しっぽ日記

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小夏556

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2009.03.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
で、仮面ライダー漫画家(造語)の島本和彦さんとダンナが初邂逅したわけですが・・・・


先輩格の島本和彦先生と私は昔、女子プロレスにはまった頃に島本スタッフの方たちも交えての観戦仲間でした。

当時のスタッフ君達の何人かは、今もほとんど家族のように付き合っていたり、村枝プロのスタッフになっていたり、HXLで組んでいたりしています。(^^)
けれど、先生とは北海道へ行かれてしまってからは全く音信普通。

島本さんの話では、ダンナが仮面ライダーを始めてから、「すごいなー」と思って感心して読んでいたのだが、掲示板などで感想を読むと、

「村枝はすごい。島本はダメ。」

と、必ず書いてあって、それを読むたびに、ムカムカしていたんだそうである。
じゃあこちらは「ふふんどうだ島本」と思っていたかと言うと、全くそんなことはなく、今まで、仮面ライダーといえば、島本和彦、石森曼画の後継者と言えば島本和彦。
そういって、そういう位置で、周りで持ち上げていたというのに、若手が出た途端に手のひら返し。

明日は我が身
世間て怖い

という気持ちでした。
掲示板はまだそういう言いたい放題の場所なのでしょうがないかもしれないが、何かのイベントで島本さん本人に

「村枝さんのライダーに座を奪われてどうですか?」

と、聞く輩が居ると知って、とても悲しく、腹立たしく思いました。怒ってる

ほとんどは好意的なまともなファンの方達だと思うのだけど、中に、ライダーを描いていた先駆者に対して本当に失礼で無責任な心無い言葉をかける方たちが混じっていることが、大変残念でした。しょんぼり

そういうわけで、本当に島本先生は嫌だろうな、申し訳ない、と思っていたのです。

島本先生は初対面でいきなりダンナに

「こいつぅ!俺よりライダーうまく描きやがってぇ!!」

と、笑いながらどつき、明るく接してくださって有難く思いました。

ダンナも笑いながら島本ライダーの載った本を大事にしている話をしたり、二人で仮面ライダーのマニアックな話をひとしきりした後、1号と2号のポーズで写真を撮っていました。

ダンナはその件について何も触れてこなかったけれど、その後機嫌よく

「島本さんに会えて良かった~」

と言っていたので、やはり何かしらモヤモヤしていたのだと思います。

ああ、よかった。スマイル




この後、打ち合わせのあるダンナと一時別れ、前から取材してみたいと思っていた文壇バー「クラブ数寄屋橋」へ流れ、名物ママにお会いできて感激。

その他、大先輩の方たちのお話を沢山聞けたり、本当に内容濃い日で、きっと参加して

「漫画家になってよかった!」

と思った人たちも沢山居たんじゃないかと思います。
夫婦で「行ってよかったね」と話しました。

全体の感想としては、

パーティーは漫画家&編集者限定で、色紙を持った素性不明の人達が現れてサインを頼まれ、知人と交友を深めたいのに話を中断してサインをしたり、一人すると次を断れずキリがなくなったり(しかも後にそれをまんだらけで売られて悲しい思いをしたり号泣)しないで済んで、同業者、編集さんとガッツリお話できて本当に快適でした。

名札があって誰が誰だかわかったのもとても良かったです。


ですが、ステージに上がる漫画家さん達が、ちょっと大御所に偏りすぎている気がしました。
漫画の地位が低かった頃からの、多くの諸先輩達がおられてこそ、今、私達は大きく成長した漫画文化を享受していられることに感謝しています。


1冊1冊に全力を尽くして支えてきた漫画家さん達がいて、結果50年という長い歴史があって。
今バトンを持っている方達、今と将来のサンデー&マガジンを支えていく若い漫画家さん達、特に、100周年に出席できそうな若手の方達にも、是非もっとスポットを当てて欲しかったなあと思いました。

「大同窓会」というタイトルだし、私も帰宅してから思い当たったので意外な盲点だったのかもしれませんが。



ではまた日常を頑張ります



(敬称が先生になったり、さんになったりしていますが、他意はありません)





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Last updated  2009.03.28 08:24:19


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