの漢字を使うんだと思うことが時々あります。

黒御影石の社号碑もちょっいワル風でオシャレかも。

こちらが社殿です。

社殿の周りは池になっています。そういえば弁財天を祭っている神社やお寺って水が近くにありますね。例えば、琵琶湖の竹生島神社、神奈川の江ノ島の江島神社、広島の厳島神社、鎌倉の銭洗弁財天、上野寛永寺不忍池辯天堂そして利根川のほとりにある千葉県柏市の布施弁天 東海寺など。やっぱり弁財天って女性の姿をしているので、川の近くで毎日お風呂に入って清潔にされるのですかね。

これが猫実の弁天様の由緒です。

弁天様は 灰やのくるわ に災害が起る前には、女の姿になって現われ、災害を未然に教えたり、大津波の襲来を予告したりして常にくるわの人達を救ってくれるといわれ、非常に霊験あらたかなところから、信者が多く、特にくるわの人々は付近の守り神として崇拝している。
大正六年(1917)の大津波 で堂宇が流出してしまったので、くるわの人達は浄財を持ち寄って弁天様を再建した。
堂宇の中には、行徳の後藤仏具師の作による弁財天が本尊として安置してある。
灰やのくるわの人々は、毎年一月、五月、九月の三日にお祭りをしている。
                     浦安市教育委員会。​​

(註1)
「灰やくるわ」というのは、この辺りに貝灰を作る大きな工場があったことからそう呼ばれていたそうです。川島という名前はその工場の経営者だったのかもしれません。ちなみに、貝灰とは、昔浦安でよく採れたハマグリ、アサリ、バカ貝などの殻を高温の窯で焼き、ふるいにかけてつくった粉のことで、家屋の壁など建築用材料として、また農業用の肥料や、戦時中は軍馬のカルシウム補給用に使われていたそうです。山本周五郎り青べか物語にも「貝殻を焼いて石灰を作る工場」として度々登場します。今では、漁業権放棄に伴う貝類の漁獲減少のため工場は閉鎖されて存在してません。
(註2)
「大正六年(1917)の大津波」とは1917年(大正6年)の10月1日に東京湾岸で発生した、台風による高潮災害のことです(→→→ こちら )。地震による津波のことではありません。

(浦安散歩のコースです)



【つづく】


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浦安物語(その13) 猫実の弁財天​​​​​





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最終更新日  2022年03月15日 00時10分09秒
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