おしゃれ手紙

2013.06.19
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カテゴリ: 映画
華麗なるギャツビー:あらすじ

その美しさも、莫大な財産も、すべてが完璧な男、ジェイ・ギャツビー。

だが、彼には<秘密>があった。


1920年代。ジャズと禁酒法の時代。
アメリカン・ドリームを追い求め、故郷の中西部からニューヨークへとやって来た作家志望のニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)は、宮殿のような豪邸で毎夜豪華絢爛なパーティーを開く謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)の隣に居を構える。
港を隔てた向こう岸には、いとこのデイジー(キャリー・マリガン)とその夫で女好きのトム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)が住む邸宅があった。
そんなある日、ニックはギャツビーから彼の生い立ちを打ち明けられる。
裕福な名家に生まれ、ヨーロッパで宝石や名画に囲まれた贅沢な暮らしを送った後、戦争で数々の勲章を受けて英雄となり、両親が亡くなった今は天涯孤独の身だという。
だがそんな出来すぎた話に、ニックは「ギャツビーは何かを隠している」と直感する。
やがて、耳を疑う噂と危険な人脈、そしてデイジーとの禁じられた恋が、少しずつギャツビーの華麗な仮面をはがしていくのだった……。

この映画が見たいと思ったのは、1920年代に大流行したアール・デコと原作者、フィッツジェラルドという2つの理由からだ。

★アール・デコ
1920年代に世界で大流行したスタイル。
衣食住のあらゆる場面で見られる。

衣*ギャツビー邸でチャールストンを踊る女性たちの服装。
  アール・デコ以前は、女性のスカートの丈は足首まであったのが、この時代、膝丈といっきに短くなる。

食*ニックの家でもようされるお茶会。
  はっきり見ることが出来なかったが、お茶会のティーポットの取っ手や茶漉しがアール・デコスタイル。

住*ギャツビー邸の床などにみられる模様。

この他、映画のタイトルなども華やかなアール・デコ様式の文字。

この華麗なる様式美を楽しんでいたのは、ごくごく限られた特権階級。
ほとんどの人々は、これまでと変わらないスタイルの服を着て働いていた。
映画の中でも着飾った、ギャツビーたちと、ほこりにまみれて真っ黒になって、働く人々が描かれている。

このようは、一部の人のためだけのデザインは、この時代までだったのだろう。
魅了する美しいデザインは、強大な力を持つからこそ出来たものなのだろうか。

遠い時代のデザインと思うけれども、■ 大阪の古いビルめぐり ■をしているとあちこちに、
アール・デコを見ることが出来る。
考えてみれば、大阪が一番活気のあったのが1920年代だからこれはうなずける。

2010年9月、パリで娘と■ ギマールの創ったアール・ヌーボーの建物 ■を見ていた時にも
アール・デコ様式の邸宅 ■発見!!
NYはアール・デコの建物が多いがパリでは、はじめて見た。
★原作者:F・スコット・フィッツジェラルド

原作者、フィッツジェラルドはギャツビーそのものだといわれている。
20代前半で小説により富と名声を手に入れる。
フィッツジェラルド曰く「アラバマ・ジョージアの2州に並ぶ者無き美女」のゼルダと結婚し、子どもも生まれた。

しかし妻ゼルダは、浪費家でパーティー三昧。
そのため、フィッツジェラルドは、いつもお金に困っていたという。

フィッツジェラルドは自分の体験を文学に昇華できるタイプの小説家だった。
だから、妻ゼルダのパーティ三昧な生活はそのまま、「華麗なるギャツビー」になった。

映画の中で、ギャツビーが恋する、ニックのいとこのデイジーは言う。
「産まれた子が女の子で嬉しかったわ。
美しくバカになりなさいと言ったの」と言う。

これは、フィッツジェラルドの妻ゼルダが、娘が産まれた時に本当に言ったことだそうだ。
ミッドナイト・イン・パリ ■という映画の中には1920年代を代表する有名人が出てくる。
*ジョセフィン・ベイカー* アーネスト・ヘミングウェイ*ガートルード・スタイン
*パブロ・ピカソとその愛人、アドリアナ* サルバドール・ダリ*マン・レイ・・・。
そんな超有名人の中にF・スコット・フィッツジェラルドと妻ゼルダもいた。
そして、パーティーに明け暮れていた。
フィッツジェラルドに影響を受けた
村上春樹が「グレート ギャツビー」というタイトルで翻訳している。
村上春樹を私は、「回転木馬のデッドヒート」と「ノルウェイの森」しか読んだことがないのだけれど、■ ある種の無力感 ■や哀しみを感じていた。

映画「華麗なるギャツビー」もいくら派手に騒いでいても、ある種の哀しみを感じる。

■おまけ■
男性化粧品「ギャツビー」は、「華麗なるギャツビー」からつけられたもの。

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昔 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2013年6月16日 *父の麦わら帽子:へんなれぽんなれ *





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Last updated  2013.06.20 10:54:40
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