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国際カエル年というものを皆さんご存知でしょうか。先日、カエルの話をしたときにneneさんから教えていただきました。「国際カエル年のニュース」がAllAboutというサイトで見つかりました。そして最近読んだ新聞では「生物多様性条約第10回締約国会議」なるものが2010年に名古屋で開かれるということを知りました。なぜこのような活動が行われるのでしょう。人々は、生き物が好きだからでしょうか。違いますよね。人は、動物、昆虫、植物、さらには微生物までを含めた自然に支えられて生きています。いうまでもなく、人間は自然なくしては生きられないのです。それでは自然をテーマにした物語を読んでみましょう。藤子・F・不二雄先生のSF短編『みどりの守り神』を紹介いたします。< ストーリー >みどりという少女が乗り合わせた飛行機が不意の墜落に襲われる。みどりが気が付いた時には、坂口という男がいるだけで生き残ったのは2人だけだった。みどりの家族も他の乗客も皆助からなかった。山を下り、歩けど歩けど誰にも出くわさない。2人は毎日ずっとずっと歩き続ける。やっと街に出くわしたと思ったら、東京と思われる場所がジャングルになっていた・・・そして、不思議なことに人が一人もいない。まるで無人の街のようであった。いったい何が起こっているのであろうか・・・図書館と思われる大きな建物にたどり着くと恐るべき真実が明らかになる。二人が読んだ新聞には世紀末が伝えられていた。■ 本日の1コマ ■人間は意思を持っています。そして自然を大切にしようと考えています。それでは、もし自然(緑や植物)が意思を持っていたら人間を大切にしようと考えるでしょうか。おそらく、動物は大切にしたいという意思はあっても森林伐採や環境破壊を繰り返す人間はむしろ敵意を持っているかもしれません。宇宙の中で人間が生まれたのは奇跡ですがそれを支えている自然の神秘には到底及ばないのです。自然、緑、植物、それらが人間を支えているのです。私たちの命は自然に守られているのです。「藤子・F・不二雄大全集公式サイト」(私のブックマークからも行けます)こちらを見てみますと、フラッシュ動画が始まります。「東京がジャングルになっているんだ!!」というセリフが現れます。これは「みどりの守り神」の1シーンです。そして、私が背景画像に使用している藤子F先生のキャラクターたちもサイト内に登場します。とても楽しいサイトに出来上がってます。ぜひぜひ、一度ご覧になってみてください
2009.10.20
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一度やってみたかった藤子ファン(私)による企画『A先生とF先生の短編対決』を発表します。A&F、両先生の短編を読み比べて共通のテーマを探ろうという試みです。本日は藤子A先生の短編『万年青』を紹介します。タイトルには、わざと「まんねんあお」と振り仮名がありますがおそらく作品名を注目してもらうための技法でしょう。 < ストーリー > 高校生の少年・清一は 観賞用植物の万年青が大好きで 深い愛情を注ぐという 若者には似合わない趣味があった。 そして、 近所に万年青を育てている おじさんと知り合いになる。 おじさんの温室には ずらりと万年青が並べられていた。 どれも同じように見えるが その中から、清一は 迷うことなく、芸術品と されている万年青を 見事にいい当てる。 清一の夢は 朝日のように八方に広がる 一直線に伸びる万年青を育てることだった。 そして「青春光」と 名づけることを夢見ていた。 そして、ある日 夢にまで見た青春光が・・・!?■ 本日の1コマ ■少年の夢は「青春光」という万年青を育て上げることだった 清一の顔は、どこか同情して しまうような弱々しさがあり 話す時も、どもりがあり A先生の個性描写が光ります。 勉強が大事だから 「万年青なんか捨てろ」と いう厳しく冷たい父親と それに反対して 温かく見守る母親の存在など 実に見事な人物描写です。そして、後半大きくストーリーが動き出します。思わぬ展開の後、清一は青春光を目の前にして本心とは裏腹に、あきらめてしまいます。高校3年だから「受験勉強に専念します」と語りうつむきながら、おじさんの元を去ってゆきます・・・The End私は受験勉強が全てとは思いません。ですが、受験をほったらかしで、好きな趣味だけに没頭していればいい、というのも正しいとは思えません。おそらく清一も、心のどこかで「勉強しなくてはいけない」と、思っていたことでしょう。ラストには、なんともやりきれない切なさに包まれます。本作品の根底に流れているものは思春期に揺れ動く少年の心かもしれません。 左は中学のときに読んだ「夢魔子」 右は最高傑作と名高い表題作「ひっとらぁ伯父さん」を含む短篇集写真の2冊の両方に、「万年青」が収録されてます。やはり、はずせない名作なのかもしれません。店頭では、中公文庫の藤子不二雄Aブラックユーモア短篇集(2)に「万年青」が収録されてます
2009.11.09
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生まれ変わりというのは科学的に説明できるものではなく理論もなく、証明もできないので反対されれば、それまでかもしれません。個人的には、賛成も反対もしないのですがチベットの最高指導者のダライ・ラマ14世を見ると生まれ変わりを、信じられるような気もします。「ダライ・ラマ」というのは名前ではなく称号で14代も受け継がれています。今まで、後継者は、ダライ・ラマの生まれ変わりと認められた子供が選ばれています。ですが、指導者には誰にでもなれるものではありません。それに、将来の道は、スポーツ選手や音楽家や会社員など職業が変わる可能性の方が、はるかに高いのは明らかです。途中で反抗期を起こす可能性だってあります(笑)ですが、生まれ変わりと認められた子供たちは皆、ダライ・ラマとして指導者の道を歩んでいます。これは、偶然を通り越しているように思えます。さて、長くなりましたが、本日は転生についてのお話です。藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編 『影男』を紹介したいと思います。 < 『影男』 ストーリー >■ 生まれくる以前の記憶とは・・・■ 世の中に 生まれ変わりの証言は多々ある青木は、女の子の友だちに転生の話をしていた。女の子の名前は、倫子。■ 皆 誰かの生まれ変わりかもしれない■ おじいさんの視線を感じる■ おじいさんは 倫子を見ているようだった倫子の隣の家にいつの間にか、おじいさんが越してきた。■ 倫子はテスト勉強を始めるが・・・明日は、テストなのだがついついマンガを読み始めてしまう。■ 電話がかかってきた倫子に、今すぐ勉強するようにいってきた。相手は、誰だか分からない・・・■ そして翌日 テストは悪い結果に電話でいわれたことは当たっていた。しかし、相手はなぜ倫子の行動を知っていたのだろうか・・・■ 再び電話がかかってくる名前は分からないが、また同じ相手だった。父親についていくように命令される。■ 倫子の父親に 電話がかかってくる 父親は、泊りがけで出かけることになった。■ 倫子は 青木に相談する電話で命令を受けたが、従いたくなかったので倫子は、父親についていくのはやめた。■ 一度 予告を当てたので信じている部分もあったそれにしても、電話の主はいったい誰なのだろう・・・■ そして倫子は 家に一人になってしまう父親が家を出た後母親もついていくことになってしまった。■ 夜中 倫子は人の気配を感じる例のおじいさんだった。■ 家を空けるように忠告される倫子は狙われているという・・・鋭い牙が襲いかかるという・・・■ おじいさんは何でも知っている玄関はカギをかけていたのだが壊れている場所を知っていたのだった。■ 青木は おじいさんに直接会うことにおじいさんの行動は行き過ぎていると感じ青木は、文句をいいに行こうと決める。■ ついに おじいさんと1対1で会うおじいさんは、青木のことを知っているという。しかし、幼なじみとは、どういうことなのだろうか。■ おじいさんは語る倫子を家から離さねばならないという。■ 転生の話が始まるなんと、おじいさんは倫子の生まれ変わりだという!!■ おじいさんの話に混乱する青木生まれ変わりなら、死んでからのはずだが・・・時の流れは一定ではないらしい。■ 真相が明らかに・・・倫子は、ライオンに襲われるので絶対に、家にいてはならない。■ おじいさんの話を伝える倫子は、信じたくもないし、信じられなかった。それは無理もないことだった。■ 夜 倫子から電話があり 駆けつける青木やはり倫子は、おじいさんの話を信じていた。倫子は、たまらなく不安になった。 ■ ライオンは本当にやってくるのか?■ 何かがいる・・・■ ライオンが倫子の家にやってきてしまった!!必死に抵抗するも、あまり効果もなく大ピンチに・・・果たして、倫子と青木の運命は・・・ライオンは、家の中にまで侵入してきますが二人は助かります。さて、倫子が助かったのなら生まれ変わりであるおじいさんはどうなってしまうのでしょう・・・倫子がライオンによって死ななければその体験を知る、生まれ変わりのおじいさんもこの世にいないはずですが・・・少し不思議どころかすごく不思議な転生ですね
2011.06.14
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信じられないような凶悪事件が起きる度に私はいつも、ちょっとした疑問が浮かんでくるのです。人間は、死にたくなったときに「驚くほどの善意を残して死ぬ」ということは、しないのだなと・・・いつも起こるのは「驚くほどの残虐事件だけ」なのだなと・・・人間は天使にはなれませんが悪魔にはなれるんだなと・・・なぜ、人間というものはこうも善と悪のバランスがひどいのでしょう・・・もちろん、世の中には良い事件もありますが「驚くほどの善意」は、あまり記憶にありません。「驚くほどの凶悪犯罪」は、いくらでも記憶にあります。さて、暗い話をしてしまいましたが最近、「驚くような善意の事件」が発生してますね。皆さんもご存知だと思います。ランドセルなどのプレゼントを贈る伊達直人(タイガーマスク)の名前を名乗る心優しいお方が、全国各地を駆け巡っています。感動的ですね。話では、一人だけでなく「良い事件」に便乗して、善意の輪が広まっているようですね。感動してしまいました。心のこもったプレゼントを贈ることがなかなかできなくても他人に思いやりを持つことは誰にでも、できることだと思います。平和を世界に広める国民を目指す藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編「ボクラ共和国」を紹介したいと思います。 < 『ボクラ共和国』ストーリー >■ 転校生がやってきた花田という少年が、転校してきた。■ 少し変わっていた花田は、プレハブに一人で住んでいるという。父親らしき人がいるらしいが、確かではないらしい・・・■ 「ボクラ共和国」国民証メガネをかけた主人公の少年・小森は学校の帰り道、変わったものを拾う。■ 女の子の友達・みどりが落としたらしい■ 小森少年は何かの企みだと疑う■ 見間違えなのか!?なぜか真っ白な紙になっていた。何かがおかしい・・・■ 空き地を通ると・・・ガキ大将のフトマムシが何かを、しでかしている・・・■ 友達が殴られている小森少年は、許せなかった。弱いのだけれど、立ち向かう・・・■ なぐられる・・・■ 友達をかばったものの・・・けんかには弱いのでボコボコになぐられてしまった。■ 気づいたらベッドの上だったどこからか、話し声が聞こえてくる。■ 小森少年は起き上がる■ 「賛成」という声が聞こえてくる■ 「気がついたかい」と声をかけられる■ 「ボクラ共和国」に誘われる■ ボクラ共和国とは・・・!?ボクラ国民のいる場所がボクラ共和国の場所。■ 戦争のない世界を作りたい■ なぜ戦争は起きるのか■ 戦争をする国でも良い人は住んでいる私たちが、ある特定の国を嫌いだとしてもそこには、良い人たちも住んでいるのです。■ 「国」という存在に原因があるのでは・・・■ 国が原因で国民は戦争に巻き込まれる■ 国境なき国を世界中に作りたいボクラ共和国の国民になれる資格はただ1つ。『他人に思いやりがあること』■ やがては海外にも広め世界を包む■ 小森少年に国民証が渡される■ 外へ限りなく広がるイメージの国旗■ 夏休みが終わろうとした頃・・・ボクラ共和国の国民も増えていき、みんながこれからもっと広めようと盛り上がっていたが・・・花田少年の家を訪ねると、彼の姿はなかった。そして、置手紙だけが残されていた。残念ですがお別れの時がきました。でも、ぼくがいなくなってもボクラ共和国は残っています。ぼくも引っ越した先で国造りを続けます。もしも、うず巻きマークを見かけたらそこに仲間がいると思ってください。きみたちと過ごした楽しい二か月は忘れません。さようなら物語の結末は完結してません。ボクラ共和国の続きは、読者の少年少女に託されたということですね。(掲載誌は1975年の「小学五年生」です)国民の資格は『他人に思いやりがあること』です。決して難しいことではありませんね。この話では、特別、不思議な現象もドラえもんの道具みたいなものも出てこないので「SF」短編ではないのでは?という質問も出るかもしれません。しかし、ラストにSF要素がこっそり登場します。その伏線もきちんと織り込まれています。なので、やっぱりSF短編なのです。■ SF短篇PERFECT版 2巻に収録されてます平和は、一人ひとりの心がけでかんたんに築けるものなのですが、なぜか集団となると、国という大きなものになると平和は、もろく崩れてしまうようです。そうした中、全国に広がる善意の輪は本当に感動的で、素晴らしいことだと思うのです
2011.01.11
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藤子・F・不二雄先生は多趣味です。ドラえもんをはじめとする想像の広がる作品を読んでいると好奇心旺盛であることが、うかがえますね。QJ(クイックジャパン)という本の64号(2006年発行)でF先生に関する話が載っていました。■ QJ Vol.64 【鉄道模型/プラモデル】(キーワード)>F先生は大の模型作り好き。>大きな鉄道模型のジオラマを作ったこともあるほど。この記事を読んだとき、私は「なるほど。あのSF短編も、その影響からきてるんだ」と納得したものです。そのスコシフシギなSF短編とはとにかく鉄道模型に熱中してしまう少年の物語。藤子・F・不二雄先生の『四畳半SL旅行』です。 < 『 四畳半SL旅行』 ストーリー >■ 少年の名はヒロミ変わり者の中学生。みっちゃんという幼なじみがいる。■ ヒロミの思い込みは異常ともいえた空想と現実の区別もつかないほど夢中になる癖があった。■ みっちゃんの掛け声にも全然気づかなかったヒロミの変わっている性格を知りつつもみっちゃんは、ヒロミに興味を持っている様子。■ ヒロミはみっちゃんを家に誘った■ ヒロミの部屋に入ると・・・■ 目の前には大きな鉄道模型が広がっていた今、ヒロミは鉄道模型に夢中になっていた。けれど、みっちゃんは、あまり関心を示さなかった。■ 鉄道模型のレイアウトに熱くなっていたいつも閉じこもっているので、ヒロミの両親はみっちゃんの訪問が嬉しかった。■ しばらくすると製作も進み 列車も走るように今までは、街並みと線路だけだったがようやく動く車両もそろった。■ ヒロミが吸い込まれる!?■ 一瞬ドキッとしたみっちゃんみっちゃんは、錯覚だと思ったけれどもしかしたら現実に起こってしまうような感覚を覚える。■ やがて秋になり・・・ヒロミを心配する母親はみっちゃんに頼みごとをした。■ ヒロミもハイキングが気に入ったように見えたが・・・やはり、ヒロミの頭は鉄道模型でいっぱいだった。この秋景色も、レイアウトに取り入れようと、さらに熱が増す・・・■ ヒロミの所へ訪ねに行くと・・・ヒロミは、食事も取らず閉じこもりきりであった。■ ヒロミは鉄道模型の列車に乗るという・・・■ 自分が乗る鉄道模型のサイズに合わせた自分の切抜きを用意した。■ 絵コンテの製作までを始めた■ ヒロミは学校を休むように・・・みっちゃんは胸騒ぎを覚える。■ ヒロミに会いに行くと・・・ヒロミは部屋にいなかった。8ミリフィルムだけが残されていた・・・■ フィルムを再生すると・・・「ボーッ」というのは効果音だったがまるで本物のように聞こえてくるようだった。■ 汽車を求めて走るヒロミ (この映像のヒロミは切り抜き(手作り)です。 背景もレイアウトで、汽車も鉄道模型です。音は効果音です)■ 憧れの汽車に近づいていくヒロミずっとフィルムは続いていきます。■ ヒロミは飛び乗ろうとするが・・・必死の努力も実らず落とされてしまうヒロミ。■ みっちゃんはヒロミの執念を感じる■ 今度はトンネルの上で待ちぶせをするヒロミずっと動かずに、いつまでも待ち続けるヒロミ。そして、そこでフィルムは終わってしまう・・・■ フィルムを残したまま ヒロミはいったいどこへ行ったのか・・・ふと、みっちゃんに、あるひらめきが起きる。ハイキングに行ったときの山が浮かび上がる。■ みっちゃんの勘は当たったやはり、あの山だった。目の前にはヒロミがじっとたたずんでいた。汽車が来るはずのない山でピクリとも動かずヒロミは立ち続けていた。この山には、トンネルもなく線路もない。だから、絶対に列車がくることもない・・・そんなことは、絶対にありえないことだったが・・・「ボーーー!!」という大きな汽笛が聞こえてくるのであった・・・この「ボーーー!!」という汽笛が響き渡るのが一番最後のコマです。なので、この続きは描かれていません。F先生は読者の想像で結末を思い浮かべてほしいのでしょう。私の想像では、「奇跡が起こった」のだと思います。空想と現実の区別のつかないヒロミの狂気と紙一重の精神が、熱意を通り越した時「何か」が起こり、それが「奇跡」だったのではないでしょうか。鉄道模型は、やりませんでしたが、見るのは好きでした。かつて秋葉原にあった交通博物館で子供の頃に見た巨大なジオラマの感動は今でもはっきりと覚えています。F先生も交通博物館は行かれたのかなあ~本作は1979年に発表されました。8ミリ映写機の場面などは、時代を感じますね。ですが、作品の持つパワーはいつまでも色あせることはありません。■ 少年SF短短編集 (小学館コロコロ文庫)藤子・F・不二雄 少年SF短編集1巻【未来ドロボウ】-『四畳半SL旅行』収録
2011.04.29
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パーマンは’67年に一番最初の白黒アニメ放送がありました。それから’84年にカラーになってアニメ再登場しました。連載が終わっていたパーマンでしたがアニメ2回目の登場に伴ってF先生は、少し設定を変えて連載をスタートさせました。○最初のマンガ連載宇宙から来たパーマンセットを渡す人物→「スーパーマン」パーマンは全員で5人→「パーマン5号登場」○2回目のマンガ連載(カラーアニメ放送時)「スーパーマン」→「バードマン」パーマンは全員で4人→「5号の登場はなし」テレビの影響は大きいのでおそらく、パーマンを知っている多くの方は「バードマン」で覚えていることでしょう。現在発売中のコミックでは最終話は『バード星への道』というタイトルですが初期は、『スーパー星への道』となってます。大全集でも、貴重な初期バージョンを収録してくれています。ありがたいことです。■ 「スーパー星への道」扉絵パーマン5号についてはまたいつかお話したいと思います。■ 『スーパー星への道』収録藤子・F・不二雄大全集 パーマン 2巻コミックやアニメで広まっているのは「バードマン」の呼称なので、日記ではとりあえず「バードマン」と書き進めていきます。ややこしくなったらスミマセン。 < パーマン最終話 『スーパー星への道』 >■ みつ夫には超小型レコーダーがつけられていた■ 優秀者はバードマンの星へ行ける自分の分身とはいえコピーの発言は、ちょっと冷たい・・・■ みつ夫の想像するスーパー星■ バッジが鳴るレコーダーがついているのでみつ夫は、なんとしても活躍しておきたい。■ ブービーとパー子がすでに片付けていたみつ夫は、いい活躍を残すことができなかった。■ そして発表の日がやってくる■ 審査が始まる■ みつ夫は興味がないみつ夫は、自分が選ばれるとは思ってないので「どうでもいいや」という気持ちだった。■ 最優秀パーマンは・・・!!■ みつ夫が選ばれた!!■ 喜ぶよりも怒ってしまうみつ夫パーやんは頭がよく賢くて、パー子は果敢で勇気もある。なので、みつ夫はいつも劣等感を感じていた。■ バードマンが説明を始める■ みつ夫は勇気があり 頭を使いしっかり活躍したみつ夫は、普段は臆病者だが、勇気を出していた。頭のよさは、関係ない。みつ夫は立派だったと称えられる。■ みんなに褒められるみつ夫一番左のパーマンが赤ちゃんパーマンの5号です。■ 出発は翌日と早い・・・■ 嬉しいはずなのだが・・・いざ、地球を離れるとなると心細く感じてきてしまった・・・■ パパ、ママ、ガンコとの食事もこれが最後■ そして翌朝・・・みつ夫は、怖じ気づいてしまう。■ 思わずママに助けを求めてしまう■ ママは固まっていた・・・時の流れが止まっていた。バードマンが迎えにやって来ていた。■ 世界中から集まったパーマンが円盤に・・・各国から選ばれた優秀なパーマンたちが一斉に集まっていた。■ みつ夫は着替えパーマンに変身する不安もあるし、寂しさもある。後悔もあるかもしれないがみつ夫は、行くことを決意する。■ 仲間全員が外で待っていた目の前には、円盤が用意されていた。■ 「さよならはいわないよ」みつ夫は、立派なパーマンになることをみんなに約束する。そして再び帰ってくると・・・■ みつ夫は円盤に乗り込んだみつ夫は「行ってきます」という言葉を残し円盤は宇宙へ向かった。 < 完 >初めて最終話を読んだときはてんコミの7巻でした。私が、まだ小学生の時でした。あの時のことは、今でもはっきりと覚えています。全く予想もつかなかった突然の最終回に終わって残念という気持ちと宇宙へ羽ばたくみつ夫への祝福と多くの複雑な気持ちが入り混じり何か、1つの時代が終わってしまったと思ってしまったほどです。まだ小学生でありながら、そんな風に思うのは皆さんに、笑われるかもしれませんが本当に、心にポッカリと穴が開いてしまったような大きな区切りを感じていました。パーマンが熱烈に大好きだったのでいつまでも続いてほしかったですしずっとずっと終わらないものだと勝手に信じてもいました。個人的な話ですが私は、高校卒業後、アメリカへ留学しました。知り合った留学生に話を聞いてみると皆「大いに悩んで」とか「人生の一大決心」など特別な思いを抱いて留学してきた、ということです。でも、私は全くといっていいほど悩みませんでした。悩んだこといいますか、考えたことは親への心配くらいでしょうか。(自分の心配はありません)もしかしたら、みつ夫くんが宇宙へ留学したことを考えればいつでも飛行機で帰ってこられるアメリカへ行くことなど、「ちょっと遠くへ行くこと」だと思っていたような気がします。宇宙へ留学したみつ夫くん・・・元気に頑張ってるかなあ・・・地球に、また新しいパーマン候補を見つけにやってくるのかなあ~
2011.02.06
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オバケのQちゃんが15年ぶりに人間界へやってきた!マンガ「オバケのQ太郎」の15年後を描いた藤子F先生の短編『劇画・オバQ』を紹介します。本日は後編です。前編は昨日の日記をご覧下さい。 < ストーリー > 人間界に戻ってきたQちゃんは 正太郎と感動の再会をする。 昔、小学生だった正太郎も すっかり大人になっていた。 今では、結婚もして一人前のサラリーマン。 Qちゃんは、大食いでご飯は20杯も食べる。 お菓子も食べたがる。おしゃべりもずっと続く。 正太郎が会社に行っている間、ずっと 家にいるQちゃんに、奥さんは不満が募り始める。 「Qちゃん、いつ帰るの?」という奥さんの 言葉を聞いてしまい、落ち込むQちゃん・・・ 昔、Qちゃんがたまごになって 落ちてきた雑木林は、ゴルフ場になっており むかし暮らしていた正太郎の家も マンションが建っていた。 かつての思い出は目の前になかった。 今度は、子供の頃ガキ大将だったゴジラに出会う。 ゴジラも、家業をついで立派な大人になっていた。 Qちゃんに会って喜ぶゴジラは ハカセ、木佐、よっちゃんを呼び集め オバQメンバー勢ぞろいで、宴会は大いに盛り上がる。 昔話に花も咲き、皆で「永遠の子供」を誓う・・・■ 本日の1コマ ■Qちゃんと正ちゃんの感動の再会宴会の翌日、正ちゃんは子供ができたことを、奥さんから知らされます。正ちゃんは、その出来事におおはしゃぎ。大喜びの正太郎の姿を見つめると「正ちゃんはもう、子供じゃないってことだな」とつぶやき、Qちゃんは人間界を去っていった・・・The EndQちゃんが思い出の地をたどると初めて正ちゃんと出会った(拾われた)場所も遊んでいた場所も、かつての住処も跡形がなく子供時代の思い出のかけらは残っていなかった。大食いでおおらかで子供っぽい性格も見知らぬ人(正太郎の奥さん)には、煙たく思われてしまった。子供の頃、人気者だったQちゃんは、みんなにとって実は、やっかい者だったのでしょうか・・・いつまでも子供でいたかったQちゃんが最後に見たものは、人間界の一番の友達の正ちゃんが子供を卒業して大人になった姿だった・・・数ある短編の中でも、胸が締めつけられ切なさと哀愁がひしひしと漂う物語になっています。この作品が描かれたのは'73年です。ドラえもんの連載が始まって間もない頃です。この後、約20年ドラえもんを描き続けてきました。『劇画・オバQ』のような現実的な大人の視点も持ち合わせながらずっと児童漫画(そしてSF短編)を描き続けてきたF先生は大人の心と、いつでも『子供時代』に戻れる心の両方を常に持っていました。そうしたF先生の世界の広さが驚きなのです「劇画・オバQ」は藤子・F・不二雄「異色短編集」(1)に収録されてます
2009.11.10
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子供の頃ドラえもんを読んでいるとたまに引っ掛かりを感じることがありました。といっても、魚の骨がのどに引っ掛かっていたわけではありません。「これは、何のことだろう」と考え込んで、数年後に再読して気づかされることがありました。その1つが「サイオー馬」という話です。嫌なことばかり起こって「なんとかしてくれ」と頼むのび太にドラえもんが出した道具が「サイオー馬」でした。■ サイオー馬これは、「人間万事塞翁が馬」という故事が由来ですね。意味を知っている方も多いと思いますが、少し説明いたします。あるおじいさんが、優秀な馬を飼っていました。ところが、その馬がどこかに逃げてしまいました。ああ残念、と落ち込んでいたら、立派な白馬を連れて馬が帰ってきました。ああめでたし、と喜んでいたら、おじいさんの息子が白馬から転落して、足を痛めてしまいました。これは不運だと嘆いていたら、足の怪我で、戦争に徴兵されずに済みました。これは幸運だと喜ぶ…このように、悪いことの後には良いことがありますよという故事成語です。※ 類義語 「人間ランチ最高にウマい」私たち人間は、「朝食でも夕飯でもなく昼食が一番美味しいと思うものである」という意味です。根拠は全くありません。さらに、この話では約1ページ(10コマ)もかけて「禍福はあざなえる縄の如し」の説明をしています。これは、印象に残っていました。■ 禍福はあざなえる縄の如し皆さん、子供の頃に綱引きはしたことありますよね。その縄は、わらがよじり合ってますよね。それと同じように、良いことも悪いことも常に隣りあわせという意味です。※ 類義語 「大福はお供えの餅の如し」おまんじゅうの大福はお供えのモチと同じようにモチモチとして美味しい、という意味です。お供えが餅である根拠は全くありません。F先生は、作品の中で一度も「人間万事塞翁が馬」や「禍福はあざなえる縄の如し」という言葉を出していません。子供には難しい、と思ったのもあるでしょうが別に、出す必要もないと判断したのでしょう。故事成語などを引っ張り出せば、ああスゴイなと読者に思わせることもできますがそういうことをせずに、いつでも読者目線、子供目線を忘れずに表面は子供向けに、物語の土台は大人の知識で支えている藤子先生の児童マンガは、深みがあるなあと思います。嫌なことなど、起こることがあっても「次はいいことがある。今度はラッキーだ」そう思いたいですね。この話は、てんとう虫コミックス44巻に収録されてます。聞くだけでラッキーな気分になりそう?アニメ「とっても!ラッキーマン」主題歌♪ラッキー クッキー 八代亜紀♪
2010.03.29
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アニメ化されたので知名度は、わりとあると思うのですが・・・コミックは、すぐに絶版になってしまい増刷された気配もなく、残念に思っていました。これでは、読みたくても読めません。ところが、ようやく大全集でカムバックしてくれました!!■ 大全集で「チンプイ」が発売!!チンプイ 1巻 藤子・F・不二雄大全集それでは、「チンプイ」の第1話を紹介したいと思います。■ 元気よく走りながら帰宅する女の子 エリちゃんエリちゃんのことを「エリさま」と呼ぶ声が・・・誰かが監視している様子。■ 塀を飛び越える活発な女の子エリちゃんの帰宅は毎回このパターンが定番になります。■ そして毎回 母親に注意されるエリちゃん■ 留守番と用事をいいつけられる買い物、洗濯物の取り込み、湯沸しとたくさん用事を頼まれてしまうエリちゃん。■ 部屋に入ると突然・・・いきなり、理由の分からない祝福を受ける。動物のような2人(2匹)は何者なのか?■ 部屋の汚れが気になるエリちゃん■ 小さなブラックホールにゴミが吸い込まれる・・・「チンプイ」という掛け声で魔法のような現象が起きた。■ ゴミが片付き驚くエリちゃんエリちゃんは どこか遠い星の、どこかの王子様の・・・■ お嫁さんに選ばれた!?■ 何のことだかさっぱり分からない■ 彼の名前は「ワンダユウ」■ エリちゃんの心の準備ができるまで待つというこうして「チンプイ」という名の世話係がエリちゃんのもとに、残ることになってしまう。■ チンプイはエリちゃんから離れない■ お客さんがやってくるお客はセールスマンだった。英会話のテープを売りつきに来た。■ テープは900円と激安セールスマンは「絶対話せるようになる」という。■ 思わず買ってしまうエリちゃん■ しかし契約書をよく見てみると・・・どうやら詐欺まがいの契約内容だった。(連載当時は、まだクーリングオフがない時代です)■ チンプイが助けてくれるというけれど・・・見知らぬ宇宙人との婚約が前提なのでやっぱりエリちゃんは、チンプイには頼めない。■ 落ち込むエリちゃん母親のいいつけを何も守れずとんでもない買い物までしてしまって、悩むエリちゃん。■ しかしチンプイはセールスマンを見つけて・・・不思議な力を使ってセールスマンを懲らしめる。■ セールスマンがお金を返してくれた!!頼まれていたおつかいも、庭の洗濯物も湯沸しも、全てが済んでいた!!■ 全てはチンプイのおかげだったチンプイは、エリちゃんに見返りを求めず助けてくれた。こうして、二人の生活が始まるのでした・・・チンプイが、どれだけスゴイ力を持っているかエリちゃんの目の前で見せつけていたらエリちゃんも、もしかしたら気が変わって、婚約話に"Yes"といっていたかもしれません。けれど、無償の奉仕をしてくれたチンプイ。私は、F先生の作品に流れるこうした優しさが好きです。こんな優しい生き物がいるマール星ならきっといい星なのかもしれませんね~ルルロフ殿下もいい人かも!?
2011.03.28
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世界には、数々のファッションショーがあります。パリコレだの、東京コレクションだのミラノ・コレクションなどなど・・・ところで「ニューヨーク・コレクション」は「ニュー・コレ」というのでしょうか・・・?それはさておき・・・今日は、あっと驚く(あっと笑う?)超一流ファッションを紹介いたします。■ 「チンプイ」のお話です藤子・F・不二雄大全集 チンプイ 1巻< 『チンプイ』あらすじ >ある日、突然お嫁さん候補にされてしまった小学生の春日エリちゃん。そのお相手は、なんと、マール星というはるか宇宙の王子様(殿下)だった・・・(詳しくは「チンプイ第1話」の日記をどうぞ~) < 『科法使いエリさま』 より>■ 注意を受けるチンプイマール星の殿下と、エリちゃんを早く結婚させたいワンダユウじいさん。■ やさしく見守るチンプイチンプイは、エリちゃんの気持ちを尊重し婚約や結婚を急かすことはしません。■ ワンダユウとエリちゃんの中立に立つチンプイマール星出身のチンプイとしては、心の中ではやはり、殿下との結婚を望んでいる部分もあります。こうして見ると、一番困っているのはエリちゃんよりも板ばさみの立場にある、チンプイかもしれませんね。 『宇宙的超一流デザイナー』より■ エリちゃんの部屋に勝手に登場(笑)なんとか、エリちゃんに喜ばれようとあれこれ奮闘するワンダユウ。■ 超一流ファッションデザイナーがやって来る■ モデルとなるエリちゃんを眺めるデザイナーいつもながら、あまり気乗りしないエリちゃん。■ 家が揺れてうるさい・・・ドカン、ドカン、と大騒音が・・・いったい何が起こっているのか・・・■ 芸術は爆発だ!!(笑)デザイナーのデブラ・ムー先生はどうやら興奮する癖があるようです(笑)■ そして試作第1号が完成最初から興味のなかったエリちゃんは断る。■ 「おとなしい普段着」といわれ着てみることに■ エリちゃんはお気に召さないきっと、マール星ではこれが最先端のファッションなのでしょう。■ また作り直すことに地球の風土に合うようにとテレビを見て、アイデアを練ることに。■ ナイトガウンだそうです(笑)頭のてっぺんに毛が3本・・・手と頭の丸っこい形は、まさしく・・・(笑)■ これは映画「ゴジラ」がヒントでしょうね(笑)「特撮風オーバーコート」は、発火装置つきです(笑)これは、子供たちに人気が出そうですね。(火が出るのは危ないですが)■ 嫌になってしまうエリちゃんエリちゃんを喜ばす作戦も、空回りしてしまいありがた迷惑で終わってしまうのでした。■ 元「藤子不二雄ランド」編集長の嶋中行雄さんの言葉 大全集「チンプイ」1巻の巻末には、元編集長の 嶋中行雄さんという方の解説が、載せられています。 >「芸術は爆発だ」と叫ぶパンダのデザイナーが出てきますが >あれは藤本先生もお気に入りだったようです。 これは、今日紹介したお話に出てきますね。 私も、好きなキャラですが、キャラが面白いだけでなく 勉強のために、地球(日本)のテレビを見て ヒントを得たファッションがオバQで Qちゃんの服が「美しくシンプルなアウトライン」 という表現に、私は爆笑しました。 主に小学館に属している藤子マンガですが 「藤子不二雄ランド」は中央公論社から出ています。 これは、中央公論社が、若者世代との接点を持ちたい という理由があったという、裏話などが分かり 嶋中さんの解説は、いろいろと楽しませていただきました。 「藤子不二雄ランド」にセル画がついていたのは 子供たちに喜んでもらうため、という理由にも すごく嬉しく温かい気持ちになりました。 最近は、子供から(親が出すことを見越して) お金を搾取しようとする、ビジネスモデルが見えてきます。 「子供たちのために」というのは、もう昔のことなのでしょうか。 セル画がついて\380だった藤子不二雄ランドは偉大でしたね~
2011.04.15
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遠い遠い昔、ロボットたちが進化を遂げたメカトピアという文明があった…ロボットたちは、人間を奴隷にし地球を侵略しようと企んでいた。ドラえもん映画の第7作目「のび太と鉄人兵団」のあらすじです。のび太が拾った、謎の玉。謎の玉は、ロボットを呼び寄せた!!「のび太と鉄人兵団」には、たくさんの見所がありますが注目すべき点は、しずかちゃんと敵ロボットのリルルとの交流でしょう。怪我をしたリルルと対面するしずかちゃん。なんと、リルルは、ロボットだった!!正体がバレ、しずかちゃんを捕まえるリルル。リルルは、しずかちゃんの首を絞め始める。秘密(ロボット)がバレたためだった。地球侵略を企む敵のリルルを、介護するしずかちゃん不思議な玉はロボット部品を呼び寄せる。高まる謎。ロボットを探しにやってくる、ミステリアスな少女。のび太たち、いつものメンバーの信頼と団結。巨大ロボの出現や戦いで、盛り上がるワクワク感。スネ夫のロボットが引き起こす、笑いとユニークさ。ロボットたちが、地球に攻め込んでくる恐怖とドキドキ感。ドラえもんたちの機転を利かした、驚きの作戦。ロボットたちの歴史と、人類の歴史を重ねて浮かび上がる哲学的背景。敵の少女ロボット・リルルと、しずかちゃんの心の交流。誰も予想ができない、感動の結末。最後の最後はファンタジー。「ドラ映画、最高傑作」と呼ぶにふさわしい作品そして、黄金三部作の1つだと思っています。私は2月7日に観ましたが劇場はミニシアターで99席です。割と全体が見渡せます。パッと見、その日は7割以上が女性でした。敵のロボット(リルル)なんて「治す必要はない」「破壊しよう」という意見が出る中、しずかちゃん一人だけが、反対をしリルルを治そうとする。そして、しずかちゃんの優しさがリルルとの距離を、少しずつ縮めていく。そして、今まで「人間は奴隷にすべき」という考えしかなかったリルルに、心の変化が訪れる。私の目の前の女性が、ラストで嗚咽をあげながら泣いてました。そして、会場の半分以上の女性がすすり泣きしていました。これには、私も耐え切れずポケットの中のハンカチに手が伸びてしまいました…「F先生、見てますか。ドラ映画は大人気ですよ」「ドラえもんが好きなのは、男の子だけではありませんよ」「こんなに女の子たちが、感動していますよ」私は、心の中で、F先生に呼びかけてました。おそらく、しずかちゃんと同じ小学生の頃に、観た女性たちが今こうして、むかしの少女期を観ているのかな、と思っていました。女の子ロボットのリルルと女の子のしずかちゃん。二人の少女が、観客の女性の心に届いたのでしょうね。ロボットと少女の交流が美しいですね。友情も美しく、ラストのセリフも美しいです。リルルとしずかちゃんの、二人のやり取りは映画史に残る名セリフといえるでしょう。ドラ映画、脚本賞受賞ものですね。※ 一度見た方、あるいはラストを知りたい方は「のび太と鉄人兵団」 ラスト&ネタバレ(フリーページ)をどうぞ。2/13 2/14も神保町シアターへ行きました。ドラえもん映画祭の話も、後日続きますので、よろしくお願いします
2010.02.14
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17歳の高校生のときに『天使の玉ちゃん』で漫画家デビューを果たしたA先生とF先生。あれから60年・・・3月10日に、77歳になられた藤子不二雄A先生は漫画家生活60周年を迎えられました。A先生、おめでとうございます。現在、なお3本の連載を持つ現役漫画家でおられます。(スゴイです!!)A先生の60周年でもあり、また『藤子不二雄』60年の歴史でもあるのです。先日、まさかの東日本大震災があり予定よりも遅れてしまいましたが、前回(3/10)の続きでA先生の作品紹介をしたいと思います。 < 『NHK 100年インタビュー』 より>■ 「藤子不二雄」(二人)の代表作手塚先生とは違う、ギャグ漫画で見事に大ヒット。石ノ森章太郎先生などトキワ荘メンバーも絵を手伝っています。■ オバQは最後の合作「藤子不二雄」名義の頃でも、オバQ以降は合作はなく全て一人(A先生かF先生)の単独作品となってます。オバQ以外の合作は「最後のUTOPIA」「海の王子」「チンタラ神ちゃん」などがあります。■ 忍者ハットリくん 「忍者ハットリ・カンゾウ ただ今参上」アニメはウルトラ大人気で全部で700話近くあるのです。ご存知でしたか?青い頭巾の下は謎なんですよね~「それはヒミツでござる」■ 怪物くん ♪カ~イ カイカイ カ~イ カイカイ♪昨年は、実写ドラマ化にもなりましたね~そのおかげで、めでたくDVDも発売されました。子供の頃、児童館という施設に怪物くんが全巻そろっていて、いつも読んでいました。■ プロゴルファー猿 「わいは猿や!!プロゴルファー猿や~~~」神様の手塚先生も、F先生も描かなかった「スポーツ漫画」です。しかも当時は編集者からも反対されたマイナーのゴルフを取り上げたA先生の見事な挑戦&大傑作といえるでしょう。■ 猿は野生的なのでいつも裸足ですプロゴルファー猿の主人公・猿(本名「猿丸」)は素手、素足、手作りドライバーでプレーします。■ ドライバーは手作りの木製です■ 猿の必殺技は旗包みですプロゴルファー猿は、数あるA作品の中でも私は特に、思い入れが強い作品です。子供の頃に、アニメで衝撃を受けて興奮するほど夢中になりました。■ 魔太郎が来る!!いじめられっ子の魔太郎が、不思議な力を使っていじめっ子に復讐をするダークな漫画です。実は、当時まだ「いじめ」という言葉が社会で使われる前でした。A先生、着目が早かったですね。■ 「このうらみ はらさでおくべきか」は決めセリフですもしも、イジメに悩んでいる子供がいましたら読ませてあげましょう。(本気です)いかがわしいと思われる親御さんもおられるでしょうがひどく悩んで、命を落としてからでは遅いのです。もしマンガで楽しめて気分が晴れれば、何よりも勝る薬なのです。■ 「少年時代」 少年たちの愛と憎しみの物語「長い道」という小説に感動したA先生が小説を基に、漫画化した作品です。学校で少年たちが、ぶつかりあい悩み、考え、苦しみ、乗り越える・・・ぜひ一度は読んでほしい名作です。A先生はダークな作品だけではなく、人間ドラマも得意なのです。■ 映画でも日本アカデミー賞を受賞しました映画はA先生が指揮を執られています。■ 映画主題歌「少年時代」 by井上陽水井上陽水さんに主題歌を依頼したのもA先生です。A先生、見事な人選でしたね。素晴らしい名曲となりました。■ 短編「黒イせぇるすまん」(後に「笑ウせぇるすまん」として連載開始)「笑ウせぇるすまん」の元になった短編です。この短編から、ブラックユーモアを描くようになりました。少年漫画から青年漫画へ移り出した転機ともいえる作品です。■ アニメ化され一躍ブームに「オーホッホッホッホ~」の笑い声や「ドーーーン!!」は有名ですね。■ 「まんが道」 自伝的漫画「藤子不二雄物語」ともいえる人生ドラマの作品です。主人公の満賀と才野は、それぞれ若き日のA先生とF先生がモデルです。これを読まずして「藤子不二雄」は語れません。頑張ること、くじけないこと、助け支えあうこと人の温かさ、優しさなどがたくさん詰まった感動傑作です。■ 現在連載中の『愛…しりそめし頃に…』「まんが道」では少年だった主人公(藤子不二雄)がプロの漫画家となった「大人の物語」です。トキワ荘が舞台です。F先生はもちろん神様・手塚治虫先生も登場しています。今もなお現役漫画家で3本の連載を抱えておられるA先生、これからも元気に描き続けていただきたいと思ってます
2011.03.22
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大全集「ドラえもん」12巻の特集パート4です。次の5回目で12巻は完結予定です。 < カッコ 『 』 はタイトルです >『たんぽぽくし』より■ 登山で使いたいですね (それはズルい?)天気のいい日は、これで空を舞いたいですね。「体が浮いている」という体感の楽しさが、タケコプターとの違いです。『分身ハンマー 』より■ ハンマーで頭をたたけば もう1人の自分が出てくるのび太は、宿題をしなければいけないけれどしずかちゃんちへも遊びに行きたい。■ 意志が弱いと 分身の色が薄くなるハンマーでもう一度たたくと分身は元に戻ります。でも、やっぱりパーマンのコピーロボットには、かなわないですね~『ポスターになったのび太』より■ スネ夫がポスターの自慢をするなんと、スネ夫は藤子先生のサイン入りQちゃんポスターをもっています。うらやましいですね~■ ポスターが買えないのび太は・・・ならば自分で描こうと、手作りポスターを作成。絵はイマイチでも、こうした実行力、行動力は、のび太のいい所だと思います。『四次元たてましブロック』より■ 家を何階にでも増やすことができます■ 野比家は なんと3階建てに!!ブロックで増やした階には新しい部屋ができていた。どの家庭でも欲しがる道具でしょうね~『横取りジャイアンをこらしめよう』より■ 出ました!! ジャイアンの名セリフ『ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー』より■ ジャイアンとスネ夫の悪さがひどいので・・・のび太は、二人をこらしめようと、寝ているドラえもんのポケットから勝手に道具を取り出す。■ ジャイアンとスネ夫が悪さをしようとすると・・・のび太がボタンを押して、ミサイルを発射します。2人は、やがてのび太の仕業だと気づきます。■ のび太が庭に隠していた道具が スネ夫に見つかってしまうスネ夫は、丸ごと道具を持っていきます。これで、スネ夫ものび太も同じ状態に・・・■ そして 二人が攻撃を仕掛けようとする・・・どちらが先にボタンを押そうと、お互いやり返すわけなのでどちらにとっても、何の特にもならない・・・■ お互い ボタンを川に捨てることにこれは、単なるいい話というだけでは片付けられません。核爆弾を持つ諸外国の状況に当てはめることができます。大人たち(各国の首相や大統領)は、知性もあり思考力もあり子供たちよりも、すぐれているはずなのに核を放棄できません。一方、子供たち(のび・スネ・ジャイアン)は、互いに攻撃することを放棄しました。これが大人たちにはできない子供たちの持つ素晴らしい性格なのでしょうね。『天つき地蔵』より■ のび太が日本昔話の本を見つける「天つき地蔵」は、実在の昔話ではありません。F先生オリジナルの昔話ですが、とても楽しくいいお話です。■ 与作は母親と二人暮しでした■ 倒れたお地蔵さんを元に戻し 与作が拝んでみると・・・トラブルにあって、大昔へ行ってしまったドラえもんとのび太が読む「天つき地蔵」の話が、結びつくという大きな展開が待ち受けています。短編映画にもできそうです。『ざぶとんにもたましいがある』より■ 物に対する扱いが 悪い人々がいる■ のび太のマンガ本が勝手に捨てられていた■ ゴミの不法投棄も 社会問題になっています『あとからアルバム 』より■ 野比パパは 実は絵が上手い!!絵が上手な野比パパは、賞をもらったことがあるほど。でも賞状は焼けてなくなっていた。ガッカリする野比パパ。この話では、ドラえもんの道具で、賞状を復活させます。 『ハリーのしっぽ』より■ 野比パパから「ハリー」の話を聞いた のび太とドラえもん明治43年に災いがあったと聞いて、タイムマシンに乗り込む。2人が目撃したものはハレー彗星でした。『もりあがれ!ドラマチックガス』より■ 毎日が平凡で退屈だというのび太に ドラえもんは・・・■ 全てがドラマチック(かなり大げさ)に・・・キラキラと輝くのび太の瞳。野比ママも、おつかい=長くてつらい旅 と大げさに(笑)■ 周りも引き込むので しずかちゃんも巻き添えに(笑)■ のび太には嬉しい しずかちゃんのリアクション今の時代、「盛り上がり」や「ドラマチック」といえば、お涙頂戴がほとんどですが、F先生は完全にギャグに変えてます。大真面目なのに、ギャグに変えられるセンスはF先生の好きな落語から築き上げたものなのかもしれませんね。『ジャイアン殺人事件』より■ 物好きな校長なんと!! ジャイアンの歌声を録音したいという人物が。ジャイアンを「求めていた声」だという・・・■ スネ夫は語る これは「恐るべき完全犯罪」■ 名づけて「ジャイアン殺人事件」のび太とドラえもんが教頭を探しに行くと教頭の狙っている、ジャイアンの歌声の利用方法が明らかに・・・「ドラマチックガス」を吹きかけて女子ワールドカップを観戦していたら・・・ ただでさえ大感動なのに超ウルトラ大感動で、心臓発作で倒れてしまうかもしれません。やっぱり退屈なときに使うのが、いいのでしょうね~
2011.07.26
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遅いあいさつになりますが明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。お正月といえば、よく映画を見に行きました。元旦は、友達と劇場へ行くこともありました。多くの映画館では、毎月1日は\1000で見られる「サービスデー」を、実施しているので元旦はお得です。意外と混んでないのもいいです。藤子・F・不二雄先生は「男はつらいよ」が、好きだったという話を聞いたことがあります。もしかしたらお正月には、寅さんを見に行っていたかもしれないですね。主人公が、ぶらり出かけたところにひっそりとたたずむ映画館があった。辺ぴな場所で、まさかの新作映画の上映が・・・!?いつものダークなストーリーとは一転変わった映画(パロディ)を題材にした藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編『裏町裏通り名画館』を読んでみましょう。■ 男は 裏日本の裏町の裏通りへ■ なんと映画館があった入口にある、公衆電話が時代を感じますね~■ 『スター・ウォーズ』と『南極物語』・・・かとおもいきや?公開したての映画が2作同時上映。これには、男も大喜び。■ 男が気づくのは映画を見終わってからのこと「北極物語」というネーミングはありですが「ヌター・ウォーズ」って・・・F先生!この無理やり感、好きです(笑)■ 映画が始まります「北極物語」は、架空の映画(パロディ)ですが元になった映画『南極物語』は、私の母は見たことがありノンフィクションを基に作られた、大ヒットした作品です。※ おまけ情報○ 『南極物語』1983年公開&高倉健主演 北極でのロケあり○ 『スター・ウォーズ』1983年公開 SF映画の頂点ともいえる超大作○ この短編も1983年の作品です。■ 何かがおかしい・・・高倉健が出てくるはずなのだが・・・■ 主役はアザラシ母子高倉健の登場を待っていた主人公がいつの間にか、アザラシ母子に感情移入をしてしまうという展開がなんとも笑えてしまいます。■ 次の映画が始まるようやく大作SF映画がスタート男の胸も高鳴る。■ ヨサーク少年にオハナ少女・・・?またしても、何かが違う。■ 違和感再び・・・■ ヨサークは戦場へ行くことに・・・■ ヨサークに友達ができるチバタマという造語はおそらく千葉と埼玉を組み合わせたものでしょう(笑)■ 思わぬ展開が・・・友人のタゴーサクを失い、涙を流すヨサークそして、ヨサークは覚悟を決める。特攻隊のごとく、敵の戦艦へ玉砕するのでした・・・あれ? これは、まるで日本の戦争映画のような流れでは・・・?なんとも、ズッコケSF短編です。『スターウォーズ 』はいくつもエピソードがありますが、このSF短編が発表された1983年は『スターウォーズ /ジェダイの帰還』が公開されています。主人公が見た映画は、全然『名画』ではなかったのにタイトルが『名画館』というなんとも皮肉というか、ユーモアというかF先生の遊び心がうかがえます
2014.01.13
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「母は強し」という話をしたばかりですがドラえもんにおける母親像はどうでしょうか。のび太の母親は、いつも怒ったり、注意したり、お説教したりなど(原因はのび太にありますが)子供目線からは、ちょっとうとましい感じに描かれているかもしれません。面白おかしい物語を描くには相反する真面目で厳しい存在があった方がいいとF先生は考えたのかもしれません。ドラえもんの道具で遊んだりふざけたりするのび太の身近にはきちんと注意できる大人(母親)を置こうという設定なのでしょう。F先生は、結婚された後、家を建てられましたがお母様を呼び、奥様も子供も一緒に過ごされました。これは、F先生はお母様を、とても大切にされていたということでしょう。さて、ドラえもんにおけるのびママですがのび太のことを、本心ではどのように感じているのでしょう。藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6巻大全集の6巻に収録されている『タマシイム・マシン』という話を紹介いたします。 < ストーリー >■ 転んでケガするのび太のび太は、ひざがすりむけて血が出てしまうがのびママは、そっけない・・・■ 不満に感じるのび太血が出ているのに、全然かまってくれない・・・■ 小さい頃はよかったと振り返る■ 「タマシイム・マシン」「あの頃に帰りたい」というのび太にドラえもんが過去に帰れる道具を出します。■ タイムマシンの一種魂だけが、タイムマシンのように過去に行くことができます。■ 年齢を満1歳に設定■ のび太の魂は1歳の頃へ・・・■ のび太は赤ちゃんになっていた!!■ 大喜びののび太■ のびママがやって来る■ その頃のび太の魂は移動中■ 若き日ののびパパ■ のび太のおばあちゃん多くの方が、ご存知かもしれませんがのび太のおばあちゃんは、のび太が幼稚園児の頃まで生きてました。■ 赤ん坊はいいものだなあ~■ 赤ん坊の寝る時間■ 歌いだすのびママ■ のびママの子守唄■ そして・・・タマシイム・マシンから、のび太が戻ると・・・■ のび太は現在に戻る■ 涙を流すのびママ■ のび太を抱きしめるのびママ■ 心臓が止まりそうになったのびママ■ 倒れそうなのびママ■ 母親は苦労する・・・■ 気苦労で倒れるのびママそして最後は、横になっているのびママにのび太は毛布をかぶせて「ぼうやのおもりはどこ行った~」と子守唄を歌って、終わります。終わりの方で、ドラえもんがのび太くんに「君みたいな子供を持てば苦労するさ」といいます。本当のことでしょうが、ドラえもんは結構ズバッといいます。ですが、これは、のび太くんへの言葉でもありながら「母親というのは、いつも子供に苦労しているものですよ」という子供たちへのメッセージとも取れます。いつもは、注意したり、怒鳴ったりと何かと、うるさく見えてしまうのびママですがわが子が大変な状態になれば、心配もしいつも気にかけていることも分かります。こんな話もあると、野比親子も安心できますねドラえもん 13巻 (タマシイム・マシン/ ジャイアンシチュー/ 悪魔のパスポート/ ハロー宇宙人 など収録)
2010.10.26
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ドラえもんの話で「ドラえもんの大予言」というタイトルがありますが今回は、その話ではありません。「F先生は預言者」と書いた日記でコメントをいただいた、からっかZさんから実は、ずっと昔に、火星の土地販売(後に詐欺事件)があったことを教えていただきました。詳しくは、「こちらのサイト」をどうぞ。当時の、事件の内容が事細かに書かれています。この頃は、F先生も20代ですから確かに、知っていたと思われます。なので私が、F先生を預言者といったのは当たっていなかったことになります。ですが、それでもF先生は未来を見通し優れた予言を残しているところがあります。「とてつもない予言」がドラえもんの第1話にあります。■ドラえもんが引き出しから出てきたと、のび太はいう。もちろん、両親は信じない。■のび父は、のび太の空想に驚く。のびママの髪は、第1巻では、やや膨らんでいます(笑)■「漫画家になれば、成功するかも」と、のび父。「のび太は自分である」というF先生の言葉によればのび太(F先生)は豊かな想像力(ドラえもん)によってマンガ家として成功・・・まさに、予言です!!そして、本日の藤子・F・不二雄先生のスコシフシギ(Sukoshi-Fushigi)なSF短編の紹介は、『大予言』です。全7ページという、短編の中でも本当に短い短編です。■「大予言」扉絵 < ストーリー >ソファーに座っているやせ細ったおじいさんは田呂都(たろと)という、タロット占い師。田呂都氏は、最近ノイローゼで家族とも口を利かないという。とにかく、彼はおびえていた。今の世の中が怖いと…世の中が嫌になったから「誰でもよかった」という無差別事件がありました。お金が目当てで、自殺に見せかけて睡眠導入剤を使った殺人がありました。そして、この間、日記にも書きましたがいつでも発射可能な核弾頭が世界中に8000発以上も、散らばっています…つまり、田呂都氏もこんな物騒な世の中が予言以上に恐いといっているのです。予言を逆手に取ったこの作品は「本当の恐怖は今の世の中」という誰もが、気づきそうで、気づかないメッセージを充分に埋め込んでいます。本当に世の中が恐くなります…
2010.02.04
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