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New Zealand 虹の立つ国へ
■第16章 「単身赴任」
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第16章 「単身赴任」
そしていよいよ小生が出発したのが88年2月。
日本の会社(木材の買い手)からの短期駐在員と一緒に出発。
いよいよ、移住への第一歩が踏み出された。
オークランド到着後、とりあえずの宿舎としてモテルにチェックイン。
その後事務所に顔を出して他の社員と初顔合わせ。
一番の課題は宿舎の確保である。
当時はオークランドの土地勘はなかったが、たまたま今度就職する会社の社員がSt. Heliersと呼ばれるエリアに住んでいたので、彼らの近くが良いだろうという事で、すぐに家を探しに出かける。
St.Heliersの海辺の不動産屋のドアを叩き、出てきたセールスマンに家具付の貸家を探している旨を告げると、直ぐに「丁度良い。一軒いい家がある。私について来い。」と言う。
連れて行かれたのは、今で言うタウンハウス(庭の殆どない家)で海辺から一寸入ったところであった。
私は反対だったが、駐在員があちこち見て歩くのを面倒がって即その家に決めてしまう。
当時は何もわからず直ぐに借りてしまったが、後で聞いてみるとエラク高い家賃で借りていた事が判明。
完全にボラれた訳である。
こっちが知らないのを良いことに酷いものだ。
その後大家は海外に行ってしまい、仕方なく1年間はその額で借りる事となった。
それでも日本の家賃と比べるとずっと安い感覚であった。
もっとも家賃は日本の会社が出してくれたので個人の懐は痛まなかったのだが。
会社に"オンブにダッコ"では申し訳ないので、当分は私が二人分の食費と料理の担当を申し出る。
こうして駐在員と男二人の共同生活が始まる。
住み始めたSt. Heliers. は後で聞くと高級住宅街であることが判った。
オークランドの中心から海沿いの道を南にずっと走ってきて行き止まりがこの地域。
朝は海をずっと右手に、帰りは左手に、それは毎日通っても飽きない景色であった。
当時は道もすいていて街まで約20分。
今ではとても考えられないが。
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