韓国同居暮らしと日本語教師

韓国同居暮らしと日本語教師

2020年07月26日
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カテゴリ: 日本語
韓国で日本語教師をしています。今年で11年目です。

 どんなところで日本語教師をしているかと言うと


1、隣の村の自治センター

 私が韓国で一番最初に仕事を始めたところです。かろうじてなくなることなく続いています。
 私が担当し始める前から通っている人が2名ほどまだ残っていて、そのほかは入れ替わりながらもなんとか存続しています。
 隣の村はスキー場、ゴルフ場などのリゾート施設があり、平昌オリンピックの前には高速列車KTXの駅もできました。
 首都圏からIターンした人が多く、日本語の受講生はそういう方がほとんどです。教養がある人が多くて付き合いやすい人ばかりです。


2、電話日本語

 電話日本語をしているところに所属していて、授業できる時間に受講生を入れてくれて、その人にインターネット電話で電話を掛けるか、スカイプやカカオトークのボイストークやズームなんかで授業をします。
 1回10分~50分です。
 これも11年目で、一番古株になってしまいました。 
 受講生はいろいろなんですが、会社員、経営者、主婦、大学生、高校生、中学生、小学生。
 中には日本やアメリカ、他地域在住の韓国人なんかも。


3、中学・高校の放課後授業

 大体3月から12月ぐらいまでの契約で、ほとんどは週1回2時間(中には週2回)行って7時間目とか8時間目に授業をします。

 平成30年度日本語教育能力検定試験を受けたのですが、こんな問題がありました。

「韓国には約56万人の(日本語)学習者がおり、         で学ぶ学習者が大半を占める。」

 正解は  中等教育機関  でした。

 私は普段中学で日本語を教えながらもその問題は間違ってしまったんですが、確かに(真剣に学んではいないものの)あたま数では中学で日本語を学んでいる人が多いかもしれません。独学とか文化センターみたいなところは正確な統計がとれないだろうし。

 中学生も高校生も同じようなものだろう、と思ったあなた。いいえ、全然違います。

 私は小学生に教えたことも1年だけあったけど

 小学生 さる
 中学生 さる 以上 人間 未満
 高校生 人間

です。人は高校生になってはじめて人としての礼儀とかが身につくような感じ。願わくは高校でやりたいものの、ほとんどが中学なのが上に書いた通りです。


4、中学の自由学期制の授業

 中学1年生は中間・期末テストがありません。その代わり「自由学期制」なるものがあって、その時間はクラブ活動的な何かをします。その時間に日本語を採用している学校もあって、今年初めて1か所担当しました。


 ご存じの通り、今年は新型コロナウィルスの自粛のため、3月から契約していた学校が延期に延期を重ね収入が大幅減でした。(フリーランサーなどの人へも政府から補償があったものの)

 もともと1月2月は冬休み春休みなので学校や自治センターの授業がありません。12月~2月に次に行く学校などの面接を受けたり契約をしたりするのですが、2月に契約はしたものの、学校や自治センターが延期に延期を重ね、学校はやっと6月から自治センターは7月から始まりました。よって、1月から5月までは収入が多い月の半分だった(涙)しかも週2で契約していた高校は「受講希望者がいない」と言ってきて、待ちに待った挙句切られる始末。

 ただ自由学期制の授業はオンライン授業が始まったのでそこだけは4月から授業が始まりました。

 そして私が契約していた放課後授業も人数が少ない田舎の学校ばかりで、全校生徒が6月から学校に通い始めたので、6月から始まりました。都市部の学校はまだ全校生徒が同時に登校していない学校も多いだろうに。不幸中の幸いに放課後授業も早く始まった方です。


5、個人授業

 個人的な知り合いか、ネットで連絡してきた人と。
 直接会って授業はしないで、電話かスカイプでやっています。





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Last updated  2020年07月26日 21時26分40秒
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