半北京半日本+αの養生日記

半北京半日本+αの養生日記

2018年02月08日
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カテゴリ: 北京の生活
春節まであと一週間。
年末年始の行事が一段落し、あとは春節に向けて、旅行の計画を立てるのみ…。
毎日の稽古に励む合間を縫って、昨年10月からご無沙汰になっている篆書の練習を開始しました。

最近、北京でご活躍されている日本人の書の先生と知り合いになり、早速ご自宅に伺わせていただきました。3歳になる前から筆をとり、今に至る…というまさに「書=人生」そのものという素敵な女性です。
しかも、ご自宅の教室には猫ちゃんが三匹も!!
猫に癒されながらの練習は至福の時間です。
書の先生といっても、日本人と中国人の考え方や視点が全く異なっているのがまた面白いですし、大変勉強になります。
字を書くという一見当たり前のような行為ですが、現代人にとって大変重要な意味を持つようになると感じます。唯一漢字文化圏である中国と日本ですが、字を書く習慣が減少している中、「漢字」を覚えたり、書いたりすることで活性化する脳の働きや「漢字」が与える目に見えない情報を読み取る能力、繊細な感覚やインスピレーションなどなど。特殊な文化が少しずつ失われて行っているような気がします。
特に私の中では、武術、気功、茶などに通ずるものとして「書」は大変重要な意味を持ちます。
字を運ぶ過程はまるで太極拳の雲手(ユンショウ)や穿梭(チョアンスオ)の動きのようで大変気持ちが良いのです。

さて、春節の恒例行事である「春晩」(中国中央電視台春節聯歓晩会)に引き続き、各家庭で欠かせないのが春聯(しゅんれん)。これも春節の風習の一つです。
「福来る」「吉祥」「円満」などのお正月を平和に過ごすための縁起の良い詩や対句を家の門や入口に飾ります。
鬼門に貼ることで、「鬼は外福は内」効果があるということなのでしょう。
魔除けの赤に金や黒の文字。ちなみに、金は財、黒は入ってきたものを逃がさないという意味もあるので、赤で邪悪なものを祓い、金や福を招きいれるという正月に相応しい色合いです。

私も書初めの意味も込めて、早速春聯の練習を始めました。じっくり時間をかけて書く篆書は、まさに太極拳に通ずるものがあり。心身が浄化されているかのよう。


書を書くことを忘れて、ついつい猫ちゃんと遊んでしまう。





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Last updated  2018年02月08日 13時57分40秒
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