我輩はドラ猫である

いよいよ明日、初戦です。

今日はいつもどおり、塾へ行き、過去問でなく、塾で出された課題をやっていたさくらです。

私は体調もイマイチだし、寝ていようかと思いましたが、さくらも頑張っているんだし、と考え直し、２月受験校の最終説明会に参加してきました。ここは既に一度説明会に行っているし、文化祭にも親子で行き、模擬試験も一度はここで受けました。

でも、直前説明会に行けば出題傾向が新たに一つでもわかるかも・・・と淡い期待を抱いて出かけたのです。

ここは第３志望。

説明会で校長先生の話を聞くと、「ああ、ここならいいな。こういう方針で育ててくれたら嬉しいな」と思えるのです。

勉強、大学受験準備に力を入れる私学が多い中、ここは、福祉活動にも力を入れてくれているのです。それは、人の役に立つために勉強するのだという自覚を持たせるためだとか。中学生で頭が柔らかいうちに、実際に障害を持った方、お年寄りと接する機会をたくさん設けてくださるようです。

 リーダーになるためには人を思いやれなくてはいけない、勉強だけできればいいという教育をしてきたから、官僚はあんなふうになる・・・などとお話していました。

 さくらにリーダー資質があるかどうかは疑問ですが、勉強するのは出世のためじゃなくて、力を持ったら持たない人を助けてあげられるように、育ってほしいと私も願っています。ただ、難をいうと、ここ、宿泊学習が多いので、学費が若干他校よりかかりそう。でも、近いから交通費がかからないのは助かります。

でも、明日は別の学校。日曜日だからすごい人出になりそうです。到着するまで心配です。早起きしなくてはなりません。

さくらは、全然緊張しないそうです。「なんで緊張するのかわかんない」としらけています。

たしかにパニくられても困るのですが、なぜ緊張しないかって、甘く考えすぎているからだと思います。

前日なのに、ネットで遊び、あさのあつこさんの本を読みふけり・・・やることやっての余裕ならいいのです。でも、過去問だってギリギリの点数しか取れていないのに・・・普通、焦りますよね?さんざん怠けての結果だったら、やっぱり嫌だなと思います。

でも、そうは言っても、もう何もできないんですが・・・せめて電車の中で最終チェックでもと思いましたがさくらは「直前になんにも見ないほうがいいんだって」と開き直っています。

「気休めに何か見ててもいいんじゃない？」と言ったら「バッテリー４を持っていく」とか言っちゃって、嵐のドラマなんか録画してて、もう、怒ってしまいました。

「まだ幼いんだね、先を見通せないんだね」と言うと「え？そんなことないよ、さくらは大人だと思う」とシャーシャーとしたものです。

私が怒ったら寝る前になって「やっぱりドキドキしてきた～」とか言っちゃってましたが、あれは私を怒らせないためだと思います。

初戦・・・やる気のスイッチは入らないまま迎えます・・・