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森の声

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2024.03.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
誰が言い出したか分かりませんが「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。

これはまさにその通りで、昆虫が好きな子は昆虫に詳しくなります。自分で色々と調べたりもします。捕まえるのも上手です。

お料理が好きな子は、お母さんがお料理を作っているのをよく見ています。一緒にやりたがります。そして、真似しようとします。結果、お料理が上手になっていきます。

考えるのが好きな子は、自分で「問い」を見つけ色々と考えようとします。分からないことがあれば大人に聞いたり、自分で調べたりします。

遊ぶのが好きな子は、自分で色々と遊びを発見し、色々と工夫して楽しく遊ぼうとします。

ですから、子どもの才能や可能性を育てたいのなら、この〝好き〟を育ててあげる必要があるのです。学問の学びを支えている「学ぶ楽しさ」、「知る楽しさ」、「考える楽しさ」も同じです。

でも、それが難しいのです。なぜなら、子どもの〝好き〝や〝楽しい〟を育てるためには大人がその〝好き〟や〝楽しい〟を知っている必要があるからです。

歌が嫌いなお母さんが、我が子を「歌が好きな子」に育てるのは難しいですよね。勉強が嫌いなお母さんが、我が子を「勉強が好きな子」に育てるのは難しいですよね。それと同じです。

でも、〝好き〟や〝楽しい〟を育てるのは難しいですが、そういうことを嫌いにしたり、「面倒くさいと感じるような感性」を育てるのは簡単です。

学ばなくても、苦労して調べなくても、自分の頭で考えなくても、簡単に答えを教えてくれる便利な機械を与えれば、子どもは「学ぶ楽しさ」、「知る楽しさ」、「考える楽しさ」を知ることが出来なくなります。

〝好き〟を潰すのも簡単です。
子どもが楽しそうにやっていることを否定し、子どもが望まないことを押しつけていれば、子どもは〝好き〟を育てることが出来なくなり、〝好き〟はやがて〝嫌い〟に変わっていきます。

また、否定したり押しつけたりしなくても、そのものと出会う機会自体を奪ってしまえば〝好き〟が目覚めることもありません。

植物学者として才能を発揮した牧野富太郎ですが、彼がもし現代社会に生まれていて部屋の中でゲームでばかり遊ぶような生活ばかりしていたら植物の面白さに目覚めることはないでしょう。

どんなにピアノの才能を持っている子でも、ピアノと出会い、興味を持つ機会を与えられなければピアノの道に進むことはないでしょう。

そして、〝好き〟が目覚めなかった子どもは成長する喜びを知ることが出来なくなります。成長を望まなくなります。「競争に勝つこと」と「成長すること」の違いが分からなくなります。

鉄棒の逆上がりがしたい子が、頑張って逆上がりが出来るようになったら嬉しいです。自分の成長を感じます。
でも、鉄棒など興味がない子を追い立てて逆上がりが出来るようにしても、子どもは喜びません。余計に嫌いになるだけです。

子ども自身がやりたいことが成功したのでなければ成功体験を得ることは出来ないのです。
嫌々勉強させられて100点を取っても、子どもは少しも嬉しくないのです。当然、学ぶ楽しさに目覚めることもありません。





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Last updated  2024.03.30 07:12:32
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