2016年01月20日
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「Honganji」初日を観劇してきました。
強烈な映像と光と音のスペクタクルな舞台でした。
初日からキャストのクオリティも高くて大満足な舞台でした。
舞台上は巨大な屏風。そこにプロジェクションマッピングで映し出される迫力の映像。
映像以外にもライティングも素晴らしかった!
音響は通常の演劇では出さないほどの爆音の場面もあって凄い迫力でした。
爆音の所は音がちょっと割れ気味でしたが・・・。

水夏希さん
浄土真宗本願寺第11代門主「顕如」役。
ポスターの写真を初めて見た時から水さんに似合うしハマるだろうと予想してました。
凛とした佇まいと涼しげな表情で織田信長の悪のオーラと対抗する光を感じさせる役作りで
予想を大幅に上回る素晴らしさでした。
今回の水さんは完全に「静」で、前の「義経千本桜」の「動」とは正反対なような役で
芝居の幅の広さを改めて感じられた「顕如」でした。
SFチックや霊的な演出も多い作品なので「顕如」が最後にラスボス的な技を出すのかと思ったら、
やっぱりそれはなかった^^;当然だけど・・・。

陣内孝則さん
織田信長 天魔(サタン)役
平将門の怨霊に操られるかのように国中に恐怖を与える存在。
陣内さんの舞台は2003年と2005年「イーストウィックの魔女たち」で観ました。
あの時も悪魔の役だったので、悪魔のイメージが更に強くなってしまう^^;
マントの感じとかマグマ大使の「ゴア」を少し思い出したりした。
いや〜、でも陣内さんの存在感は凄い!陣内さんの芝居にグイグイ引き込まれた。

市川九團次さん
平将門 呪怨役
開場すると舞台の上にいきなり平将門の首が置いてある。
この首がどうなるのだろうと友人とあれやこれや言い合ってるうちに幕が上がりました。
九團次さんが出てるだけで、舞台に重みが増して見栄を切るだけでゾクゾクして感動でした。
歌舞伎役者の凄さを目の当たりにして鳥肌の連続でした。

諸星和己さん
雑賀孫一役
今回は自分が知ってる役者さんが多く出演してて、諸星さんもその一人。
惹き付けられる良い役者さんになってた。
歌を歌ってたイメージしかなかったので、芝居の良さに驚いた。

植本潤さん
ルイス・フロイス役
花組芝居の役者さんで、2014年伊丹で「夢邪想」を観劇した時にも出演されてました。
今回も強烈なインパクトのある役で引き込まれた。
また、花組芝居の舞台も観たいけど、なかなか関西公演してくれないので
観るには東京に行かないと観られない。
この前の「毛皮のマリー」も関西公演なかったし、梅組、菊組とも観たいと思ってた。

蒼乃夕妃さん
アゲハ役
宝塚月組元トップ娘役で霧矢大夢さんの相手役でした。
ダンスの上手い娘役さんだったので今回のアクションも決まってました。
蒼乃さんと言えば「STUDIO 54」のジゼルと「アルジェの男」でのサビーヌの印象が強いかも。

佐野和真さん
啄木鳥役
「ガチバン」を全作DVDで持ってるので佐野さんの事は知ってました。
佐野和真って名前より「森紋児」で覚えてる^^;
啄木鳥は一癖ある役で主演も多くしてるだけあって存在感と華のある芝居に思えました。

その他のキャストも文句なしの素晴らしさでした。

歌舞伎に出て来るイノシシとはまた違う、怪物級の大イノシシが登場します。
凄い迫力のある操演でした。歌舞伎関係の人が入ってたのかな?

終演後は10年以上振りにハイハイタウンで呑んでました。
近鉄劇場によく来てた頃はハイハイタウンで呑む事が多かったけど、
劇場がなくなってからは上六に来る事すらほとんどなくなってた。
最近は新歌舞伎座で公演観た後は違う場所で呑んでばかりでした。
外観は少し近代化されて小綺麗になったハイハイタウンだけど、
地下は昔とそんなに変わってなくて何かホッとした^^;

本願寺1.jpg

本願寺2.jpg





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最終更新日  2019年06月16日 01時36分28秒
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