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2016.03.19
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~講談社ノベルス、2000年~


 漢方薬局に勤める桑原崇さん、薬剤師の棚旗奈々さんが活躍するQEDシリーズ第3弾です(今回は、ジャーナリストの小松崎良平さんは登場しません)。
 いままでの(そしてシリーズ続刊の)日本史の謎とは違って、シャーロック・ホームズにまつわる謎の解明がテーマとなっています。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

―――
 クリスマス・イブの日、奈々はたまたま大学時代の先輩―緑川と出会った。彼女は実はシャーロキアンで、小規模なサークル「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」に所属している。そのパーティーに誘われ、奈々は桑原崇とともに出席した。
 ところが、パーティーのなかでスモーカーズのメンバーが寸劇を行っているさなか、メンバーの一人が殺害された。さらに後日、主催者の男も殺害される。遺体の奇妙な姿勢は何を意味するのか…。
 ホームズのライバル・モリアーティ教授との対決後、生還をとげたホームズは、以前の事件を解決してきたホームズとは明らかに違う特徴が多く見られるという、ホームズにまつわる最大の謎についても、桑原崇はひとつの解答に到達する。
―――

 昔にいろいろシャーロック・ホームズのシリーズは読んでいましたが、ここまで細かいことは全く覚えていませんでした。それでも、QEDシリーズに共通することですが、概要と、いったい何が謎なのか、といった点が明快に示されているので、とりのこされる感じはしません。
 ホームズの謎の解明も説得力があるように感じますし、殺人事件の謎解きも面白いです。
 安心して楽しめるシリーズです。





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Last updated  2016.03.19 14:20:50
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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