ヾ(^∇^)こんにちは~♪

殺人偏差値70、面白そうですね!

是非、観てみたいと思います♪

(2014.07.01 12:31:19)

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2014.06.29
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カテゴリ: ネオの趣味

新刊を見かけました。
西村ファンの私は
思わず「おやっ?」と思いました。

『殺人偏差値70』というタイトルだったからです。

  • 殺人偏差値70 新書 受験地獄 西村京太郎.jpg


西村氏の作品タイトルといえば
地名や列車名が付くことがほとんどで、
あと「十津川警部」と付くこともあります。

本書は8作品を収録した短編集ですが
『殺人偏差値70』という作品はありません。

■ 収録作品一覧
  • 殺人偏差値70 目次 受験地獄 西村京太郎.jpg


実は、本自体は最新刊でも、書かれたのは1979年で
私は20年くらい前に『1千万人誘拐計画』という短編集に
収録されていて読みました。


一千万人誘拐計画-西村京太郎

私は、西村氏の本は300冊ほど所有しています。
短編の収録数は、1冊に多いときは10作あることもありますし
長い短編(中編)の収録でも4作あります。
1つ1つ数えたことはありませんが、最低でも
120以上の短編はあったと思います。
その中でも『受験地獄』は、忘れられない
殺意のこもったナイフのように
鋭い切れ味が光る名作です。

遠い昔の作品でも、こうして埋もれることなく
掘り起こしてくれたのはファンにとっても嬉しいことです。

さて、どうしてこの短編集を取り上げたかといいますと
TVドラマ化になり放送されるからです。

それでは、『受験地獄』(TVドラマタイトル『殺人偏差値70』)の
あらすじをお話したいと思います。

【 受験地獄 あらすじ 】


大学受験の当日、昌彦は
朝、青ざめてしまう・・・
入試開始が9:00なのに
昌彦が起きたのは8:40だった。
試験会場には完全に間に合わない・・・

昌彦は、一流大学を目指し、すでに2浪していた。
もう、今年が最後だと思っていた。
それなのに、寝坊という大失態をしてしまう。
自分だけでなく、手厚く支えてきてくれた
両親にも申し訳が立たない。
一体どうすればいいのか、・・・

昌彦は指先を震わせながら
大学の事務局へ電話を掛ける。
「恨みを持っているから爆弾を仕掛けた」
「爆発すれば死者が出るぞ」と
脅迫電話を掛けてしまうのだった・・・

昌彦は急いでタクシーに乗り大学へ向かう。
大学の周りにはパトカーが止まっている。
脅迫電話は成功していた・・・

合格発表の日を迎えると
昌彦は合格していた。
しかも、警察は犯人の特定はできず
昌彦の元へ刑事が来ることもなかった。
全てが上手くいったかと思ったとき
昌彦の前に、見知らぬ男が現れる。
相手は昌彦の腕をつかんできた・・・

  • 殺人偏差値70 受験地獄 西村京太郎.jpg


男は何もかも見抜いていた。
昌彦がタクシーから降りたところも
なぜかニヤニヤした表情を浮かべていたところも
すべて見られていた。
パトカーが止まっている事情も知らないはずなのに
誰にも聞こうとしない。行動がどれも怪しいという。

昌彦も、必死にしらを切ろうとしたが
男は「タクシーのナンバーも運転手の顔も覚えている」
といい、警察に証言してもいいという・・・
もう、昌彦は、相手に逆らうことはできなかった。
そして、男から身勝手な要求が始まる・・・

※ 補足
作品が書かれた当時(1979年)の電話解析は
警察の逆探知機がないとムリですし
仮に大学側が準備していたとしても
短い会話では番号、地域の特定はできません。

世間が驚くような大事件でもなく
奇抜なトリックなどもなく
名探偵(刑事)も出なければ、華麗な犯人も出てきません。
むしろ、平凡です。
それでも、なぜ本作が魅力なのかといえば
おそらく、私たちの日常にこっそりと潜んでいて
実際にありうる、という現実味がゾクゾク感と
ホラー的要素を引き起こしているのではないでしょうか。

小説もマンガも原点は同じかもしれませんね。
現実の日常では起こらなさそうな部分が
一番の面白さになりますが、物語を支えるのは
私たちが共感できる「日常」なんですよね。
どれだけ「日常」が近いかが
読者と作品世界の距離感につながります。

タケコプター、タイムマシン、どこでもドアなど
現実にないのに、制作も絶対不可能なはずなのに
子供だけでなく、大人でも真顔で
「欲しい、欲しい」といわせてしまうのは
藤子・F・不二雄先生の描く「日常」が
成功したからでしょう。
タケコプターは、それに近い機能を持つものが
開発されているようですが、頭にポンと乗せるだけ
という訳にはいかないようです。

それでは、西村作品のTV放映のご案内です。

■『殺人偏差値70』 7/2(水)21:00 日本テレビ

TVではどんな脚色になるかは分かりませんが
公式サイトを見ますと、両親の設定や
恋人の登場など、原作とはアレンジが見られます。
主人公の昌彦の名前も変わるようです。
とりあえず、変なアレンジがないことを願います。
最近は、原作からの映像化は、上手くいってない印象を受けます。
けれど、原作は120%の面白さです。
短編なので、長さはたったの30ページです。
本を読まない方、活字が嫌いな方(かつての私のように)
せっかくですから、読んでみませんか?



本作を読むと、まるで自分が脅迫を受けているかのように
ドキがムネムネしてしまいます。血圧も上がります。

P.S.
日テレ公式サイトを見ますと、脅迫方法は
どうやらメールを使うようです。
今では、電話を使うと発信元が間違えなく特定されるでしょうし
メールの方が、現代的ですので
こうした脚色の変更はありだと思っています





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Last updated  2014.06.29 23:00:32
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

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Re:推理小説『殺人偏差値70』(by 西村京太郎(06/29)  
happy-gai  さん
(受験地獄)面白そうな内容ですね。
私は往々にしてTVドラマになるものより本の方が面白いです。 (2014.06.30 17:25:17)

夏にドラえもんのCG映画も・・・  
空塚絶人  さん
トラベルミステリーはほとんど読んでいないのですが、昔の名探偵がたくさん出てきたりパロディやSFみたいなの書かれていた頃はたくさん読みました。
日テレにはぜひ『消えた巨人軍』をリメイクして欲しいですね。
(2014.07.01 00:00:27)

Re:推理小説『殺人偏差値70』(受験地獄)by 西村京太郎(06/29)  
百千華  さん

happy-gaiさんへ   
>(受験地獄)面白そうな内容ですね。
>私は往々にしてTVドラマになるものより本の方が面白いです。

私も、TVドラマよりも本(小説)の方が好きですね。
最近はTVを見る時間も少なくなりました 
   (2014.07.03 22:07:26)

絶人さんへ   
>昔の名探偵がたくさん出てきたりパロディやSFみたいなの書かれていた頃はたくさん読みました。

いい作品をご存知ですね。
西村氏の数少ない本格派作品ですね。
名探偵シリーズ4作は、屈指の名作です。

>日テレにはぜひ『消えた巨人軍』をリメイクして欲しいですね。

「消えた巨人軍」のドラマ化は面白そうですね。
実は、女子サッカーのなでしこジャパンが誘拐されるという
「消えたなでしこ」という作品はご存知ですか?
「消えた巨人軍」を彷彿させる作品ですね 
   (2014.07.03 22:12:32)

百千華さんへ   
>殺人偏差値70、面白そうですね!
>是非、観てみたいと思います♪

録画しましたが、まだ見てません。
百千華さんは見ましたか?
なんだか原作と大きく変わりそうな予感がします・・・
不安と期待が入り混じりますね~ 
   (2014.07.03 22:14:44)

Re:推理小説『殺人偏差値70』(受験地獄)by 西村京太郎(06/29)  
ringo5190  さん
TVドラマの放送は終わってしまったのですね。

私も以前は、西村京太郎氏の大ファンで飽きるくらい・・・・・事実、飽きたのですが(笑)、たくさん読みました。

ただ、旅行好きで、旅情ミステリーばかり読んでいたので、この小説は初耳です。

私の場合、子どもさえも卒業して久しいので、「偏差値」というものが遠い世界の話しになってしまいましたねぇ。
(2014.07.04 09:37:25)

ringoさんへ   
>私も以前は、西村京太郎氏の大ファン

以前も、そのようなことをいわれてましたね。
確かに、日本を代表する作家なので
ファンはたくさんいるのでしょうね。

>ただ、旅行好きで、旅情ミステリーばかり読んでいたので、この小説は初耳です。

トラベルミステリー以外も傑作が多いのでオススメですよ。
短編は絶品が多いです。また読み始めてみてはいかがでしょうか~ 
   (2014.07.06 05:13:10)

見ました(^^)b  
曽根スウプ  さん
こんばんは♪

西村さんの原作と知らず新聞を見て面白そうだと思っていたらネオさんがこういう日記を書かれていて・・・ますます見たくなり、見てみました。

面白かったと思います。
主人公が追いつめられてゆく様子にはドキがムネムネしましたし、ラストは途中で読めてしまったもののショッキングでしたし・・・原作を読みたいと思いましたね。ラストは同じなのか、恋人の存在やメールと電話の違いの他に何か変えてあったのか見比べてみたいですし。

1979年に書かれた話なんですね。かなり感覚が違うでしょうね。
『殺しの双曲線』の「高くも安くもない200円の定食」のような物価の違いも出てくるでしょうし。

どんどん読みたくなってきました。てかネオさんがドラマをご覧になったら是非感想をお聞きしたいです。
30ページの小説を2時間ドラマにしたのですから余計なエピソードを挟んで鋭さが失われた可能性もありますし。

最近、本来男性である筈の人物を女性(美人)に変えているドラマをよく見ますが、華が欲しいのはわかりますが何か違う気がします。
このドラマも主人公と脅し役をイケメン俳優さんが演じられていましたが、あの俳優さん達がいいとか悪いとかじゃなく何か違うように思えました。視聴率の為なんでしょうけど。

名探偵も出てこず華麗な犯人も奇抜なトリックもないけれど心惹かれるミステリー、というのはよくわかります。
真っ先に乱歩先生の『心理試験』が浮かびました。
むしろそういう「地味」な道具立てしか無い中で「読ませる」方が才能を感じさせる気がします。
実力が無ければ地味な話など見向きもされないでしょう。そういうのを誤魔化す為にやたらとキャラクターや舞台を派手にしている話は個人的にはパスなので、「地味だけど面白い」話に会うと嬉しくなりますね(^^)
「日常にポッカリ空いた穴」的な話は上手く書けば下手なホラーよりずっと怖いですし。勿論文章力が必要になりますが、西村先生や乱歩先生は問題ナシですものね。

テレビは、美人女優さんやイケメン俳優さんの採用など困った部分もありますが、西村さんのもっと華麗な話は沢山あるでしょうにこの作品を選んだあたりは見る目があると云えるのかもしれませんね(^^) (2014.07.09 01:29:58)

曽根さんへ   
>1979年に書かれた話なんですね。かなり感覚が違うでしょうね。

時代を感じさせる場面もありますね。
男から黄ばんだ封筒が届くのですが、
それを見て「ガールフレンドもなく、ラブレターも
書いたことがないのだろう」という所は、
その頃は、恋人同士の連絡は、ラブレター(封筒の使用)が
ごく普通で、当たり前だということですね。
F先生も、奥様と結婚するまでは手紙のやり取りをされてましたしね。
それほど大昔というわけではないのに
私たちの生活は知らず知らずのうちに大きく変化しているのですね~

>『殺しの双曲線』の「高くも安くもない200円の定食」のような物価の違いも出てくるでしょうし。

『殺しの双曲線』は所々、時代を感じる描写がありますね。

>ネオさんがドラマをご覧になったら是非感想をお聞きしたいです。

ドラマの感想は、ウソはつきたくないし、本当のことを言えば・・・
実をいうと、ドラマの公式サイトで男2人が
ぴったり寄り添っている画像が、大きくトップに
出ているのを見て、正直嫌悪感がありましたが
私の日記の目的は、自分が西村京太郎ファンであり、
西村作品の紹介と、一人でも多くの方にに知ってもらい、
興味を持ってもらいたい、という気持ちだったので
日記に書きました。あと、トラベルミステリー以外を
取り上げたいと思っていたので、ちょうどいいタイミングかなと思いました。

>あの俳優さん達がいいとか悪いとかじゃなく何か違うように思えました。視聴率の為なんでしょうけど。

TV界の呪縛ですね。外見重視にしないと視聴率が取れないという
安易な発想が拭いきれないのでしょう・・・
だからTV離れが起きているんですけどね。もう手遅れですが・・・

>心惹かれるミステリー、というのはよくわかります。
>真っ先に乱歩先生の『心理試験』が浮かびました。

私も同じだったのでビックリしました。
両作品とも、内容が近いわけではないですが、
人の心を追い詰めていくという点では似ていますね。

「地味だけど面白い」話に会うと嬉しくなりますね(^

西村作品には多くありますね。
特に短編などは「地味だけど面白い」とうなってしまいます。
『殺人偏差値70』に収録されている『海の沈黙』などは
ある漁船が遭難した、男がその事件を調べてみる・・・
という本当に地味なストーリーですが惹かれます。
ごく普通の遭難なので、怪奇現象は全くのゼロで地味です(笑)

>この作品を選んだあたりは見る目があると云えるのかもしれませんね(^^)

おそらく、西村ファンのスタッフが推したのかもしれませんね。
西村作品のドラマ化というと十津川警部を出さなければ、という
TV界の呪縛がありましたが、見事に打ち破ったという点は
拍手を送りたいですね。
個人的には「南神威島」をドラマ化にしたいですね~
F先生がもしも読まれたら、SF短編として
インスピレーションを受けていたのでは、と思ってしまいます 
   (2014.07.13 01:00:33)

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