オープナーはドイツからComputer Liebe。初期の頃の電子音楽(って、言いましたよねぇ!)らしいのだがビートを効かせたスベンソンのベースが何ともかっこいのだが、ラングレンのファンキーなのりが思わずゾクッ。 2曲目は、フランスからはルグランの風の囁き。お馴染みのテーマ部分はたんたんとしたアレンジで、それに続くラングレンは情感タップリで美しくその対比が大変面白い。 レノン&マッカートニーはイギリス、って、ことネ。一陣の風のようにグルーヴィに駆け抜けるHere, There And Everywhere。
静かに静かにハンガリーの民謡A Csitari Hegyek Alat。これ、素敵☆ まずは、ラングレンがソロでメランコリックなメロディを口笛を吹くように弾き始める。。 孤独と強い決心のようなものが漂う。。 ベースとドラムが加わり、、最後まで陰鬱に叙情的に内省的に1音1音かみしめるように歌い続けるピアノ。。白眉♪ 今度はスイスの民謡Stets I Truure。一転目の前が開け明るく軽やかで色彩豊かな感じ。バース交換もあって明るくスィング♪
ドラムの繊細なスティックさばき?とスベンソンの非常にエキゾチックでフラメンコの踊りを見るようなバネの効いた高速ソロやメンバーの息の合ったキメキメでスペインの街中に居るような気分になる哀愁のメロディYo Vivo Enamorao。 そして、ちょっとダークな入りで何が始まるかと思いきや、、フェンダーローズで軽やかにお洒落に男と女♪(笑) Reginellaも好き☆いかにもイタリアンソングって感じの親しみやすいメロディを素直に歌うラングレン、、相づちをうつように入るベースソロ。。 続く9曲目は、同じイタリアで今度は映画音楽でIl Postinoをフェンダーローズで。。 穏やかなメロディ、、優しく響くフェンダーの音色がとてもお似合いです。心軽やかになりますね。これも好き☆
1. Computer Liebe 2. Les Moulins De Mon Coeur 3. Here, There And Everywhere 4. A Csitari Hegyek Alatt 5. Stets I Truure 6. Yo Vivo Enamorao 7. Un Homme Et Une Femme 8. Reginella 9. Il Postino 10. September Song 11. Rosemary's Baby 12. Wien, Du Stadt Meiner Traume 13. Pavane - Thoughts Of A Septuagenarian
Jan Lundgren - grand piano, fender rhodes Mattias Svensson - bass Zoltan Csorsz Jr. - drums, percussion
最後のEsbjorn Svenssonの曲のソロ。。しんみりと静かな面持ちで本当に本当居よかったなぁ。。 ウルフワケニウスの「Love Is Real 」の時にも感じたのですが、シンプルでハートに真っ直ぐ届く曲が多いな。。 常に変化と変貌を求めた力強い演奏スタイルの後ろにある変わらぬ純真な心。。