老父のつぶやき

老父のつぶやき

PR

2023年06月23日
XML
カテゴリ: 飲み食いの話
女房と久しぶりに姫路に出かけて、地下街で面白い酒を見つけた。


姫路城さくらこうぼのお酒 と銘打っている。日本酒の醸造に使う酵母はやたらアルコール耐性が強い。ワインはアルコール濃度が15%前後だが、この濃度になると酵母は自分で死んでしまう。自分の作ったアルコールに耐えられないのだ。

ところが日本酒酵母は20%を超える濃度でも生きている。おそらく世界最高レベルだ。もちろんウイスキーなどの蒸溜酒はこれをはるかに超えるが、それはまた別の処理が為される訳で、同列には語れない。

酵母は酒を造るには不可欠で、麹菌で米を糖化するのと、出来た糖を酵母が醗酵してアルコールに変えるのとが並行して進むように仕込みをする。酵母は日本醸造協会の「協会◯号」と言う風に管理されて、多くの酒造会社に供給されている。品質の安定を考えればメリットだが、多様性から見るとデメリットとも言える。もちろん、細かい仕込みの方法、精白歩合、熟成加減などで品質は変わってくる。

この酒は姫路城の桜から分離した酵母を使っていると言うので、マイナーな部類になる。そこを面白がって買ってきたのだが、瓶の色で桜色に見えるが、開封すれば淡黄色の普通の日本酒の色だった。色をつける酵母もあるかも知れないが、それはそれで原因を疑っておく必要があると思う。

「純米酒」ということで、なかなかうまかった。醸造は本田商店。(兵庫県姫路市)特に広告費はもらっていませんが。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年06月23日 21時20分33秒
コメント(4) | コメントを書く
[飲み食いの話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カレンダー

お気に入りブログ

天皇家とつながる古… New! maki5417さん

「ウは宇宙船のウ」… New! 七詩さん

真夏の「海遊館」で… リュウちゃん6796さん

買い物 ピピノさん

tosikoの徒然日記 tosiko1960さん

コメント新着

maetos @ Re[1]:能登豪雨(09/21) maki5417さんへ >これは本当のことでし…
maki5417 @ Re:能登豪雨(09/21) 腹いせに80年経った日本への恨みを子供を…
maetos @ Re[1]:兵庫県知事不信任案可決のこと(09/20) maki5417さんへ 言われてみればご指摘の通…
maki5417 @ Re:兵庫県知事不信任案可決のこと(09/20) 今度のことで、兵庫県というのは60年も…

プロフィール

maetos

maetos

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: