近頃コラーゲン不足が気になるすずっく、、エンリコラヴァの若さの秘訣を直接みるべく、いつもの「Casa del Jazz」にてくてく、、独りで向かう。。 拍手とともに、現れたラヴァは肩まである白髪におひげが印象的だけど、ジーンズ姿のラフな出で立ち。 リズム陣たちは全員お肌ピカピカの20代。え~、ピアノなんて、ホント、先日まで十代でっせ。勘弁してくださいまっし。 ゲストのMauro Negriは、実は隠れファン。かれは、ベボフェラやキャストリと つうじてますから。サイン貰って帰えろっと。因み彼は1966年マントヴァ生まれ。おぉ、ポルタと同じ出身だぁ。小さな声で、、ラヴァは1943年生まれよ。 叙情的なラヴァのオリジナルHitchcock At The Beachから始まる。マイルスへの憧憬をストレートに響かせるラヴァは、力の抜けたシンプルな演奏からはじまり。軽いラテン風のリズムにのせて感情を込めあげて吹き上げ、ネグリのクラリネットにバトンタッチ。クールに静かに始まったピアノソロも、端正さはそのまま結構熱くなり、ベースソロもしっかり入って、まずは、顔見せに成功。 ブギウギのビートを意識したアップテンポのラヴァオリジナルAlgir Dalbughi。シリアスなラヴァのソロで、ぴりっとしまるぜぇ。パラパラパラパラ♪と一緒にうたいまっせ。ラヴァの雄叫びがちょっとあがって、押されるようにネグロのアグレッシブなクラリネットが呼応する。ラヴァの鋭い視線がネグロを捉える。硬質だけど、音数の増えたピアノに続いて、ドラムがここぞと、ちょっと暴れる。ECMのラヴァのリーダー作Easy Livingで、Stefano Bollaniの貫禄のあるピアノを聴いてると、ちょっと、まぁ、感じることはあるものの、目の前のラヴァの貫禄に満足、満足。 わぁ、、出たぁ、More。そう、ヤコペッティの世界残酷物語の主題歌。美しいメロディをトランペットで紡ぐラヴァの影のように寄り添うネグリのクラリネット。。静かなタッチで優しいピアノソロも素敵☆ 2005年モントリオールのJAZZフェスでのパット・メセニーのステージでも、この曲をリリカルに吹いておりましたです。はい。好きなのですねぇ。。ぴったりかも。 Happiness Is To Win A Big Prize、陽気なラテン人ラヴァらしい曲。Jazzpar2002でも、はじけて楽しかったけど、ここでも、ピアノが頑張って躍動感ある楽しい曲になりました。クラリネットの素朴な音色が良い味でてる。 ダークな曲調のCerti angoli segreti。ボラーニデュオのアルバムでも、不思議な魅力を放ってましたが、今日も煙に巻いてます。灰色の魅力満載。ネグリのテナーサックスも陰りのある魅力満載。 おぉ、Rava PLAY Ravaで、2ヴァージョン吹き込んでた日本叙情歌みたいなメロディの曲。夕焼け、たんぼ、赤とんぼ、みたいな哀愁たっぷり。クラリネット、合いますねぇ。。どこか、遠くにいきたくなってしまいましたぁ。。 再び、テンポもあがって、ちょっと、ホンキートンクな雰囲気な曲で、がちゃがちゃと混沌としたフリーな演奏もはいって、騒ぎまっす。 最後は、F.Expressの美しいバラード。もう、、それはゆったりとしたラヴァの演奏からはいって、ネグリのクラリネットも冴える。 リズム陣もバックアップして、大円団。
気づけば1時間以上! 楽しいひとときだった。。また、ビール、、飲み忘れた。 ラヴァ、ホント、元気です。 きっぱり、言いましょう。 New Generationとありましたが、、 一番、若さを発揮してたのは、、ラヴァ、あなたです。 やっぱ、妖怪。。。
1. Hitchcock At The Beach 2. Algir Dalbughi 3. More 4. Happiness Is To Win A Big Prize 5. Certi angoli segreti 6. Suzie Wong 7. Cumpari 8. F.Express
Enrico Rava - trumpet Mauro Negri - tenor sax, clarinet Giovanni Guidi - piano Francesco Ponticelli - bass Emanuele Maniscalco - drums