スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2011.07.03
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読むことのできなかった
1950年代の藤子マンガが
大全集で甦りました!!
第2期の目玉です。


■ 『初期少女・幼年作品』

【送料無料】 初期少女・幼年作品 藤子・F・不二雄第全集

F先生が少女マンガを
描いていたのは
あまり知られていないと思います。

当時(50年代)は、漫画家に
まだ女性が少なかったため
男性漫画家が、少女マンガを描くことが
普通に行われてました。

まずは、1番最初に収録されている
「ゆりかちゃん」を紹介したいと思います。

名義は「藤子不二雄」先生ですが
合作ではなく、F先生の作品となってます。


< メモ >

ゆりかちゃん 雑誌「少女」 1954~1955年連載
光公子(ひかるこうし) 雑誌「少女」 1956年連載


■ 『ゆりかちゃん』 ~帰らないで!~ の巻 >
少女漫画 ゆりかちゃん 帰らないで!



■ ゆりかちゃんは親戚のおばさんちへ行きます
少女漫画 ゆりかちゃん 子どもたち ご本

けれど、おばさんは留守で、子どもたちだけがいました。
子どもたちに遊んでほしいと、せがまれたゆりかちゃん。


■ 飛行機遊びを見てあげることに
少女漫画 ゆりかちゃん 飛行機遊び

頭に飛行機が当たったり、本を読んでと頼まれたり
子どもたちに振り回されるゆりかちゃん。


■ やっと おばさんが帰ってきた
少女漫画 おばさん 靴

でも、ホッとできたのも束の間。
靴が隠されてしまってました。
ゆりかちゃん大変でしたね。チャンチャン(終り)
本のことを「ご本」というのは時代を感じますね。


■ 『ゆりかちゃん』 ~時は金なり~ の巻
少女漫画 ゆりかちゃん 時は金なり 布団 お兄さん 無駄を省く

布団を、毎日出し入れするより
押入れで寝た方が楽だという、ゆりかちゃんのお兄さん。


■ ゆりかちゃんのお兄さんの年賀状
少女漫画 ゆりかちゃん 年賀状 謹賀新年 暑中お見舞い メリークリスマス 目標

今回は、ゆりかちゃんではなく
ちょっと個性的なお兄さんが主人公になってます。


■ スコシフシギな時代劇マンガ 『光公子』
藤子不二雄 光公子 るり姫 扉絵

  それはそれはシシにおそわれたヒツジのようなものだった。
  赤桐勢数十万騎のまえに、弓月城は、あっけなく
  せめほろばされようとしていた。 (扉絵のナレーションより)


■ 弓月城は圧倒的に不利にあった・・・
藤子不二雄 光公子 るり姫 勝四郎 宝物蔵 戦

心配でたまらない、るり姫。
勝四郎も前向きではあるが、表情は冴えない。


■ 敵が侵入してきた!!
藤子不二雄 光公子 るり姫 宝 大事な品 万一の時

るり姫に宝が渡される。襲われることがあれば
これを持って逃げるようにいわれた。


■ るり姫 危うし!!
藤子不二雄 光公子 天守閣 城の運命 犬丸 るり姫

犬丸という男は、さっき勝四郎と話していた男だった。
犬丸は、裏切り者であった。


■ るり姫を追いかける勝四郎
藤子不二雄 光公子 足跡 勝四郎 人質 るり姫

るり姫のもとへたどり着くが、人質にされた姿を見て
何もできない勝四郎・・・


■ 勝四郎と るり姫は 谷底へ落ちてしまう
藤子不二雄 光公子 谷底 静かな夜

勝四郎は抵抗できず、犬丸に迫られ谷底へ・・・
後を追いかけるように、るり姫も谷底へ自ら落ちてしまう。


■ 二人は なんとか無事だった
藤子不二雄 光公子 るり姫 気がつく 無事

枝などがクッションとなり
二人は一命を取り留めたのだった。


■ しかし 谷底から登り上がれず困り果てる
藤子不二雄 光公子 ろうそく 大事な家宝 宝 不思議な魔力

家宝のろうそくを使ってみることに。
いい伝えでは魔力があるという・・・


■ なんと! ろうそくから・・・
藤子不二雄 光公子 人影 精霊 ろうそく

不思議な人物が現れた!!
彼は、精霊らしき存在だった。


■ 頼まれ事は 何でもしてくれるという
藤子不二雄 光公子 抜け出す 地面 はしごの木

光と名乗る精霊は、土から
不思議なはしごを出してくれた。


■ 二人は谷底から脱出に成功
藤子不二雄 光公子 るり姫 勝四郎 消える

役目を終えた光公子は、煙のように消えてしまった。
ろうそくに火を灯せば、また現れるという。


■ しかし ろうそくは犬丸の手に渡ってしまう
藤子不二雄 光公子 弓月城 家宝 ろうそく 犬丸

アクシデントがあり、家宝のろうそくが
犬丸に見つかってしまった・・・


■ ろうそくに火をつけると・・・
藤子不二雄 光公子 ろうそく

光公子が現れた!!


■ 敵は暗殺を命じた
藤子不二雄 光公子 るり姫 弓月星之進

何でもいうことを聞く光公子であったが
正義の心を持っており、悪いことはしようとしなかった。


■ その頃 るり姫は捕らわれていた
藤子不二雄 光公子 るり姫 捕まる 娘


■ るり姫は 一人の少女と出会う
藤子不二雄 光公子 るり姫 ひな子 友だち 部屋

敵の将軍には、ひな子という娘がおり
るり姫は、娘の友だちにいいと考えていた。


■ ひな子は小鳥たちと心を通わせていた
藤子不二雄 光公子 ひな子 小鳥 口笛 意地悪

父親はワルだが、娘のひな子は優しい少女だった。
しかし、るり姫は泣いてばかりいた・・・


■ ひな子は友だちが欲しかった
藤子不二雄 光公子 ひな子 いい人 仲良く 友だち

ひな子は、るり姫のことを人質とは思っておらず
仲のいい友達でありたいと願っていた。

ひな子の思いが通じ、2人は友情を誓う。友情は、るり姫を
助けることになるが、悲劇にもつながろうとしていた。


■ 光公子の宿敵・ミミズク法師が現れた
藤子不二雄 光公子 ミミズく法師 対決

正義の光公子に対する、悪のミミズク法師も
強力な魔法を使う手強い相手だった。


■ 光公子 VS ミミズク法師 激しい戦いが続く
藤子不二雄 光公子 ミミズく法師 ひな子 るり姫

ミミズク法師は、るり姫の居場所を突き止め
彼女の命を奪おうとしていた。
不幸にも、るり姫はミミズク法師の攻撃を受け
命を落としてしまう。

致命的な攻撃を受けた光公子だったが
相打ちとなり、ミミズク法師も力尽きたのだった。
そして、るり姫は起き上がることはなかった・・・

しかし、亡くなっていたのは、ひな子であった。
彼女は、自分が身代わりになろうと、るり姫の着物を
代わりに羽織い、るり姫の犠牲になっていたのだった・・・

ひな子の父は、るり姫を連れて山を下ろうとしていた。
力尽きた光公子だったがミミズク法師を倒した満足の笑みを浮かべていた。
(終り)


作品内では、一度も「精霊」という言葉は使われていませんが
分かりやすく伝えるために、日記では
「精霊」という言葉を使うことにしました。

光公子は、この他に、もう1話読み切りが載っています。
他の作品もそうですが、特に「光公子」は
もっともっと読みたかったと思ってしまう大傑作です。

『初期少女・幼年作品』は、まだまだ
紹介が足りませんので、これからも取り上げていきます





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Last updated  2011.07.04 00:16:48
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