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2024.04.20
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城山かたくりの里、川尻八幡宮の散策を終え次の目的地は近くにある寺社史蹟巡りに。

3月27日(水) 14:55
セブンーイレブン 相模原城山川尻店
所在地:神奈川県相模原市緑区川尻4030-1
駐車場から出て、近くのコンビニに立ち寄り飲料水、食料を補給し次に訪れる場所を確認。
事前に訪れる所をチェックしていたが渋滞で到着が遅れ、15時になったので近場だけにする。


まずセブン-イレブンの近くにある「熊野三社」を訪れることに。
スマホの案内で進み目的地近くの道路脇に車を停める。


熊野三社
所在地:神奈川県相模原市緑区川尻 4042-6
道路脇から小松川に架かる橋を渡り鳥居の前へ。階段の上に社殿。


鳥居の手前に立っていた注意看板。「私有地につき  立入禁止 」と。
ちょうど高齢の方がおられ「参拝はOKか」と尋ね「参拝のみならOK」との了承を得て参拝。


私有地の参道を入ると傾いた鳥居。


鳥居の扁額「熊野三社」。


落ち葉が積もった階段を上り境内へ。


境内の奥に一間四方の社殿が建ち扁額には「熊野三社」と。


社殿の左奥の高台に別の社が建っていた。
説明板等が無く詳細は不詳。


境内から南方向に「城山かたくりの里」を見る。


道路脇の車へ戻る。
この場所は「城山かたくりの里」の北側数百メートルにある。


15:05
高野山真言宗 松風山寶泉寺 (ほうせんじ)
所在地:神奈川県相模原市緑区川尻 4562
門前に建つ寺号標石には「高野山真言宗 松風山寶泉寺」。


門前に立っている石碑には、
「史蹟 相模国小松城址
      城山元町長小磯武二書」と。


新しい六地蔵が並んでいた。


境内地に入ると直ぐ右側に駐車場。


駐車場脇にあった簡易トイレ施設と、汚水処理装置制御盤。


駐車場下に設けられた汚水処理設備の制御盤であろう。


駐車場から参道を進むが全てが新しい建物であった。
境内の西側に建つ「本堂」。
ネットで見ると猫が多いお寺であると、猫嫌いの私の目にも数匹いた。


本堂の東側に建つ「法要施設」。
建物への車寄せもありまるでホテルのような建物であった。


法要施設の左側に「手水舎」。


手水舎の龍の水口。


宝泉寺の由緒
久安四年(1148)に入寂された宥正上人が開山された。過去帳附記によると開山当寺山号は小松
山であった事、二度火災に遭い再建が果たされたのが天保元年(1830)である事が記されている。
開山当時堂字は現在地から田をはさんで南側の丘に有ったと伝えられる。再建以降に現在地の
小字松風と山号を改めたと考えられている。現在堂字は小松城址に有り、城は由来によると、
1300年代に長井大膳大夫広秀という武将が片倉城の出城として築いたと伝えられる。付近には、
片倉城、津久井城、小松城の武将が落城について相談したという評議原、小松城落城の折、寺
も民家も焼かれ一族が自害したという自害谷戸等、城にまつわる地名が残っている。
本 堂
ネットで調べると本堂他は平成20年(2008)頃に再建されたようだ。


本堂の右奥に背丈3メートルほどの観音像?。


基壇には、
「令和三年十一月吉日建立
   奉納者 西東京石材株式会社 代表取締役 山田健一
       浅川利雄
         卅二世 智泉代」と


ペア―の地蔵も。


本堂前に立たれる「弘法大師修行像」。


台座には、
「碑 文
   松風山寶泉寺 本堂落慶の吉日と相俟ち 高野山金剛流金剛講寶泉寺支部講員一同が積
   年の念願とした御祖師弘法大師修行像の寄進建立が茲に成就す。
   関係者各位の奉加喜捨に深謝し 未来永劫に亘り 菩提寺の興隆と檀信徒一同の安寧を
   祈念する。
                                 合掌
     平成二十一年七月吉日
           高野山金剛流金剛講
             寶泉寺支部講員一同


前に廻り込み正面に「南無大師遍照金剛」。
立札には「この砂の下にお四国霊場八十八ヶ寺と高野山のお砂が入っています」と。


左側側面には、
「高祖弘法大師御詠歌
  第一番 有り難や 高野の山の 岩蔭に 大師はいまだ 在しますなる」と。


本堂前左右には烏天狗の像が二体。本堂の守護役であろうか。
本尊は釈迦如来。


本堂左側の墓地入口に無縁仏と石像が立っていた。


宝泉寺の石灯籠
相模原市登録有形文化財に指定されているので風化を恐れ建屋の中に置かれていた。
念には念に消火器も。


相模原市登録有形文化財(建造物)
宝泉寺の石灯籠
宝泉寺の石灯籠は、高さ約218cmの凝灰岩製です。形態は上から宝珠、笠、火袋、中台、竿、
基礎の各部からなりますが、宝珠は五輪塔の空風輪を代用とし、火袋と中台は近年の作と考え
られます。竿には「応永十七年(1410)」の銘があります。宝泉寺には多くの応永年間の石造物
が残されており、その当時に地域に根ざした石造文化圏が成立していた可能性が考えられます。

相模原市登録有形文化財(歴史資料)
宝泉寺の板碑 (いたび)
宝泉寺の板碑は、高さ86cm、幅37cmの緑泥片岩製です。基礎部分は欠落していますが、上部
2本の切り込みははっきりしています。また、蓮華座上に阿弥陀如来種子(梵字)を表しており、
鎌倉時代後期のものと考えられます。蓮華座の下に「正嘉二年十二月十二日(1258)」と刻まれ
ていますが、風化度の具合より、後の時代に刻まれた可能性が高いと考えられます。
※ この2つは昭和四十五年に旧城山町の指定文化財となり、合併により相模原市登録文化財と
  なりました。
登録年月日 平成二十年四月一日
                           相模原市教育委員会


石灯籠横から本堂を望む。


墓地を進むと西側の山の上に「史蹟 小松城址」があるのだが時間の関係で今回はスルー。


15:20
駐車場へ戻り帰路にある「金剛山 普門寺」へ行くことに。


15:30
城山湖の石碑



城山湖 展望台
所在地:神奈川県相模原市緑区川尻 4454-3
宝泉寺からカーナビの案内で、松風都井沢線を西へ走り「城山湖」の標識があり立ち寄った。


城山湖
昭和40(1965)年、純揚水式の城山発電所建設にともなって、境川支流、本沢渓谷に上池として
誕生した「本沢ダム」の人造湖で、「かながわの探鳥地50選」や「かながわの公園50選」にも
選定されている。


城山湖展望台にある四阿。
四阿の屋根、横には太陽光パネルが設置されていた。


四阿の隣に説明板が建っていた。


城山湖にようこそ
城山湖と本沢ダム
城山湖は相模川総合開発事業の一環で、純揚水式の発電をするために昭和40年に誕生した人造
湖です。城山湖の水は、標高の低い津久井湖の水を汲み上げたものです。
この湖は、ロックフィルタイプの本沢ダムによってせき止められていて、ダム周辺の良質の土
砂が多く使われ築造されました。
城山湖  集積面積     0.6k㎡
     湛水面積     0.21k㎡
     総貯水容量    3,927,000m3
     有効貯水容量   3,835,000m3
     利用水深     28m
     常時満水位    EL.280.0m
本沢ダム 形  式     ロックフィルダム
     高  さ     73.0m
     長  さ     234.0m
     堤体容積     1,852,000m3
城山発電所
城山湖と津久井湖を延長1.5kmの水路で結び、この間の落差153mを利用して発電しています。
最大出力は25万kwで、これは約12万戸の家庭で使う電気に相当します。
発電所は地表から230mの地下室(約1850㎡)に設置された4台の発電機をはじめ、地上の制御
所、変電施設等から構成されています。


城山発電所透視図
城山発電所    形  式       日調整純揚水式
         最大出力       25万kw
         最大使用水量     192.0m3/s
           有効落差       153.0m
         年間可能発生電気量  3億7,600万kwh


城山湖・本沢ダム周辺図
右上写真:建設中の本沢ダム
右下写真:完成間近の本沢ダム


揚水発電所ってなあに?
電気の使われる量は一日のうちで大きく変わります。昼間は工場や事務所などでたくさんの電
気が使われ、水力発電所もいっせいに発電をします。しかし、夜になると電気の使われる量は
昼間の半分くらいになります。かんたんに止めることのできない火力や原子力発電所では電気
が余ってしまいます。そこで、この余った電気を送ってもらい下の津久井湖の水を上の城山湖
にくみ上げます。そして昼間再びこの水を利用して発電をします。この発電方法を揚水発電と
いいます。城山発電所もこの方法で発電していますが城山湖に川から流れ込む水が全くないの
で純揚水式発電所といいます。
お願い:城山湖は、発電のため1日に28mも水位が上下することがあり、危険ですので絶対に
    立入禁止区域には入らないでください。


本沢ダムを見下ろす。


山の法面に「しろやまこ」と。


北東方向をズームアップ。
高層ビルは八王子駅辺りであろうか。左奥の高層ビル群はどの辺りになるのか。さいたま市か。
また中央奥にかすかに見える山は筑波山であろうか。


15:35
この城山湖には川から流れ込む水が全くない。
因みに、江ノ島に流れ込む境川は、県北部の城山湖付近を源として都県境を南下し、相模湾に
注ぐ流域面積約211平方キロメートル、延長約52キロメートルの二級河川である。
いつか城山発電所の見学をしてみたいものだ。



                                                                                                              ー 続く ー





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最終更新日  2024.04.20 03:00:10
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