のぽねこミステリ館

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2004.12.31
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昨夜は中学校時代の同窓会。15人ほどきたのかな。
なかなか楽しめた。寝たのが1:00過ぎで、
睡眠薬の効果もあってか、昼前まで寝てしまった…
さ~て、今年読んだおすすめの10作を紹介します。
なお、今年発売されたものばかりではありません。
あくまで、今年読んだ作品ですので、あしからず…。
特に順位はつけていません。読んだ順番に掲げ、それぞれにコメントをつけようかと思います。
・浦賀和宏『透明人間』
 主人公の女の子に感情移入。久々に読んだ浦賀さんの作品ということもあってか、印象に残っていました。
・島田荘司『ネジ式ザゼツキー』
 あまり話題にならなかったかも知れませんが、強烈なインパクトを受けました。奇妙な童話が現実の事件に結びついていく…。とても鮮やかで、これを読んだ後に他の島田さん作品を再読しました。
・坂木司『動物園の鳥』
 鳥井・坂木さん三部作の最終作。坂木さんは本当に登場人物を大切になさる方で。この作品でも泣きました。
・京極夏彦『百器徒然袋-風』
 私は榎木津さんの大ファンなので、当然ランクインです。
・辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』
 ホラーかと思いながら読みましたが、中巻、下巻ではぼろぼろ涙が出てしまいました。メフィスト賞受賞作の中で、最も泣かされた作品といえるでしょう。めちゃくちゃ感動しました。
・小路幸也『Q.O.L.』
 小路さんが、パルプタウンシリーズ以外を書いた第一作。あくまで現実の世界が舞台で、主人公たちの過去は辛くて苦しくて、殺意を抱くのも当然と思うのですが、それでもダークな作品ではなく、優しさに満ちた作品だったと思います。
・北村薫『スキップ』
 とにかく泣きました。これはいい作品です。
・島田荘司『奇想、天を動かす』
 島田さんのすごさを再認識した作品。とにかくすごい小説だと思いました。
・舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』
 舞城さんが恋愛の話を書くとこうなるのか、と思いながら読みました。これにも何度も泣きました。
・小路幸也『そこへ届くのは僕たちの声』
 日記にも書きましたが、優しくて素敵な物語です。

2004年も本日で終わり。個人的には苦しい一年でしたが、こうしてHPを開設して、読書好きな方々とのつながりをもてるようになったのは、自分にとって大きなプラスになったと思っています。
このHPを見に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
2005年もいっぱい本を読んで紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
明日、元旦は「一日15時間小説読めますか?」に挑戦します。楽しみ☆





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Last updated  2007.08.19 18:20:30
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※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


紅白観ていますか?  
でこぽん さん
のぽねこさんのお薦め10作はほとんどミステリですね。
好きな作品が重なっているのが嬉しいですね。
特に、小路さんの作品が二作も入っているのが本当に嬉しいです。私もどちらも大好きです。そして嬉しいことに『Q.O.L.』はサイン本をいただけることになりました。ふふふ。
この中で一番印象的なのは、島田荘司『ネジ式ザゼツキー』ですね。いや~、これは本当にインパクトがありましたね。ただただすごいとしか言えません。本格ものとしては結構評価されたのではなかったかしら。
浦賀和宏『透明人間』は名探偵、安藤直樹がほんと変な性格で面白かったですね。
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』は確かに涙ぼろぼろでした。特に中巻が圧巻でしたね。もう胸が締め付けられましたし、読み応えがありました。私は青春ミステリはあまり好きではないのですが、これは読みやすくて良く出来ていたと思います。
坂木司『動物園の鳥』、この方も好きな作家さんです。シリーズは終わりましたが、また魅力的な人物で楽しませてくれることと思います。
京極夏彦『百器徒然袋-風』はですね、「五徳猫」は読みました。そして返却期限がきたため返しました。だって、聖月さんが読まなくてもいいとおっしゃったんですよお。でも、のぽねこさんにお薦めされては読まないといけませんね。
もうすぐ「一日15時間小説読めますか?」に挑戦ですね。
では、楽しんでくださいね♪
(2004.12.31 21:28:06)

紅白は観ませんでした  
のぽねこ  さん
大晦日の晩は夕食の時間を除いて一切テレビ観なかったですね。今日の早起きに備えて。
『ネジ式ザゼツキー』は評価されたんですね。講談社で書き下ろしというのは、かなり久しぶりの作品だったのではないでしょうか。いや~、面白い作品でした。
『冷たい校舎の時は止まる』、読まれているんですね。嬉しかったです。私は「HERO」の一章で大泣きしました。子供が大好きですから、余計にですね。
坂木さんはですね、加納朋子さんの『スペース』と迷ったのですが、三部作最終作ということもあり、こちらを選びました。坂木さんも好きというのは嬉しいです。
元旦の日記にも書きましたが、「1日15時間小説読めますか?」は、無事成し遂げましたよ☆途中、かなり消耗しましたけど(笑) (2005.01.01 22:52:21)

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のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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