2019年05月29日
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以前からずっと気になってた演出家、藤田貴大さんの作品を観てきた。
演劇雑誌などでインタビューや対談、エッセイなどを読んで、
いつか機会があれば観に行こうと思ってた。
期待以上のおもしろさで1時間45分あっという間だった。
主演の柳楽優弥さんの芝居も素晴らしく、演出、キャスト、装置、照明、どれも満足でした。
圧迫感と、ほどよい開放感で最初から一気に惹きつけられました。
東京の闇をSF的に描いていて「正しさ」の曖昧さを考えさせられる。
他にも考えさせられる事もあり、頭の中がフル回転になってたような気がする。
ギリシャ悲劇を思い出させるような感じもあって、「トロイアの女」や
「オイディプス王」というか映画「アポロンの地獄」が頭によぎる感じもあった。

目まぐるしい速さで展開していく舞台と、映し出される映像、照明、物凄い完成度で感動でした。
幼い頃に捨てられた兄妹、施設で知り合った仲間、その施設は特別な力を持つ者が集まる。
18歳になり施設を出てから行方不明になる妹。兄はヒーローとなり妹を探す。
正義と悪が表裏一体となった混沌とした世界で何が正しいかなんてわからなくなっていく。
もう一回観られたら、もう少し何か見えるのかも知れないと、いろいろと深く感じてみたい作品でした。




販売プログラムはなく、入り口で配られるクリアファイルがプログラム代わり。
中にはキャスト、スタッフや演出家の言葉などが掲載された紙が入っている。





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最終更新日  2019年06月15日 03時32分31秒
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