2022年11月01日
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カテゴリ: フォーク
山崎ハコさんが1983年2月21日に発売した11thアルバム「風の色」からのシングルカットとして、
1983年5月21日に発売されました。





10th「硝子の景色」、11th「風の色」、12th「ダージリン」の3枚のアルバムは
ハコさんの歴史の中でも、少しそれまでの音創りとは違っています。
ロック色強め、そしておしゃれなサウンドな曲が多く収録されてるアルバムです。
自分はこの3枚の時代が凄く好きだった。
ハコさんの声が軽いロックアレンジに凄く合うのもあって当時、かなりハマって聴きまくったアルバム。

4th「流れ酔い歌」、5th「人間まがい」、6th「歩いて」の3連続Heavyなアルバムの時も
聴きまくってた。重暗いようなテーマのHeavyな曲も凝ったロックサウンドも、
アルバム「SA・SU・GA」のようなもっとHardなロックサウンドのハコさんもどれも振り切ってる感じが
たまらなく好きだった。

今の暖かい温もりを感じるようなハコさんの世界も当然、好きなのでずっと聴き続けている。


1983年発売のエッセイ集「風の色」より





A面「雨に唄えない」
作詞・作曲 山崎ハコさん  編曲 惣領泰則さん

アルバム「風の色」の2曲目に収録されています。
1曲目が渋いベースソロから始まるブルースロックナンバーの「ヨコハマ・アンバランス」です。
「風の色」を初めて聴いた時は、この1曲目と2曲目の流れに鳥肌で1発でそれだけで気に入ったアルバム。
3曲目にはハコさん得意のハードなブギーロックの「港O U T」が続く。

この「雨に唄えない」はアレンジのカッコ良さとハコさんの歌唱がとにかく凄い。
激しく歌い上げるのではなく、感情を閉じ込めたような引いた歌唱にゾクゾクする。
この曲はライブでは3回ほどしか聴いたことがないと思う。
この曲がセットリストに入るとかなりレアな選曲のライブセットリストの時が多い印象。
神戸のハーバーランドだったかのライブバーのような場所での2daysの2日目で聴いたのが
最後だったと思う。あの2日間はかなりレアな曲も聴けたように記憶してる。
その2日間の全セットリストをどこかに書いて残してると思うのでまた探してみようと思う。



B面「ヨコハマ・アンバランス」
作詞・作曲 山崎ハコさん  編曲 惣領泰則さん

アルバム「風の色」の1曲目に収録されてる曲。
ベースのフレーズがメインになってる。
バッキングにブルースハープのシブシブのフレーズが重なるのが
めちゃくちゃカッコいいイントロ。
気怠そうにブルースを歌うのもハコさんの魅力の一つです。




1983年当時、ハコさんがこんな曲も多く歌ってる事が知れ渡っていれば「呪い」のイメージだけが
一人歩きするのは止められたかも知れない。
「呪い」のような曲の方が少ないのに。
「呪い」で怖いとか暗いとか言うのなら「黒いバス」や「暗闇」「からす」「三つの花」を聴くと
「呪い」のようなキャッチーな部分は一切なく曲の中に救いを探すのが難しい曲たち。
曲はキャッチーだけどシングルカットされてる「心だけ愛して」も相当重い曲です。

自分はその中でも「黒いバス」がたまらなく好きです。
自分と向き合ったり、少し遠目から自分を鳥瞰的に見る事をさせてくれる曲。
同じアルバム「歩いて」に入ってる「歪板」もそんな風に少しの間、普段考えないことを
考えさせてくれる曲。  
毎日、ずっと聴いてたら何かおかしくなりそうだけど…。

そんな重く深い曲もありますが、全て浄化してくれるような曲が多くあって全体的には
ハコさんの楽曲は力が湧き出て前を向ける曲が多い。
アルバム「歩いて」1曲目、最初に遠くに光が確実に見える曲「夢」が収録されています。
まず救いからアルバムが始まる事がこのアルバムの最大に好きなところ。
アルバムラストが「夢」じゃないのがやっぱりイイ!


今日はハコさんの曲をいろいろ聴いてたので熱く書いてしまった^^;








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最終更新日  2022年11月01日 04時08分51秒


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