My Secret Room

My Secret Room

PR

カレンダー

バックナンバー

2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年05月17日
XML
テーマ: Jazz(1970)
カテゴリ: JAZZ(Grazie Italia )
Jazzitaliano Live2006/01 Enrico Rava New Generation
special guest Mauro Negri
永遠の若さ、憧れます?
吸血鬼は処女の生き血を吸って永遠の若さを保ったようですが。。
そう、人として生まれたら、寿命があるのが当然!
異界の魔物じゃあるまいし、永遠に生きているのは無理な事です。(きっぱり)
アンチエイジなんて、言葉が大流行ですが、、まぁ、、小さな抵抗で終わることが多いわけでございます。(経験済)

しかーーし、世の中にはいつまでたっても、若さ溢れる「輩」はいるものです。
まぁ、見た目は年老いて行っても、感性や行動、発言、、何時までも若いヤツ。
ね?周りに一人くらい、、居ない?
こういう人のキーポイントは、やはり、、「若さ」。
そう、若い人と常に接点をもって「遊んでいる」のです。
イタリアジャズ界のドンが、名付けて妖怪、、エンリコラヴァ。m(__)m

若いアーティストの溢れる力を自分に取り込んで、音楽に対して常に新鮮な感覚とモチヴェーションを維持してるし、若い世代にも「チャンス」「ステップ」という宝をフィードバックして、互いの相乗作用もばっちりな仕組みです。
いろんな意味で、人を食ってます。はい。
世界のジャズの要人と共演を重ね自らを高めると同時に、ボラーニのように若くて才能あるアーティストとがっつり、じゃれ合って、音楽の根っこの部分に新鮮な栄養を供給することも忘れない。。
それが、エンリコラヴァの永遠の若さの秘密です。(結構、きっぱり)

近頃コラーゲン不足が気になるすずっく、、エンリコラヴァの若さの秘訣を直接みるべく、いつもの「Casa del Jazz」にてくてく、、独りで向かう。。
拍手とともに、現れたラヴァは肩まである白髪におひげが印象的だけど、ジーンズ姿のラフな出で立ち。
リズム陣たちは全員お肌ピカピカの20代。え~、ピアノなんて、ホント、先日まで十代でっせ。勘弁してくださいまっし。
ゲストの Mauro Negri は、実は隠れファン。かれは、ベボフェラやキャストリと
つうじてますから。サイン貰って帰えろっと。因み彼は1966年マントヴァ生まれ。おぉ、ポルタと同じ出身だぁ。小さな声で、、ラヴァは1943年生まれよ。
叙情的なラヴァのオリジナルHitchcock At The Beachから始まる。マイルスへの憧憬をストレートに響かせるラヴァは、力の抜けたシンプルな演奏からはじまり。軽いラテン風のリズムにのせて感情を込めあげて吹き上げ、ネグリのクラリネットにバトンタッチ。クールに静かに始まったピアノソロも、端正さはそのまま結構熱くなり、ベースソロもしっかり入って、まずは、顔見せに成功。
ブギウギのビートを意識したアップテンポのラヴァオリジナルAlgir Dalbughi。シリアスなラヴァのソロで、ぴりっとしまるぜぇ。パラパラパラパラ♪と一緒にうたいまっせ。ラヴァの雄叫びがちょっとあがって、押されるようにネグロのアグレッシブなクラリネットが呼応する。ラヴァの鋭い視線がネグロを捉える。硬質だけど、音数の増えたピアノに続いて、ドラムがここぞと、ちょっと暴れる。ECMのラヴァのリーダー作Easy Livingで、Stefano Bollaniの貫禄のあるピアノを聴いてると、ちょっと、まぁ、感じることはあるものの、目の前のラヴァの貫禄に満足、満足。
わぁ、、出たぁ、More。そう、ヤコペッティの世界残酷物語の主題歌。美しいメロディをトランペットで紡ぐラヴァの影のように寄り添うネグリのクラリネット。。静かなタッチで優しいピアノソロも素敵☆
2005年モントリオールのJAZZフェスでのパット・メセニーのステージでも、この曲をリリカルに吹いておりましたです。はい。好きなのですねぇ。。ぴったりかも。
Happiness Is To Win A Big Prize、陽気なラテン人ラヴァらしい曲。Jazzpar2002でも、はじけて楽しかったけど、ここでも、ピアノが頑張って躍動感ある楽しい曲になりました。クラリネットの素朴な音色が良い味でてる。
ダークな曲調のCerti angoli segreti。ボラーニデュオのアルバムでも、不思議な魅力を放ってましたが、今日も煙に巻いてます。灰色の魅力満載。ネグリのテナーサックスも陰りのある魅力満載。
おぉ、Rava PLAY Ravaで、2ヴァージョン吹き込んでた日本叙情歌みたいなメロディの曲。夕焼け、たんぼ、赤とんぼ、みたいな哀愁たっぷり。クラリネット、合いますねぇ。。どこか、遠くにいきたくなってしまいましたぁ。。
再び、テンポもあがって、ちょっと、ホンキートンクな雰囲気な曲で、がちゃがちゃと混沌としたフリーな演奏もはいって、騒ぎまっす。
最後は、F.Expressの美しいバラード。もう、、それはゆったりとしたラヴァの演奏からはいって、ネグリのクラリネットも冴える。
リズム陣もバックアップして、大円団。

気づけば1時間以上!
楽しいひとときだった。。また、ビール、、飲み忘れた。
ラヴァ、ホント、元気です。
きっぱり、言いましょう。
New Generationとありましたが、、
一番、若さを発揮してたのは、、ラヴァ、あなたです。
やっぱ、妖怪。。。

1. Hitchcock At The Beach
2. Algir Dalbughi
3. More
4. Happiness Is To Win A Big Prize
5. Certi angoli segreti
6. Suzie Wong
7. Cumpari
8. F.Express

Enrico Rava - trumpet
Mauro Negri - tenor sax, clarinet
Giovanni Guidi - piano
Francesco Ponticelli - bass
Emanuele Maniscalco - drums

Palaexpo (JIL0601) 2006

今、ラヴァは来日してます。
ボラーニとのデュオは、ホント、笑えるほど楽しくて面白かったそうです。
ツーカーなんてもんじゃないですよね、この二人。
そして、昨日と今日は、新譜「ザ・ワーズ・アンド・ザ・デイズ」のメンバーでお江戸をわかせているようです。
凄そうね。
イタリア祭りは、明日からボラーニトリオとなって、土曜日まで。

このピアノとベースそして、ドラムでヴィーナスからアルバムでてるようです。
うむ~、ラヴァといえば、、ボラーニ。
正直、そう、、考えたとき、、ちょっと、個性が薄いきがします。
でも、また、違う良い面があるかもしれませんね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年05月17日 17時59分02秒
[JAZZ(Grazie Italia )] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: