2023年10月18日
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2012年7月18日発売、ちんぺいさんの48枚目のシングル「はじまりの物語」のカップリング曲。
このシングルは40周年を記念したもので、カップリング曲の「伴奏」は
これまで長い道のりを伴に歩んで来たファンに向けて作られた曲でした。






「伴奏」
作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 石坂慶彦さん

この曲を初めて歌ったツアーの2012年7月22日NHK大阪ホール。
アンコールの最後に歌われました。

「この40年の記念にずっと支えてくれたみんなに感謝の気持ちを込めた歌を作ろうと思い、
 作りました。タイトルは「伴奏」と言います。伴に奏でる。
 自分一人では実はなにも出来なかった…。みんなと一緒に過ごして来られたから今の自分がいる。
 その感謝の気持ちをこの1曲に込めて最後にみなさんに捧げたいと思います。
 それでは「伴奏」聞いてください」

こんなMCのあとコンサートの最後に「伴奏」が歌われた。
本当にファン冥利につきると思わせてくれたファンの中では特別な1曲。


美しく優しい言葉で綴られた歌詞と柔らかで温かいメロディ。

「♪粉雪舞う道も 陽炎立つ道も 凩吹く道も 桜見上げた道も
  それぞれの苦しみも悲しみも すべて
  過ぎ去るものは必ず美しく変わる

  夜が明けたなら 旅を奏でよう
  ゴールテープの君を抱きしめて
  いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね
  きっと…」


自分はこの曲を初めて聴いた時に
「いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね きっと…」
この歌詞が心にずっしりと降りて来た。
アウトロは前を向いて歩くことを促すようなスネアのドラムマーチ。
そう、「昴」でも使われてるドラムマーチのリズム。

想像したくない事だけど、すでに父を亡くしてた自分は覚悟する強さを持つ事は大切だと
ずっと考えてた事。
自分の愛する人、尊敬する人がいなくなる時を想像するようになってた。
どんな別れ方になるのだろうかと。
想像してたものと同じ事は一度もなかったけど、本当に突然の別ればかりだったけど、
覚悟してる事で狼狽える事も少しは抑えられた。
母を亡くした時も、親友を亡くした時も突然だったけど自分を無くさずにいられた。
ちんぺいさんとの別れも、悲しさよりもこれまでの感謝の気持ちの方が大きくいられた。

亡くなったニュースを観て泣きじゃくりながら言葉にならない言葉で電話掛けてきた友人もいた。
呆然として何も今は考えられないって落ち込んでる友人もいた。
それぞれに思いが深すぎて、人生のほとんどをちんぺいさんに寄り添って生きて来て、
これからの希望が見えなくなりかけてる人もいると思う。
ちんぺいさんが優しく語りかける『伴奏』を今一度、聴いてほしいって思う。


明日・・・神戸国際会館に入るだけで胸が締め付けられてしまいそうだけど、
哀しみの中でべーやんが力を振り絞る姿を観て応援しないと。


1975年冬。ちんぺいさんの書き下ろしの詩は意味深に思える。
この詩を元にした歌詞がありそうな気がする。





1972年。まだ大阪難波に事務所があった頃。ちんぺいさんはこんな風に道頓堀界隈を
よく歩いてたのだろうか。ちょうど松竹系映画館「浪花座」では天地真理さん主演の「虹をわたって」の
ロードショー看板。





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最終更新日  2023年10月18日 06時17分25秒
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