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私 :昨日、本棚を片付けていたら、奈良の薬師寺の「 般若心経 」の写経用紙が出てきた。
A氏:確か、 奈良薬師寺 再建のため、故 高田後胤 管主が企画した写経ではないの?
私 :そうだね。十数年前に、奈良に仕事でよくいっていた時、薬師寺で買ったんだ。写経して送付して納経しようと思って用紙を買ったんだよ。そのまま、仕事が多忙で、そういう心境にならないまま、いつの間にか時間があっという間に過ぎてしまったよ。
A氏 :「般若心経」は実は、われわれの身近に多いんだね。
私 :そうだね。私の両親、妻の両親は地方が違うが、それぞれの葬式で、この「般若心経」の本が配られ、葬儀の出席者が、和尚が読むのに合わせて、声をあげたね。それが最近、ブームの「般若心経」とは意識しなかったがね。
A氏 :「般若心経」の写経は時間がかかるのかね?
私 :いや、漢字で三百文字程度だから、書き出せば、1時間はかからないだろう。
それに写して書けるように手本があり、これを下敷きにして書けばよい。問題は、集中する時間だね。精神的にもね。そういう環境になるのをあこがれていたんだね。 心の健康 を買ったのかもしれない。だが、いまだに書いていない。
A氏: 漢字を書くのは、結構、精神的にもいいことだ。 書道 なんかも見直されているようだ。
私 :もう、ワープロ時代から手で字を書かなくなって三十年以上たつね。だから、漢字はパターンで覚えていて、筆順を忘れつつある。
そこで、最近、ようやく、少し 書道 をやり出した。書道は、小学生以来ではないかな。なかなかいいね。腕の動きだけでなく、姿勢や精神的な集中や安定にもよいね。
パソコンでの ブラインド 書きは速いが、なにかせわしい心理になっているのに気がついたよ。昔、原稿用紙のマスに字を埋めていった時代がなつかしい。
英語の本は、やたらに厚い気がするが、昔からタイプで打つせいかね。
A氏 :漢字文化も、継続して生かしていきたいね。
私 :二十一世紀は、行き過ぎた 左脳時代 の反省から精神的な 右脳文化 への時代だというからね(2006.05.16の日記参照) 。失いたくない文化だね。
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