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森の声

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2024.05.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間の「人間らしさ」の原点は、すべて「子どもらしさ」の中に存在しています。
それは、7才前の子どもが好む絵本やお話しを読んでみればすぐ分かります。

私は、戦いや、損得や、イジワルや、競争を肯定するような絵本やお話しを知りません。あったとしても子どもはそういう絵本を好まないでしょう。
子どもが好きな絵本やお話しには、夢や希望、楽しいこと、冒険やファンタジー、そして仲間とのつながり、様々な不思議と新しい発見がいっぱい描かれています。

実際、子ども達も本能的にそのようなお話しを求めています。 誰かをいじめたり、人や動物を殺し自然を破壊するようなお話しを喜んで聞くような子は滅多にいないのです。

また、狭い部屋の中のような人工的な環境の中で、人工物だけを相手に遊んでいる子ども達はすぐにケンカをしたりトラブルを起こしたりしますが、自然の中で、仲間や自然を相手に遊んでいる異年齢の子ども達はあまりケンカをしません。むしろ助け合ったりします。

なぜなら、子ども達は、大人が思っている以上に道徳的な感性を持っているからです。(これは実験で確認されています)だから、意地悪な子や大人を嫌うのです。
そしてこれは、生まれつきのようです。 「幸せ」を願うのが人間の本能なんです。

皆さんの周りにいる「素敵な大人」を思い浮かべてみて下さい。「あの人素敵だな」と感じる人です。偉人や聖人でもいいです。

そういう「素敵だな」と感じる大人達は、みんな「大人らしさ」だけでなく「子どもらしさ」も持っているのではないでしょうか。

素敵な大人は、論理や、合理性や、損得や、利害だけで物事を考えずに、夢や希望を持ち、仲間を大切にし、「自分にとって大切なこと」を守ろうとする心を持っていますよね。
そしてそれは子ども達が本能的に求めているものと同じなんです。
だからこそ、子どもはそういう生き方をしている人の伝記を読んで大人にあこがれを感じるのです。

違うのは、幼い子どもは「自分」という視点だけで考えたり感じたりするのに対して、素敵な大人は「みんな」(社会)という視点を持っていることです。そこにあるのは「視点の違い」だけであって、中味は同じです。


それが「大人になる」ということでもあります。


そんな時、子どもらしさを否定されて育った人は、大人を演じるようになるだけで大人を生きることが出来なくなってしまうのです。そのような人は、大人を演じてはいますが「自分たち」ではなく「自分」だけを大切にしています。





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Last updated  2024.05.08 09:02:31
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