PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

nipponites

nipponites

コメント新着

nipponites @ Re[1]:2022年旅あれこれ(11/23) 背番号のないエースGさんへ ご無沙汰して…
背番号のないエースG @ Re:2022年旅あれこれ(11/23) ご無沙汰しております。私のこと覚えてら…
nipponites @ Re[1]:【西表島(12/26) 背番号のないエース0829さんへ 2009年のb…
背番号のないエース0829 @ Re:【西表島 「竹富町役場 仮庁舎」に、上記の内容に…
名無し@ Re:えー加賀・・・うすっぺらい金箔の町、そのまんまの見栄文化(06/09) 古い記事ですが内容に同意しすぎてしすぎ…
nipponites @ Re[1]:さよならアウディA4、こんにちわプジョー207CC(09/23) ユウリィさん うわー、ご無沙汰です~ 最…
ユウリィ @ Re:さよならアウディA4、こんにちわプジョー207CC(09/23) こんばんは。 あまりにもお久しぶり過ぎて…
2015年11月16日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
私は浪人して無事に大学にはいったが、それは地方都市の小京都とよばれる古都の大学だった

名前を聞けばだれもが、いいところね、と外部の人が言うが、今となってわかるから断言するが
私の知っているかぎり日本の都道府県でもっともいやな町といえる

プライドが高く保守的で村的で排他的、虚栄心にあふれる、まさに「金箔」の街

私は社会人になって日本各県を旅して人と接し、その上で、その「古都」を再び訪れて
再確認した、「この街は日本で最低の街だと」

そんな排他的保守的で金箔に満ちた虚栄心の大学にいったのだから
先の私がいよいよ適応するはずもなかった

私自身にも多大の問題があったし、町との相性は最悪に近かったのだろうと思ふ

大学では別に苛められ橋なかったが、ずっと疎外感を感じながら、そして一人暮らしという
孤独感を感じながら、私は大学6年間を過ごした

大学を卒業して実家に戻るとき、荷を積んだ運送会社のトラックの助手席に乗るときに
同級生だった、4,5人が見送ってくれたが、彼らタチには感謝しているが、
なにひとつ感傷はなかった

当時の映画「プラトーン」の最後の場面で
ベトナムから帰還するヘリにのったチャーリーシーンが満面の笑みをうかべる
やっと地獄から逃れたと感じるくらいに、はればれとした気分だった

実家に戻り、私はpsychiatristとして仕事をするようになった

多大学で研修するのはやはり孤独感を感じたが、みなが優しく平等でいい仲間にであえて
私は始めて生き生きとした

私が今の道をえらんだ最初に理由は、学問的興味とお金だけだった。
少なくとも大学生以前の私にそれ以外のなにが想像できよう?
人を助ける喜び?なんて言葉にリアリティはまったくなかった

仕事を始めて、私はこの仕事が向いている事に気がついてきた。
もちろん想像を絶するストレスで思い悩んだことは数知れないがそれも経験値と
生き様の中で消化されていった

私は初めて、他人から批判されるのではなく、評価される自分を得た

少なくともそんな自信は生まれてきたのだ。

私は今の職場ではもっとも献身的にpatientにもhpにも同僚にも尽くしているほうだと思うし
そこにはある種の一貫性があるが、それは結局のところ、他人から評価されるという果実と
長年の職業倫理の中で生まれ、先輩の「正しくあるべき」という言葉に影響されている


そして、それは、夢の中の最初の質問に戻るのだ


「あなたは本当に自分のやりたいことの横道にそれていませんか?」


私の今の人生の立場は外から見れば順風満帆であろう

職場での自分の価値はみとめられているし、実際的な業務で相手から感謝されているし、
父親の残した遺産は、兄弟にも配り、身内全体が幸せになるようなバランスを考えて遺産相続を行い
年収はかなりあるし、資産も(父の遺産のおかげでもあるのだが)十分に潤った
献身的すぎる妻を大事にし、娘と息子の将来を考えつつもその自主性を配慮し
一部の隙もないような幸せに見えるが、その実感には欠ける


幸せとは他人から評価されるものではない。じぶんで感じ取るものだ。
そうだとすれば、感じ取るほどのものはなにもない、不幸なくらいだ
(これは妻も同じ考え)


私は本当に自分らしく生きているのか、いやいや、そうではない、
自分の行きたい方向に生きて生活しているのか?

他人に献身したり評価される事で、もう他者から攻撃されないという安心が欲しくて
それでもがいているだけで、本当に自分のしたいことを何も見えていないのではないか?


それは、旅行するとか、女を抱く、とかそういう原始的な欲望ではなく、

自分が何を考え何を求めて、何を是としてあたりまえに自然体に生きていけるのか

そこの問題だと思ふ。


もう疲れ果てている私はなるべく早期にリタイアしたいと思っているが、もおう53なので
今から計画を立てても早期でもない

要は、他人から評価される自分を失ったときに、私は何を基準に生きていき安心を得るのか?

そこに尽きるのかもしれない。今日の夢は私にそんな事を思わせたのだった






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年11月16日 11時01分45秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: