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2009年05月25日
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カテゴリ: 環境

ちょうど1年ぐらい前に、ミキシィの日記で紹介した
熊森協会「クマともりとひと」

DSC00545b のコピー.jpg

また、ここでも紹介させてくださいね。
とても素敵なので、一人でも多くの方にお伝えしたいなあと。

熊森協会 は、森と森に住む動物たちを守る活動をしている団体です。


この小冊子が日本から届いた日。

私は友人との待ち合わせのため、カフェにいたのですが、
待ち時間に読もうと、この熊森協会の小冊子を読んでいて、
もうボロボロと、涙が止まらなくなっていました

この小冊子は熊森協会を創立した、森山まりこさんという方が
自分が、なぜこういった活動をすることになったか、
今、日本の森がどういうことになっているのか、
などについて、
子どもにもわかりやすい簡単な文章で綴られてあります。

詳しくは、その小冊子を読んでくだされば、わかるのですが
簡単に説明すると

森山まりこさんは、中学校の理科の先生でした。

彼女は、環境保護なんて自分がやることになるとは
夢にも思っていなかった方なのです。

そんなことは、そういうことをやる人に任せておけばいいし、
そんな未来の地球のことなんて考えているより
今、生徒たちとの毎日を大切にして、
先生としての喜びを感じながら
人生を送りたいと思っていたそうです。

それが、ある日、ある生徒が、
持ってきた新聞記事によって
熊が森を失ったために、里に降りてきて殺されて
絶滅の危機に瀕しているということを知ります。

そして、今、日本の森がどんなことになっているかを
初めて知り、ショックを受けます。

日本には森がたくさんあるから、
たくさんの自然が残っていて大丈夫だと思っていたその森は、
ほとんどすべて杉や檜の人口林であり、
昔あった原生林は、もうほとんど残っていないということ。

そして、杉や檜の林は、実がならないために、
動物たちの食べ物がなくなり
どんどん餓死しており、里まで降りてきて、
農家の作物を荒らしたりして
問題になっていること。
このままでは、熊は絶滅の危機に瀕しているとのこと。

そのことを知った彼女は、学校新聞にその記事を載せ、
生徒たちの間に広まってゆきました。

でも、彼女としては、そのことで、
もうその話題は終わったつもりでいました。

ところが、生徒たちから、毎日のように
「あの熊たちはどうなるの?
そのために誰かが助けるために動いているのですか?」

と質問されます。

彼女は、あらゆる新聞記事を見たり、調べたりしますが
結局、熊を絶滅から守る活動などやっているところは一つもないという
事実を認めざるを得なくなります。

普段から
「正しいと思ったことは、たった一人でも行動しなければなりません」
と生徒たちに指導してきた彼女は、だんだん苦しくなります。

その辺りの彼女の葛藤が、
とてもよく語られていて、共感できます。
誰だって、自分の生活を犠牲にしてまで、
一見全く得にもならない森や動物たちのために活動するなんて、
やりたくないことですものね。

彼女の素敵なところは、けして聖人ぶらないで、
その辺りの自分の気持ちを正直に語っているところなのです。

でも、子どもたちは違ったのです。
彼らは、動物がいなくなった世界には、
自分たちも住めなくなるということを
知っていました。

一つの種が絶滅すれば、
それに付随しているあらゆる生き物たちが 影響を受け、
生態系は狂ってきます。
これはけして熊だけの問題ではなく、
杉や檜の植林がこれ以上増えると
森はどんどん崩壊してゆき、保水力のない土壌となり、
私たちの水の供給もできなくなってしまうのです。

子どもたちは、街角で署名を集めたり、
熊を殺さないでという電話をしたりして動き始めます。
そして、子どもたちの熱意に動かされるようにして、
彼女も動きはじめるのです。



これがこの熊森協会を設立することになった経緯だそう。

『大人たちは本当は、
私たち子どものことを愛していないんじゃない?
だって、今のままでは地球はあと何十年ももたないよ。
大人たちは僕たちに地球を残そうなんて気持ちはないんでしょう?』

そういう子どもたちの心からの叫びに、
読んでいて、涙が溢れてきます。
今日、また久々に読んで、胸が熱くなりました。

熊は、けして、普段は人を襲うような獰猛な動物ではないのだそう。
それが、住む場所を追われたり、
食べ物がなくなって里におりてきて、
敏感になっている時に、人間が現れると驚いて、
叩いて逃げるだけなのですが、その力がとても強いために、
熊が襲ったとされているとのことでした。


私は小冊子の他に、森山さんの講演会のDVDも見たのですが
とても感動のお話の連続でした。

子どもたちは、ほんとうにピュアな心で動いていくのですね。

そして、その小さな一歩が大きな力へと変わっていくことを
この熊森協会は教えてくれます。


この小冊子は100円。
ここで購入 できます。

ぜひ購入して読んでみてくださいね。

また、お近くに住んでいる方で
ボランティアで参加できたりしたらいいですね~

以前、私のこの熊森に関する日記を読んでくれた友人が
このボランティアに参加して、そのご報告を頂いていますので
ここにシェアさせてくださいね。


早速昨日行ってきました!
熊森協会のボランティアに!

熊森協会はこれから自然農業にも取り組んでいくそうでして
今回は今はもう使われていない田畑を耕して、
苗を植えられる状態にするというフィールドワークでした。

今回集まったのは協会の職員、ボランティアあわせて約18人で、
阪急夙川駅に集合して、そこから車何台かに分かれて、
約2時間ほどかけて、現地に到着しました。


戦後、建築資材の急速な需要の為、
材木として針葉樹を植えることを、
政府が奨励していたそうで、
そのため皆家族総出で、
子供たちなどは遊ぶ事を我慢してまで働いたそうです。

その結果が、今の人工の針葉樹林なのですが、
結果は海外からの安い材木の輸入の為
日本の木は全くの利益にならない上に、
今ご存知のとおり生態系を壊す結果となってしまっています。

またその山に生えている人工の針葉樹は、
九州地方からのもので、
兵庫県の大雪には耐えられないで
倒れてしまったりで、森は荒れていく一方のようです。

自分の青春時代を、それを良いことだと思って、
また自分の子供たちの豊かな未来を願って
植樹することに費やした人々、
今のお年よりたちは、この結果を非常に悲しんでいるようですが、
農村には、それを建て直す若い力も無いというのが現状のよう。
そこで熊森協会が立ち上がって
実をつける広葉樹の植樹などを始めたようです。

今回はメンテナンスなので、18人でも人数は少ないほうらしいのですが、
植樹などのメインなフィールドワークの時には
50名くらいのボランティアが集まって
バス1台借り切って行くそうです。

都会の方ではなかなかこのような問題に気付きにくいし、
関係ないと思ってしまいがちだけど、
いずれは自分達にもまわりまわって
確実に降りかかってくる問題なわけで、
手遅れにならないうちに、
今自分達が直していかなければいけないんだ、
と協会の人は言っていました。

協会の人たちも、ボランティアの人たちも本当に暖かく、
また自分達が何かを変えていこうという
前向きな意志を持った方たちばかりで、
私としては自然に触れ合えただけでなく、
人々からもたくさんのパワーを貰う事ができました。

ボランティアといっても、このようにアットホームで、
初めて参加した者にも、まったく分け隔てなく接してくれるような
暖かい雰囲気のところは、ほかではあまりないと
何人かの人が言っておられました。

また熊森協会のように、ただ熊を助けるだけとか、
植樹をするだけとかいうのではなく
トータルに考えて活動している団体も
なかなか他にはないようです。

以上長くなりましたがご報告です!

感謝、感謝です。大変勉強になった1日でした。
いつも有益な情報ありがとうございます。
このあとまた、耕した田んぼに、
田植えなどのボランティアがあるようなので
参加してみたいなと思っています。


私の日記を読んで、実際に行動してくださった方がいたことに
とても感動しました。

それぞれが自分にできることを少しだけでも
やっていったら、それは大きな力となってゆきますね。

森山まりこさんがマザーテレサの言葉を紹介していました。

『愛は言葉ではなく行動である』

私たちみんなの豊かさの実現のために

ありがとうございます。

P1010364 のコピー.JPG
@コスタリカ   豊かな原始の森に住む、幻の鳥ケツァール。






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最終更新日  2009年05月25日 21時19分05秒
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