読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.10.01
XML
カテゴリ: 小説
老人がいっぱい出てくる短編集です。
どの老人も、年老いて静かに枯れていく人は一人もいません。
みんな腹に一物、頑固で理屈屋で欲たっぷり、うさんくさくて風刺的でエロティックで・・・若者に好かれたいなんて思ってないし、自分のやりたいようにやるしかない。
ほんとに、こういう老人になりたいわ。

特に天の川をはさんで暮らす織女牽牛のお話「天の川」は、想像もできない異界のお話でとてもおもしろかった。
「閻邏長官」は抱腹絶倒。裁判官の第2の職場としてはなかなかいいお仕事でした。しかし人望ある元裁判官も、単身赴任できないようじゃだめね。いくら寂しいからって奥さんを無理やりに連れて行こうとするなんて。しかも、裁判にかけられて自分で自分を弁護、死刑求刑なんて!第2の職場がどこにあるのか、想像がつきますか?!

読み応えある大人の読み物でした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.01 08:50:01
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: