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日本人が気にするマナーで、韓国人があんまり気にしないマナーっていくつかあると思うのだが、その中のひとつ「靴」について。 日本では玄関で靴を脱ぐと、「出る時にすぐ履ける方向に向けなおして、そろえて上がりましょう」と教育されるが、(でもお客さんの靴をその場で向けなおしてそろえると、「早く帰れ」という意味になるので、しばらくしたらそろえるとかいうマナーもある)韓国では入ったままの方向のまま、しかも靴をそろえてあがるということはあまりしない。 それなので親戚が集まった時も靴は誰の手によってもそろえられることなく、ぐちゃぐちゃに放置されたまま、脱ぎ捨てなので左右があちこちバラバラに飛んでいるなんてことはザラ。 私が時々靴をそろえるくらいで、誰もそのことを気にする人はいない。 それはまあそういう文化なのだから、自分が気になる範囲で整理すればいいんだけど、ちょっとこれは・・・と思ってしまう部分。 靴のかかとを踏みつける ちょっとこれには閉口してしまう。 うちの子はマジックテープの運動靴を履いているのだが、まだ子どもなので幼稚園から帰って来ると、いつも靴のかかとを踏んでいる。そのたびに私は注意する。 どうしても気になる部分だからだ。 でもよその子を見ても運動靴のかかとを365日踏んづけたまま履いていて、もうかかとを踏んづけた形にしてしまっている。 恐らくここのうちでは、そういうことを注意しないのだろう。 そして、これは子どもだけの話ではないのだ。 うちの姑は合成皮革のいわゆるローファースタイルの靴のかかとも踏んづけて、もうその踵を踏みつけた形に整形して履いていた。 それでもまあいい。韓国の人だからね~。 韓国ドラマを見るとわかるかもしれないが、一昔前のスタイルの住宅は家の真ん中が中庭になっていて、外なのだ。 それで部屋と部屋を移動するのにいちいち靴を履かなければいけなかったり、トイレが外にあるのが普通だったから、日本以上に靴を脱いだり履いたりが忙しい、それで靴を脱いだり履いたりが非常に面倒だからつい踵を踏むという訳がある。 西洋文化が入り込んでまだ歴史が浅いので、靴の踵を踏まないというマナーがまだそれほど浸透していないこともあるだろう。 でも一番衝撃的だったのは、在韓日本人の知り合いがスニーカーの踵を踏んづけたまま、そのスタイルに整形して履きつづけていたこと! 私的にはあり得ないな~。( ̄へ ̄; ムムム あと一番ムっとしたことが、義姉さん2の旦那さんが私の運動靴を勝手に履いたのだが、踵を踏み潰して履きやがった。 その靴はその後踵がへなへなになって、履きづらくなったよっ! ( ̄へ ̄; ムムム ×2 以前にインターネットの掲示板にはまっていたのだが、そこで得た情報の中にこんなことがあった。 日本では玄関で靴を脱ぐから、そこに段差があるが、欧米では靴を脱がないから、家の外に段差がある。 日本には靴べらというものがあるが、欧米では見かけない。 では欧米の人はどうするのかというと、いちいち革靴の紐をほどいて脱ぎ履きするんだそうだ。 でもどうせ一日一回程度の脱ぎ履きだから、たいした面倒ではないようだ。 日本などでは外で落ちた食べ物はもう食べないけど、欧米の人は比較的気にしないで食べる(?) それは家の中でも靴を履くので、家の中、外という区別が薄いからなのか?(近所の旦那さんがアメリカ人の日本人も結構気にしないで外に落ちた食べ物も食べる。 私も北朝鮮の飢えた人々のことを考えたら、もったいないと思って食べてしまうタイプ~ ( ̄w ̄)ぷっ) 欧米ではトイレの床に座って、着替えたりする人がいるんだってねー。 日本や韓国では床は湿っていて汚いから、そういう人はいないけど。 そんな訳で、靴の履き脱ぎが日本以上に激しい韓国で、しかも子どもを抱っこして家を出たり入ったりすることも頻繁だから、パチっとかとめたりはずしたりする面倒な靴は段々と履く機会がなくなってしまった。 人気blogランキングへ
2005年08月29日
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2021年01月02日
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