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Ryu-chan6708

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2006.10.10
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テーマ: 戦争反対(1185)
カテゴリ: 歴史

:君はこないだビデオのHDDを整理したと言ったけれど、俺も整理したよ。
 中には録画して見ないでそのままのものもあった。
 その中で8月はじめの NHKスペシャルの硫黄島の戦いを 見た。
 最初、見ないで消そうかと思ったが、ちょっと見出したら、目が離せなくなったね。
 ずっと 大東亜戦争の知的街道 を歩いてきたせいか、アンテナを張っていたんだね。

A氏 :俺は8月に放送したとき見たよ。
 すごい戦いだね。
日本兵は二万ほどだったが、捕虜で残ったのは千人くらいだという
 それも餓死近い状態で捕虜となるんだね。
 島は日本軍が網の目のように穴を掘っており、その中の戦いだから、 今でも遺骨が一万以上も穴の中に埋もれているという。

私: 9月20,21日と 民主党の小沢代表と管氏 が島を訪れているね。
 そして、管氏は早く遺骨を集めたいと言っているね。
 しかし、 NHKスペシャルを見ると、そんなコメントは空虚だね。
島ごと、墓にしたいくらいだね。
 小沢代表はその後、健康を損ねたようだが。

A氏: この硫黄島の戦いは君のいう OR で米軍は学者も参加して計画して、計算し、莫大な砲弾で1週間で落ちる予定だったのが、1ヶ月以上もかかったんだね。
 アメリカ軍はかなりの損害を出す。

:生き残ったその千名くらいの人はすでに今80才代だから、戦後、多くの人がなくなっている。
 体験を語る人が減ってきているね。
 生き残っている人のうち、3人の人のインタビューがある。
 貴重なインタビューだね。
思い出して話すのが苦しそうで、涙が自然に泣き出した人もいた
人間は極限を体験すると話すのも嫌になるのだね。
 いやな記憶だったんだろうね。
 当時、硫黄島で戦った米兵のインタビューもあったね。

A氏: 彼らアメリカ兵には、 何故、日本兵がこれだけ苦しんでいるのに投降しないのか理解できないと言っているね。
ある日本兵が投降しようとしたら、それを知った上司の下士官が後から撃って殺したのを目撃した米兵の証言もある。

私: そんな話は遺族にできないね。
 最後は味方同志で食糧を奪い合う。
 遺族に実状を話せないという。
山本七平氏が戦後、遺族に本当のことを言えなかったのと同じだね。
 投降なんか考えられない。
 ただ、死を待つのみだね。
事実は、武士道精神の死ではないね
美化できない
 オウム真理教だよ。

A氏 :生き残って今も働いている人が、言っていたね。
こんなに苦しんで死んでいった人の死がムダだったと絶対言ってほしくないとね
ムダと言ったら、彼らは浮かばれないとね

:今度、硫黄島の戦いの映画を クリント・イーストウッド が手がけるというが、捕虜になるくらいなら自殺せよという日本軍のマインドコントロールは理解できないだろうね。
 クリント・イーストウッドは 南京虐殺 も映画化するという。
 しかし、それは映画化できるものなのかね。
 彼がどういう理解力でその歴史を扱うのかね。
 おそらく理解しないで作ると思うね。
真実の硫黄島の戦いは映画にはできないね
その謙虚さが、大人の心だよ。

 このドキュメンタリーは貴重な映像だね。
 永久保存だね。

NHKスペシャル 硫黄島 玉砕戦~生還者61年目の証言~





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Last updated  2006.10.10 07:09:57
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