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2015.03.28
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~ハルキ文庫、2012年~


 料理人・澪さんが活躍するシリーズ第7弾です。
 今回も文字反転で。

(ここから)
 自分の見つけた「心星」で、道を決めた澪さんは、なんとか小松原さまにその思いを伝えます。はじめて澪さんをその名で呼んだ小松原―小野寺数馬さんの決断と行動に、胸を打たれます。
 その一年はいろんなことがありすぎて、つる家のお客様のためには新しい料理を出せていなかったこともあってか、つる家は番付から外れてしまいます。なんとか挽回するため、澪さんは蠣を使った料理を作ろうとするのですが…。
 そんな中、今度は澪さんを病が襲います。においも味も全く分からないという症状に、料理人としてのあり方を見失いそうになる澪さん。ですが、店主種市さんの計らい、芳さんの計らいで、つる家の商いもなんとか続き、澪さんも自身の立ち位置を見失わずに済むことになります。
 そして、又次さんがつる家の助っ人を終えた後。吉原に大事件が起こります。
 この第四話の悲しさといったらありません。つる家にとけ込み、はじめて大笑いする姿までみせた又次さんが…。
 その後のふきちゃんの姿にも涙がとまりません。

(ここまで)

 本書の収録作は次のとおりです。

「冬の雲雀―滋味重湯」
「忘れ貝―牡蠣の宝船」
「一陽来復―鯛の福探し」
「夏天の虹―哀し柚べし」





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Last updated  2015.03.28 21:21:18
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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