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森の声@ Re[1]:「思春期以降の育ちを支えるもの」(普遍的な世界と出会う)(10/17) フィービーさんへ >孤独🟰幸せではない…

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森の声

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2024.05.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最初にちょっとお断りです。
以前お知らせした6月1日の「からだのワーク」は、申込者が少ないため中止にさせて頂きます。私の「からだのワーク」は体操やヨガのような個々にやるものではありません。
二人とか三人で組んだり、輪になったりして、感じるからだ、考えるからだ、統合されたからだ、感覚や心とつながったからだを体験し、からだの面白さに気付いてもらうことを目的にしています。そのため、参加者が少ないとワークが成り立たないのです。
********************

最近、「子ども」のことを考えない大人が増えて来ました。そのため、子ども達はどこに行っても「大人しく」つまり「大人のように振る舞うこと」を求められています。

大きな声で笑い、思いっきりからだを動かし、仲間と遊び回る権利も、木に登ったり泥だらけになって遊ぶ権利も奪われています。
周囲に人がいるような場所では「堂々と泣く権利」すら奪われています。赤ちゃんの場合は、周囲に人がいるような場で泣くと、子どもを泣かせたままにしている「お母さん」が非難されてしまいます。

そして、子どもの「成長する権利」、「幸せになる権利」、「遊ぶ権利」は否定しているのに、一方的に大人の権利ばかりを子どもに押しつけています。

憲法に書かれている「教育を受ける権利」の主体は「子ども」のはずなのに、実際にはなぜか親や国が主体になって「権利」ではなく「義務」として子どもに教育を押しつけています。

でも子ども達はそれに異論を唱えるだけの言語能力を持っていないし、大人に対して意見を述べる権利も持っていません。政治家は「選挙権を持っている大人」の声には耳を傾けても、「選挙権を持っていない子ども」の声には耳を傾けません。聞き取りすらしません。

「子どもの状態」がそのまま「日本の未来の状態」になってしまうのにです。

最近、ネットのニュースなどを見ていてよく目にするのが「子持ち様」という言葉です。
ご存じない方は 「このニュース」 をご覧になって下さい。
「こちら」 にもあります。というか「子持ち様」で検索するといっぱい出てきます。

その背景には少子化があるようです。大人になっても結婚しない人が増えて来ています。結婚しても子どもを産まない(産めない)人も増えて来ています。子どもを産んでも、子どもや子育てに束縛されることを望まない人も増えて来ています。

「子育て世帯」の割合 初めて20%を下回る 厚労省調査 | NHK
「子育て世帯」が全世帯に占める割合は18.3%で、初めて全体の20%を下回りました。 一方、65歳以上の高齢者のみか、65歳以上と18歳未満の未婚の子どもだけで暮らしている「高齢者世帯」は、全世帯に占める割合が31.2%と、初めて30%を超え、少子高齢化が一層進んでいることが明らかになりました。

子育てをしている人たちを非難する「子持ち様」という言葉が広がった背景には、こういう現実もあるようです。

政治家も企業もマスコミも役所も、少数派の意見には耳を傾けません。その少数派が日本の未来に対して大きな影響を持っていても、政治家も企業もマスコミも役所も、「今現在大きな声を発する人たちの」方にしか目を向けません。未来のことなんか考えないようです。

そのような声に対して、
「子持ち様」を非難している人たちもやがて年を取ります。その時、その人たちが受け取る年金を納めているのは、今「子持ち様」と非難されている人の子どもたちだから、「子持ち様」を一方的に非難するのはおかしい。

と言う人もいますが、これもまた大人の論理です。

「子持ち様」を非難すれば、当然、その結果は、「子持ち様が育てている子ども達」に及びます。その結果、最初に書いたように、子どもの様々な権利が否定されます。

その結果、子ども達は自分の心とからだの健全な成長に必要な環境や体験を得ることが困難になってしまっています。そして、大人の都合や価値観に束縛されて生きています。

でもそのような状態で育った子ども達が大人になった時には、現代人よりも更に子どもを望まなくなるでしょう。子どもが嫌いな大人が増えるでしょう。
子どもの未来に、子どもとの生活に希望を持てなくなるでしょう。

今がもう2,30年前の子どもや子育ての結果なんですけど、さらにこの状態が加速するということです。
日本には「100年後を見据えた政治をする政治家」はもう出て来ないのでしょうね。







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Last updated  2024.05.09 07:58:26
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