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スペイン9日目。前日の夜からバルセルナに3泊したのですが今回は2日分まとめてアップします〜。今回のバルセルナはホテルではなくアパートメントでした。グラナダでの宿泊も、アパートメントタイプだったのですが普通のビルディングをホテルとして使っているだけで一般のホテルと同じく、~~ホテルという表示もあり1階には受付もありましたがここは、一般の人たちが澄んでいるアパートの一室をオーナーが貸し出しているというものでした。Booking comでは、そのあたりの違いがよくわからず到着した日の夜は、管理の人が来るのを待っていなければならなかったりけっこう面倒でした。部屋は2ベッドルームで6人まで泊まれるので広くてきれいでしたが、内装はごく普通のアパートという感じです。料金は前回、バルセロナで泊まった4つ星のホテルよりも高いのでこれなら普通のホテルの方がよかったかもですがバルセロナに住んでる気分にはなれました。そうそう、グラナダで日本人ギタリストの人と広場で出会い少し話をしたのですが、彼曰く「バルセロナが東京なら、グラナダは鳥取ぐらい物価が違いますよ」とのことでした。ちなみに、その方はフラメンコのギター修行にグラナダに住まわれているそう。とても親切にいろいろ教えてくれました。さて、この日の朝はお昼近くになって、ゆっくり起きてから近くのフレンチ風のカフェへランチに行きました。カフェと言っても、ちゃんとしたレストランでサービスもよく料理も凝っています。前菜のキッシュとメインのたらとポテトのグラタン。 それから、タクシーでミロ美術館へ、ミロは昔、たくさんの作品を見ていたせいなのかそれほどの感動はなかったのですがのんびり見て回ることができました。それから再び、タクシーで戻り夕方、ネットで見つけたバル、Ciudad Condal に出かけます。カウンターに魚介やピンチョスや様々なタパスが並んでいます。テーブル席もあるのですが、ちょうどカウンター席が空いたのでカウンター席に座り、オーダーすると貝や魚などはそれから調理してくれます。私たちは、イカのグリルや、マテ貝ししとうのようなピミエント パドロンという野菜いわしの酢漬けやフライなど頼みましたが、どれも新鮮でおいしい。 特にマテ貝を焼いたのは、とてもジューシーで味付けもよくて普段、貝はあまり食べない私ですがこれを食べたくて、次の日もまたこの店に来てしまったほど。この日のバルセロナはメルセ祭りという大きな祭りの日でその一環として、カテドラルの前に特設ステージができていてリセウオーケストラの演奏が始まっていました。身動きが取れないほど、たくさんの人が集まっています。この日の夜はカタルーニャ音楽堂で、フラメンコ&オペラのチケットを取っていたのでオーケストラは30分だけ聴いて、それから音楽堂へ。ここはNYで言えば、カーネギーホールという感じかしら。建築家モンタネールの作品です。音楽は、男女のオペラ歌手、男女のフラメンコ歌手チェロ、バイオリン、ギター、カホン、フラメンコダンサー3人という組み合わせ。意外にも音響が悪くて、ボーカルとギターだけ、などの時はいいのですがグループで音を鳴らすと、音がダマになってクリアに聴こえてこない。トマティートの時は、とても音響がよく、すべてがクリアに聴こえていたのでこの差は歴然でした。アレンジも今ひとつで、みんなが一斉にソロを取っているかのようなよくわからない感じ。オペラのカルメンの『ハバネラ』を、最初オペラ歌手に合わせてクラシックで演奏して次にフラメンコ歌手に合わせて、フラメンコで演奏するなど試みとしてはおもしろかったしフラメンコの踊り自体は素晴らしかったのですが。全体としては、今一つでした。トマティートを見た後なので、そう感じてしまったのかもしれませんが。でも会場はとても盛り上がっていたので、人気のショーなのでしょうね。そして、スペイン10日目、最終日。この日は朝、早起きして、タクシーでガウディのグエル公園へ。去年から入場料を徴収するようになったとのことで事前にネットで予約して行きましたが、私たちが着いた時には誰もいなかったので、特に予約する必要はなかったです。入り口のメルヘンの建物。有名なトカゲ(イグアナ?もしかしてカメレオン?)スペインのあちこちで、このトカゲの置物がおみやげに売られていました。すべて斜めになっている柱。この中を歩いていると、私の身体まで斜めになりそうです。上からの眺め。タイルの模様が全部違っています。 有料エリアだけでなく、無料エリアも広い。予想に反して、ここは観光で写真をバチバチ撮るというよりも半日ぐらい本でも読みながらのんびり過ごすような公園だなあと。タクシーで戻り、ランチした後はアイシャンブラ地区でショピング。いつも旅先で洋服を見たりしないのですが(試着したりする時間がおしいので)この日は時間もあったので、洋服や雑貨店を見て回ります。ある小さな服屋さんに、他には見ないとても素敵なオリジナルプリントの服やバッグがあっておさむがバッグとシャツを買ってくれましたそれから、前日のバルに再び行って、軽く飲んで食べた後ボルン地区をぶらぶら。古い建物や石畳の道に、新しいカフェやお店が混在していてほんと歩いていて楽しい。 路地でトリオが演奏していました。ちょうどスティングの「SHape of my Heart」を演奏し始めてこの場所の雰囲気と溶け込んであまりにも美しくて泣けてきそうでした。ここは、1851年から創業という乾物屋さん。店内を見ていたら、ここの店員さんにペラペラの日本語で話しかけらました。日本に11回も行ったことがあるのだそう。この古い機械で、毎日様々なナッツを挽くんだよと説明してくれました。ここで挽き立てのアーモンドや、オリーブオイルやチョコレートなどを買いました。 それからボルン地区のバルへ。ここで食べたフェデウアというパエリアのパスタ版という感じのイカスミのパスタが印象深かったです。こうして、バルセロナの2日間は過ぎてゆきました。10日間のスペインの旅は、あっという間でしたが充実していたし、それでいてのんびりできたし楽しかった〜。(パワースポットもあったし♪)音楽もアートもいろんな意味で刺激を受けました。(食事も。早速、家でいくつかタパスを作って頂きました)ということで、先日、わが町、ニューヨークのブルックリンに戻ってきてまた新たな日々のスタートです。(やっぱり家にいるのもいいね〜♪)旅日記、駆け足で綴ってきましたが、おつきあいくださってありがとう〜♪
2014年09月25日
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スペイン8日目。前日からグラナダに宿泊した私たちはこの日の夕方の便でバルセロナに戻ることになっていたのでこの日の朝がアルハンブラ宮殿を見る最後のチャンスでした。でも、数日前にチケット予約のサイトにアクセスしてみたら既にこの日は完売。旅行会社が持っている特別枠やツアーのチケットも完売とのこと。こんなにアルハンブラ宮殿って人気の場所だったのね〜と感心しつつグラアダに来て、アルハンブラを見ないで帰るのも何だけどもう充分他のところを楽しんだからいいねと半ばあきらめていました。と、ネットで調べたら、当日券を確実に購入する方法があったので朝7時に、タクシーでアルハンブラ宮殿へ。8時から当日券の販売がスタートですが、既にチケット売り場は、長蛇の列です。その列には並ばず、そこから先に歩いて行くと自動販売機の前に10人ほどが並んでいます。ネットに書かれてあった方法というのはこの自動販売機は、クレジットカードでの購入のためのものでその存在をみんな知らないので、並ぶ人が少ないとのこと。確かに、もし私たちが何も知らないでアルハンブラに着いたら入り口近くのチケットオフィスにみんなが並んでいるのを見て、そこに並んだだろうなあと。なぜわかりやすく明記していないかは謎ですがともかく、8時の販売開始と同時にチケットを購入できてすぐに宮殿内に入場することができました。まずは、美しく手入れされた庭園。その当時はどんな植物が植えられていたのかしら。噴水や水路などの作りから、当時の華やかさを思わせます。噴水や水路は、庭園だけでなく、宮殿内のあちこちに張り巡らされていました。当時、この高台まで水を行き渡らせる技術というのは特別だったそう。 それから要塞のアルカサルへ。青空に映える城塞。塔に上る階段の窓から。 ベラの塔の鐘。塔の上からのグラナダの街。ワインの門。カルロス5世の宮殿。この中のミュージアムで、小さな日本展が開かれていてフィルムが上映されていたので見てみると1965年のオノヨーコの作品でした。それから、ナスル宮殿へ。ナスル宮殿は、入場制限があり、入場時間が’決まっていて私たちは10時30分から入ります。花や星や幾何学模様の美しいタイルの壁。 星や宇宙をイメージしたという天井。 精巧に細工された壁や柱。 アラヤネスの中庭。ライオンの中庭。ここに入ったら一瞬、別世界のような感覚。周りに観光客は多いのだけどここで水の音を聴いていると静寂を感じます。この水の流れは、長い時を経て、今も変わらないものであるかのよう。予想していた以上にアルハンブラ宮殿は美しくて感動でした。見学することができて、ほんとよかった〜。8時20分に入り、出たのは11時すぎ。急いでタクシーでホテルに戻り、チェックアウトします。一旦、荷物を車のトランクに入れた後、ランチにレストランへ。それから、カテドラル周辺をぶらぶらと散策。ストリートで売られているお茶の香りがいい〜。 カテドラル。中は白い柱、黄金の装飾、天井のステンドガラスなど荘厳な雰囲気でした。カテドラルを出て、たまたま私たちが休んでいた広場で一人のおじさんがフラメンコを弾き始めました。と、何気に上手い〜♪おさむが近寄って話をするとパコデルシアなどとも深い交流がある人だそうで腱鞘炎か何かで指をだめにしてもう舞台には出れないので、ここで弾いているそうですがそれでも、とても上手いし音に深みがあります。おじさんと話し込むおさむ。スペインは音楽、特にギターののレベル高い〜。まさにギターの王国ですね。こうして私たちはグラナダで素敵な時間を過ごした後夜の便でバルセロナに向かいました。
2014年09月23日
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スペイン7日目。前日、フリヒリアナの山の上のラブリーなホテルを満喫した私たちはこの日は、午前中にホテルをチェックアウトしてそこから車で山を下り、フリヒリアナの街に向かいます。びっしりと縦列駐車しているストリートに何とか一台駐車するスペースを見つけて車を停めそこから歩いて街を回ります。この日は快晴。フリヒリアナは、とても素敵な白い街でした。 観光客はメインストリートにはたくさんいますが、ミハスよりも少なくて街がざわざわしておらず、ゆったりと時間が流れている感じです。狭い通りに入れば、誰も歩いていなくてとても静か。 街のあちこちでギターを弾いている人がいました。白い街の風景にギターの音色がとけ込んでゆきます。ブルーのドアを見るとつい撮ってしまう。 店の奥から聴こえてくる音楽に誘われて入ってゆくとフリヒリアナの街を見渡せる素敵なカフェだったのでジュースを頼んで休憩しました。 それから、フリヒリアナを出発します。グラナダにすぐに向かう前に海岸沿いまで行ってみようか、ということになりそこから車で10分のネルハに立ち寄ります。そこはもう地中海が広がっていました。ビーチもそれほど人がおらず、地元の人だけという感じです。ビーチの端まで歩いてゆくと反対側には、別のビーチがありました。まさに地中海のリゾートという感じ。エメラルドグリーンの海が美しい♪しばらく潮風に吹かれて、すっかりリラックスした後再び、グラナダに向けて出発です。そこから車で約1時間半で到着(私は移動はひたすら寝てたけど)今日のホテルは、先日歩いたアルバイシン地区の川沿いにあるホテル。今回は、それほど迷うことなく、駐車場を見つけて車を停めることができます。ここも最初のグラナダのホテルと同じく、とても広くてスタイリッシュなホテルでした。ここにもウェルカムワイン。(でも結局、毎回、外で食事をしたので、部屋で飲む暇はなかったのですが)部屋からアルハンブラ宮殿が見えます。この日はおさむの44歳のバースデーです。アルハンブラ宮殿が見えるレストランを見つけたのでホテルのレセプションの方に電話してもらって、予約しました。予約時間まで2時間ほどあったのでまずは、近くのバルで軽く一杯。それから、前回のように迷路のような狭い路地をくぐりぬけるようにしてアルバイシンの坂道を登ってゆきます。 El huerto Juan Ranas というレストランで、サンニコラス広場のすぐ近くです。8時オープンで、8時の予約だったので私たちが店に入った時には、まだ誰もいませんでした。私たちはテラスではなく、室内の席でしたが窓際のテーブルで、目の前にアルハンブラ宮殿が見えたのでラッキー♪テラスの方は、予約は1ヶ月前ぐらいでないと取れないそう。 おさむのバースデーを祝って、乾杯ライトアップされたアルハンブラがよく見えて、最高のロケーションでした。食事もどれもおいしい。 帰りにサンニコラス広場から見た夜景。広場のすぐ下にある門がレストランの入り口でした。おさむのバースデーをここで祝うことができてよかった。きっと忘れられないバースデーになったよね。(私は忘れるかもだけど)
2014年09月22日
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スペイン6日目。この日、パラドールで朝食を取った後ロンダを発って、車で1時間半のミハスに向かいます。ミハスは、アンダルシアの白い村の中で最もポピュターな村なのだそうですがこの日もたくさんの観光客が訪れていました。ギリシャのサントリーニのように、家々が真っ白。街はどこも坂道で、狭い路地に入ってぶらぶらと歩いたりおみやげ屋さんでオリーブオイルやオリーブのせっけんなどを買ったり。 ミハスの家々。カフェで休憩をした後、再び、車で出発です。この日泊まるホテルは、ミハスから約1時間半のフリヒリアナの村近くにあるホテルです。もう4時頃になっていたので、フリヒリアナの村は次の日にまたゆっくりと見ることにしてこの日は、そのままホテルに向かいます。フリヒリアナの村を過ぎて、15分ぐらい走ってもなかなかホテルは見つからず、別のホテルの人に場所を聞いて山の上の方まで車を走らせて到着したのがホテル ルーラル ロスカラコレス。ここからの眺めは素晴らしい。向かいの山の中腹にあるのは白いフリヒリアナの村々。空と海が一緒になって境目がよくわかりませんが、地中海が見えます。建物が丸くてかわいいホテルでした。ホテルのレセプション。中は洞窟の雰囲気。ここは一つ一つの部屋が独立していて、別々の建物になっています。全部で部屋は5棟しかないようです。私たちが泊まった部屋、部屋の中もかわいい♪ バスルームはバスタブが丸い形で広くて、二人で入っても余裕なサイズ。(ふふ、もちろん二人で入りました) しばらく、のんびり部屋で過ごした後このホテルのレストランで食事をしました。 食事中にちょうど虹が出ていました。(すっかりらぶらぶモードの二人)ここは、この旅、一番のお気に入りのホテルになりました。このホテルのサイトを最初に見た時には、すでに予約が埋まってしまっていてこの日の予約は取れなかったのですが出発の10日前ぐらいに再びチェックしたらたまたまキャンセルが出ていてしかも空いたのが、スィートルームだったので、ラッキーでした。(しかも、今回泊まった他のホテルの半分ぐらいの料金なのよ)レストランで食事をしていた人たちもみんなカップルでしたがここはカップルには最高のロケーションです。できれば、もう一泊したかったな〜♪
2014年09月21日
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スペイン5日目。この日の午前中に、セビーリャを発って、崖の上の街ロンダに向かいます。セビーリャから、車でくねくねと曲がった山道を走るのですが私は相変わらず車の中で熟睡。(いまだに乗り物に乗ると、必ず寝てしまう癖あり)気がつけば、ロンダでしたが、セビーリャからは約1時間半で到着です。今夜のホテルはロンダのパラドール。パラドールは、もともとは古城や貴族の館などの文化財を改装して、国営ホテルとして宿泊に使っているところです。意外に部屋の中は、シックでシンプル。私たちは予約したのがもう遅かったので崖の見える部屋は満室で予約できなかったのですが部屋によっては、眺めがいいのだろうなあ。早速、ホテルを出て、ホテルの周りを散策します。ホテルの前からの眺め。右側の展望台まで、歩いてすぐです。展望台から見た風景。左にあるのがパラドール。ちょうどここで、一組のカップルが演奏を始めました。ここの開放的な雰囲気に二人のナチュラルな音が合っていて、一気に和みます。女性はハープとボーカル、男性はオカリナやギターやボーカルで音楽は、全くフラメンコとは違って例えば、私が昔よく聴いていたNARADA系ミュージックのようなニューエイジミュージックなのですが、スペイン語で歌っていてより素朴な感じの音楽でした。二人のハーモニーがとても美しくて、ここでこの音に出会えたのはまたラッキーでした。私たちはロンダに着いていきなり彼らの音楽を聴き入って「ここって、癒しのスポットだったね」とすっかりまったりリラックスモード。このまま、いつまでも聴いていそうな雰囲気でしたがそう言えば朝から何も食べていなかったことを思い出し彼らのCDを2枚購入してから、街にランチに出かけます。左の建物は闘牛場。こんな小さな街なのに、観光客がとても多い。お腹が空いていたので、探す間もなく近くのレストランに入ります。ランチは魚介のフライやサーモンなど(もちろんワインも♪)お味はまあまあでした。それから、ぶらぶらと歩いて、ヌエボ橋を渡ります。新市街と旧市街を結ぶ橋。これは橋の下から見たヌエボ橋。 下の方から見上げたパラドール。それにしても、こんな崖の上によく街を作ったよね〜。街をしばらくぶらぶらした後はホテルに一旦戻って、2時間ほどシエスタ。(軽く飲んでシエスタ。これが気持ちいいのよ)そして、夜になって起きて、バルへ出かけます。タパスを出しているところはどこも満席でなかなか座れません。しばらく歩いて、ようやく地元の人たちが多い小さなバルに入ります。ここはタパスは、一皿1〜2ユーロ。ワインも2ユーロぐらいでした。お腹一杯に食べて飲んでも一人10ユーロ(15ドルぐらい)にもならないという安さです。ということで、この日もまたあっという間の1日でした。それぞれの場所では、割とゆっくりのんびり過ごしているのだけどグラナダ以降、毎日移動していることもあって、時間が矢のように過ぎてゆく感じです。絶景の街ロンダでも、素敵な音楽に出会うことができてここは私たちにとってのパワースポットだったかも。
2014年09月20日
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スペイン4日目。この日はセビーリャに向けて出発です。最初はグラナダに続けて2泊する予定だったのですがセビーリャで2年の一度のフラメンコの祭典が、この時期行われていて9月19日におさむの好きなフラメンコギターのトマティートが演奏するということで、この日はセビーリャに行くことになりました。グラナダはまた後日戻ってくることに。と、この日の朝、起きたら、何とすでに11時半。9時間以上(おさむは12時間!)も眠っていました。ずっと睡眠不足だったので、身体が睡眠を欲していたのでしょうね。起きてすぐに支度をして、セビーリャに出発しグラナダから、車で2時間ちょっとで、セビリア市内へ到着。が、グナナダの時と同じく、道が迷路のように入り組んでいてホテル近くの狭い路地を車でうろうろ回ってみても通りの名前も書いていなかったり、どこをどう行っていいのか全くわかりません。とりあえず、一時停車する場所を見つけて、車を止めそこから歩いて、また狭い路地をさまよって、ようやくホテルを見つけました。ホテルは駐車場がついている、という話だったのですが結局一杯でないということでおさむはまた駐車場を探しにまた出かけます。ホテルの部屋は、一応ベッドルームとリビングとが分かれていてそこそこ広く、広いバルコニーもついています.(ひさしがなかったので、暑くて出れなかったけど) おさむがやっと駐車場を見つけて戻ってきてから、食事に出かけます。このあたりもいい雰囲気。とりあえず、すぐに開いているレストランに入りました。 もう夕方5時になっていて、ようやくこの日、最初の食事です。お店はきれいで、前菜、メイン、デザート、ワインがセットになっているセットを頼んだのですが、お味はまあまあでした。この時間に開いていることもありますがまさに観光客向けの店という感じです。それから街をぶらぶらと歩きます。 ヒエルダの塔。スペイン最大級の大聖堂だそう。時間になると、鐘が一斉にこのあたり一帯に鳴り響きます。世界遺産の宮殿、アルカサルの入り口。アルカサル近くで歌っていた女性。とてもきれいな歌声。一心に絵を描いていたおじさん。まだ開演まで時間があったので、近くのカフェで時間をつぶしていたら近くでフラメンコの演奏が始まりました。ギターの演奏もダンサーも上手いです。昨日のタップ中心の踊りとは違って、優雅に舞うようなフラメンコ。開演は9時30分なので、9時頃アルカサルへ行くともうすでに半分ぐらいの人が中に入って、座っていました。宮殿の庭に舞台が作られています。この2年に一度、セビリアで開かれるフラメンコの祭典は、ビエナルの祭典。(なぜか無限大の印)ショーが始まると、色とりどりの照明がつきます。ペルーやメキシコの世界遺産で見たナイトショーを思い出しました。開演の合図で、出演者が出てきました。ギターのトマティートの他は、2人のギタリスト、2人のパーカッショニスト2名の男性ボーカル、1名の女性ボーカル、そしてダンサーの合計9人です。最初の2曲は、例えて言えば、ジプシーキングスの曲のような比較的、典型的なフラメンコのリズムの曲でしたがやっぱりトマティートがすごすぎる。私は前日、グラナダで見たフラメンコのギターの人がとても上手かったのでおさむに「トマティートって、このギターの人より上手い?」などと質問したのが、いかにアホな質問だったのかが、最初の音を聴いてわかりました。なんと言っていいのかわかりませんが、上手いとか、そういう言葉で表現するものを超えています。音も全然違うのですがこの人の存在そのものが神がかっている、というのか発しているエネルギーそのものが違うという感じです。2曲が終わって、トマティートと他の2人のギタリストのみを残し他の人たちは一旦、舞台から退いて3人での演奏が始まりました。二人のギタリストの控えめなアルペジオに合わせてトマティートがソロを取って、スローなメロディーを弾き始めた途端、私はもう涙がボロボロと止まらなくなりました。音楽を言葉ではとても表せないですがシンプルで哀しみを帯びた美しいメロディーと心の奥底まで響いてくるような深いギターの音色に完全にノックアウトされた感じです。これまでの人生で、たくさんのギタリストの演奏を聴いてきたけどこんなギターの音は、聴いたことなかったなあと。彼の演奏はもちろんですが、音響も素晴らしくよかったということもあるのですが。CDではどうやっても、あそこまでの深い厚みのある音を聴くことはできないですから。その他、私の好きなピアゾラのミロンガをアレンジした曲やパットメセニー&チャーリーヘイゲンのミズーリスカイのアルバムの中の曲など(名前がわからないけど)私が好きな曲を何曲か演奏したので、さらに幸せでした。またトマティート以外のミュージシャンもまた素晴らしい。ギタリスト二人は、伴奏に徹している感じでしたがボーカルもパーカッションもよかった。ダンサーが踊ったのは、全部の曲の中で3曲のみでしたがこれまたすごいタップのテクニックで、まるで機会仕掛けで動く人形のような足と美しい舞とで、すべてが完璧すぎるぐらい完璧でした。最初にトマティートのことをおさむから聞いた時にはフラメンコギターにそこまで興味がなかった私は「パコ・デ・ルシアは聞いたことがあるけどトマトみたいな名前の人がそんなにすごいの?」という感じだったのですが(トマティートとは小さなトマトという意味)おさむが「のりこ、すごいなんてもんじゃないよ、トマティートよ、トマティート。トマティートが世界遺産アルカサルで演奏するのよ」というので、おさむがそこまで言うのだからきっといいんだろうな、ぐらいの感じでした。おさむがトマティートはフラメンコフュージョンと言っていたのですが確かに、これはフラメンコというジャンルを超えているなあと。おさむと「もう天国だね」「最高に幸せだね」と何度も言い合いましたが本当にこんな音楽にセビーリャで出会えるなんてなんという幸運なのかしら。写真撮影は禁止だったので、アンコールの時に一枚だけ撮ったトマティート。ということで、夢のようなコンサートが終了し、興奮もさめやらぬままバルに飲みに行きました。もう11時近くになってましたが、どこの店も外まであふれるほど人が一杯です。スペイン人ばかりがいる小さなバルに入ってタパスをつまみにワインを飲みます。赤ワインが上手い~~バルの壁一面に飾られていたアンティークのラジオ。帰りも迷路のような道を歩いて、ホテルに戻ります。こうして、一夜だけのセビーリャの夜は終わりました。またいつか、この街に来ることがあったらいいな。夜のヒエルダの塔。
2014年09月19日
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スペイン3日目。2日間バルセロナで過ごした私たちはバロセルナにはまた最後に戻ってくることにしてこの日からスペンン南部のアンダルシアへ向かいました。今回の旅では、バルセロナ以外の土地はレンタカーで回ります。この日、朝早くにホテルをチェックアウトしてタクシーでバルセロナ空港へ向かいました。朝7時すぎの便で、バルセロナからグラナダへ。私たち二人とも時差の影響なのか、スペインに着いて2日間は夜10時頃眠くなるのですが、夜中1地か2時頃に目が覚めてそれから朝までずっと起きていて、すっかり寝不足の状態でした。バロセルナからグラナダまでは、飛行機で1時間半。グラナダの空港でレンタカーして、グラナダ市内に向かいます。30分ぐらい車で走らせると市内に入ったのですが、道が狭くて入り込んでいるのと一方通行で、完全に迷ってしまいました。車一台ぎりぎりのかなり狭い路地や坂道を走り回ったり急停車しているうちに、私はだんだん車酔いしてきて気分が悪くなってダウン、車は一瞬も路上に停めることができないので、おさむは、地図を見ることもできずうろうろと走ります。私も地図を見ることもできず、いつかたどり着くかしら?という感じでしたがそのうち偶然、ホテルを見つけて何とか、そのホテル近くに駐車場も見つけることができたのでそこから歩いて、ホテルに到着です。この日はElvila Suiteというアパートメントホテル。白を貴重としたモダンなスィートです。中に入ってみると、とても広い〜〜♪ベッドルームだけで、昨日のホテルの部屋より広いですがかなり広いリビングルームがあり、立派なキッチンもついて’いました。(結局、キッチンは使わなかったけど)ウエルカムワインも一本置かれてあります。 ここで少し休んでいるうちに気分も回復してきたのでランチに出かけました。この近は、アラブ系の雑貨屋やカフェが立ち並んでいます。まるで、去年訪れたトルコのような雰囲気。ここグラナダは、アラブの影響を強く受けている街でアルハンブラ宮殿もイスラム文化だそうですが街もここまでアラブ色が強いのですね。 しばらくすると広場に到着。そこで、フラメンコのライブをやっていました。ボーカルがお母さんで、カホスを叩いているのは娘さんのようですが息がぴったりと合っていい感じです。ホテルの人のお勧めはアルハンブラ宮殿とアルバイシンだったのですがアルハンブラ宮殿は、すでに今日のチケットは売り切れていたのでこの日はアルバイシン地区へ行くことに決めて、川沿いの道を歩きます。アルバイシンは、アラブ色の強いエリア。のどかな風景で、のんびり歩いているとさっきまでの気分の悪さがうそのようになくなってゆきます。バロセロナとは全く違う空気感。一応、胃腸のためにランチは軽いものがいいね〜と見つけたのが、日本食。日本人の方が経営されている日本食だそう。ランチセットを頂いたのですが、モストというノンアルコールワインと言われているりんごジュースのような飲み物と巻寿司のセットを頼みました。前菜の海藻サラダが、身体にとてもいい感じ。それから再び、川沿いを歩いてゆきます。しばらくすると、カフェやレストランが並んでいるエリアへ。ここでも広場でギターを弾いている人がいたのですがおさむがよく家で弾いている曲だったので、思わず立ち止まります。それから、私の好きだったアルビオーニのアダージョを弾き始めたのでここで、こんな曲が聞けるなんて、とジーんときてしばらく聴いていました。それから再び、アルバイシンの丘を登ってゆきます。このあたりは、白い家が多いです。 迷路のような道を歩いて、たどり着いたサンニコラス広場では手作りのアクセサリーなどの露店が並んでいました。ここからのアルハンブラ宮殿の眺めは素晴らしい♪ここでもフラメンコ。ここまで歩いてくる途中でおさむはハッパを買ったのですがそれを売ってくれた人が、この左側の人。あら、さっきの人、ボーカリストだったのね〜、と気づきました。それにしても、みんな上手い〜♪ここには、このレベルが普通にごろごろいるのですね。それから、またてくてく歩いて丘を降り、一旦ホテルに戻ってから夕食に出かけました。途中でギターショップがあったので入っておさむは試し弾きすることに。最初は「試し弾き?いくらぐらいのギターを買うつもり?」と、ちょっと嫌々ながら、ギターを差し出した店員さんでしたがおさむが弾き始めると、急に態度が変わって「他のも弾いてみる?』と次々といろんなクラシックギターやフラメンコギターを持ってきます。もし何かいいギターがあったら、おさむの誕生日プレゼントに買ってあげるねと言っていたのですが、結局、そこまで弾かれる音色には出会わず。でも、おさむはとりあえずスペインでギターが弾くことができて、ご満足の様子。それから、バルへ。ナバス通りにあるいくつか開いているパルの中で、適当に入りました。ワインを頼んだら、ポテトサラダなどのタパスがフリーでついてきました。これは別に頼んだタパスの盛り合わせ。ガスパッチョやクリームコロッケやいわしのフライなど10品ほどあって、もうこれだけでお腹一杯。それから、フラメンコのライブに行きます。ここは食事をしながら聞くところではなく音楽を聴くためのだけのライブ会場で30人ほど入る小さな劇場です。最初はギタリストと男性ボーカルの演奏。ギターの人が、むちゃ上手い〜〜すごいテクニックなのに、とても自然な感じで深い音色。それから、女性のフラメンコダンサーが出てきます。見た目はそれほどすごい感じではないのですがこの女性のタップがまたすごい!どうなっているの、この足〜〜というぐらい激しいタップを延々と続けます。そして、次に出てきた男性のダンサーもすごい迫力。写真撮影は前半は禁止だったのですが、後半の何曲かだけオッケーでした。このクオリティの生のフラメンコを聴いたのは、初めてなので感動。ここは観光客相手のショーではなかったのでよかったのかも。グラナダに行かれる方はぜひ『CASA DELARTE FLAMENCO』チェックしてみてね。グラナダの街は私がイメージしていたスペインがここにあった〜♪という感じで私たちはバルセロナよりも好きでした。特に素朴でノスタルジックなアルバイシンは、私たちのお気に入りの場所になりました。
2014年09月18日
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スペイン二日目。この日は朝一番にサグラダファミリアへ。8時30分に着いたら、もうチケット売り場に30人ぐらい並んでいました。後から知ったのですが、ここはネットで先にチケットを予約することができるとのこと。知っていれば、並ぶ必要なかったのですが、それでも9時には購入できて私たちの入場時間は、10時45分とのことなのでその間、朝食のために近くのカフェへ。その名もガウディカフェ。それから教会に戻って、入り口でチケットを見せて入ります。教会の外観の彫像。 塔のてっぺん。教会の中に入ると、そこは息を飲む美しさでした。 白い柱が木の枝や根のように何本もそびえています。脳のニューロンのようにも見える〜♪生命と宇宙を感じます。天井からつり下げられたキリスト。金色に盛り上がっているジーザスの文字。深い海のイメージ。それからエレベーターで塔の上へ。塔の中からバルセロナの街が見えます。植物をモチーフとした塔のてっぺん。塔から降りてくるのは、狭い螺旋階段をぐるぐると回って降りるのですがかなり長かったので、ちょっと怖かったです。最後に地下のミュージアムに行くとガラス張りの部屋の向こうで、模型を作っている人がいました。見ていると、とても細かい精巧な作業でした。サグラダファミリア、予想していた以上に素晴らしくて感動でした。イタリアのダマヌールのような宇宙的な美しさと芸術性。エジプトの神殿の神の仕事のような壮大さ。(エジプトは本当に神の仕事だけど)ここに来れただけで、バルセロナに来てよかった〜と。昨日、今回の旅ではパワースポットには行かないと書いたけどこれこそパワースポットですね。ということで、ちょっと歩き疲れた私たちは、一旦ホテルに戻り、2時間ほどシエスタ。お昼寝なんて、久しぶり♪起きたら、すっかり元気を取り戻し、それからボルン地区へ散策です。まずは、カタルーニャ音楽堂やカテドラルをさっと見てボルン地区をぶらぶらと散策。イタリア、フィレンチェやベネチアの街のような狭い路地が入り組んだ古い趣のある街に、素敵なギャラリーや店が点在しています。 古い教会。 教会の前。それから、手作りアイスの店でアイスを食べた後は、ピカソ美術館へ。普通の美術館ぽくない、街にとけ込んだ石造りの建物。ピカソの初期の頃の見たこともない作品や、青の時代の作品ニースでの鳩シリーズ、エロ親父シリーズ(勝手に命名)などとても充実した展示内容でした。1時間ほどで美術館を見終り、それからボルン地区のバル(居酒屋)巡り。最初の店では、ピンチョスというバゲッドにアンチョビやサーモンやハムやチーズなどを乗せたものを、つまみます。 それから、また別のバルへ。ここはケースの中にあるつまみを選んで、皿に取り分けてもらってからテーブルへ。7時のオープンと同時に人が入っていました。 ここはアンチョビやポテトや貝のマリネなど、すべて酒のつまみ。このバルの手作りスパークリングワインとともに頂きます。こんな店がニューヨークにもあったらいいのにな。 最後にデザートを食べに別の店へ。日本のスィートのような繊細な甘さでした。 それから、地下鉄でホテルに戻りました。やっぱり毎晩、最後はほろ酔いです
2014年09月16日
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昨日、スペインに到着しました。1週間前から、前から予定していた約2ヶ月間のバケーションに入ったのですがクライアントさんの予約が変更になった方や緊急セッションなどでこの1週間は、1日1、2人はキネシオロジーのセッションをやっていたので本格的な休みがスタートしたのは、旅の前日。それでも、いつもは旅の前日まで1日中セッションをやっていることがほとんどなので今回は、比較的ゆっくりしての出発でした。NYからバルセロナまでは約8時間。夜8時の便で、到着は現地時間の朝9時頃です。機内で「奇跡のリンゴ」の映画があったのでそれを見て、相変わらずボロボロ泣いて(ストーリーはわかっていてもやっぱり感動するのよね)そうこうしているうちに、ほとんど寝る間もなくあっという間にバロセロナに到着。それからタクシーで、ホテルヘ。今日のホテルは、世界遺産であるガウディのサグラダファミリアのすぐ目の前のホテル。私たちがホテルに着いたのはまだ朝10時すぎでしたがすぐにチェックインさせてくれました。部屋は広くはないですが、シンプルでモダンな部屋。私たちの部屋からは、サグラダファミリアは見えませんでしたが上のテラスから全部が見えました。まずはとりあえず、サグラダ”ファミリアへ。と、チケットを買う人の列が、すごい長さでこれは軽く2時間ぐらいかかりそうなので、今日内部に入るのはやめてとりあえず、近くの公園から写真を取るだけにしました。近くのタパスレストランで、タラのフライやオムレツなどを食べた後地下鉄に乗って、カサミラへ向かいます。ところが、地下鉄に乗った途端、数人のグループがわいわい目の前で騒いでいてなかなか車両の奥に入れないので何を騒いでいるのしら?変な人たちだなあと思った瞬間私の前にいた女性が、私のバックのチェックを開けてバックの中に手を入れているのに気づきました。幸い、さっと身をかわして彼女から離れバッグの中を見たら、何も取られていませんでしたが気づくのが、あと数秒遅かったら、何かを抜き取られていただろうなあと。私のバッグは、財布がぎりぎり入る大きさなのですっと財布が取り出せないのも、よかったのですが他にパスポートも何もかも入っていたので、危ないところでした。おさむにそのことを伝える前に、そのグループは、今度はおさむを取り囲むようにしていたので「おさむ、その人たち、スリだから離れて!」と声をかけて、おさむがその中から離れるとそのグループの男性が悔しそうに、おさむに向かってスペイン語で人を罵倒する言葉である『マリコン』(おかま野郎という感じかしら)と叫びます。それを見ていた乗客の一人が私たちに近寄って「あの人たちはスリだから、気をつけて」と伝えてくれたのでおさむが「うん、わかっている、ありがとう」と答えます。NYに長い間暮らしてきてこんなやり方のスリのグループには出会ったことも、見たこともなかったのですがこの時の他の乗客たちのうんざりした表情からもここでは、こういうグループがけっこういるのだろうなあと。今のニューヨークは、アメリカの中での治安のよい街になりましたが私が最初に来た1990年頃のNYは、まだかなり危険だったのでよくバックや財布は持たないで、ポケットにお金をつっこんだまま出かけたりしていました。私は、その頃のサバイバルモードの意識がまだ残っていてニューヨークが安全になった今でも、バッグは肩掛けはしないでいつも斜めがけしているし特に海外に出た時には気をつけているのですが今回は、乗客もたくさんいて、特に危険な感じもなかった地下鉄内のことだったし一瞬のことなので、本当に気をつけないといけないとなあと。ということで、スペインに着いていきなりスリの洗礼に出会ったにも関わらず何の被害もなかったのはアンラッキーなんだか、ラッキーなんだかよくわかりませんが(たぶん超ラッキーなのよね)気を取り直して、世界遺産のガウディの建築、カサミラへ。海藻のイメージのバルコニー、波の形の外観内部にも貝や海の生物など、海をイメージした建築物です。カサミラの屋上にあるモニュメント。カサミラの内部の19世紀後半から20世紀初めのブルジョアの生活を再現したミュージアム。キッチンやバスルームのアンティークな感じが素敵。 こちらもガウディの建築、カサ パトリョ。色も美しくて、とてもファンタジーなデザイン♪それから、ランブラス通りを歩きます。と、ここはガイド本やネットには、最も栄えているおしゃれな通りと書かれてありましたが特にどうということはなく、どこにでもありがちなお土産屋さんが並んでいます。これは途中にあった市場。ジュースや果物や肉などがたくさん売られていました。観光客の似顔絵を描いている人たち。ランブラス通りの終点まで行ってから、港で一休み。それから、旧市街のレストランへ。このあたりは、街の感じがフェレンチェやイタリアの街に似ていて、いい雰囲気。ここでようやくワイン。やっぱりむちゃおいしい〜♪そしてこの量。グラスワインで頼んだら、通常の2倍ぐらいの量をなみなみと注いでくれて料金はニューヨークの相場の半分以下ぐらいでした。ワインを飲んで、タコの煮込みやイカのグリルなどを食べた後は寝不足もあり、時差もありで、すっかりふらふらに。意識はもうろうとしながらも、バッグに気をつけて地下鉄に乗り、ホテルに戻ります。なぜかこういう時は、何も危ないことにも合わず大丈夫だったりするのですけどね。今回の旅は、私たちとしては珍しくパワースポットや聖地には行かないのでおいしいもの食べて、飲んで、音楽聴いて、アート見て、というごく普通の(?)バケーションです。もともと、スペインは、私とおさむが出会った頃に行きたかった場所なのでその頃は、スペインを題材とした曲をよく作っていました。でも、それから、私たちの意識の変化に伴って、聖地への旅の方が魅力的になり、長い間、スペインに行こうという気にはならなかったのですが最近になって、やはり一度はスペイン行ってみたいね、と決めたわけです。旅をしていつも思うのですが、いくらネットや本や人からの話でいろんな情報を見ても聞いても、実際に自分が行ってみないとその感覚はわからないものですが今回もまた旅が終わった後のイメージの変化も楽しみです。ということで、スペインの旅のスタートです。
2014年09月15日
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