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わが子に「お金」をどう教えるか
私
:図書館から順番待ちで借りた。
俺の後、まだ、 20人
くらい待っている。
著者は、 小・中・高一貫教育のエリート養成塾の代表 で、高度な学力と同時に「 謙虚さ 」、「 創造力 」、「 豊富な教養 」、「 マナー 」などを身につけさせる 独特な指導方法 でマスコミでも有名らしい。
A氏 :子どもにうまい投資方法でも塾で教えるのかね。
私
:逆だね。
教育をカネで買うような親を問題にしているね
。
子どもの個性を伸ばすための教育を強調
している。
「 お金で買えないもの
」を 子どもに教えることを重視
しているね。
「 創造力
」「 リーダーシップ」
などはお金で買えない。
「 知識
」はカネで買えるかもしれないが、「 知恵
」は買えない。
「頭でっかち」でなく、 文武両道
も必要だね。
その意味で、 この本のタイトルは不適切
だね。
私
: お金で買えないものの追求を目指す子どもの育成が必要
で、 そのためには、大人がまず、その重要性を教えることが必要
だという。
そして、子どもの行動を監視するというより、よく見て、理解することが必要だという。
ゲームも携帯も親がしっかりしていることがポイント
だという。
A氏 :忙しい親は見きれないのではないの。
私
: 絶対時間
の問題でなく、やはり、 強い子どもへの関心
かね。
カネで他人に教育を任せると、子どもへの関心が薄くなる
のだろうね。
アンテナを張っていれば、少しのこともひっかかる。
この塾には金持ちの子どもが来るらしいが、面白いことに、 親が一代で成功した場合は、教育にやたらにカネをかけ、子どもに小遣いをたくさんやる。
これではいい子どもを育てない。
しかし、 老舗の子どもはしつけが厳しく、小遣いもすくない。
財産は、受け継ぐもので、やたらに消費するものでないという考えが徹底
しているという。
老舗の子どもで
料理も子どもにやらせている家族の例
があったね。
そういう子どもは 親が留守でもコンビで買ってすますということをしない。
A氏
:それにしても、今の世の中、大人が カネ、カネ
だね。
そのために、 偽装
もやる。
買う方も 見抜ける目
がない。
偽ブランド
にだまされる。
振り込め詐欺
にだまされる。
私
:官僚が、ミミッチく タクシー代
をごまかす。
際限なくカネに貪欲な社会が今、破滅に直面
しているね。
本物の人間でないと意味ある人生が送れない。
A氏
:そういう意味で、「 コーヒーハンター
」の 川島氏
などは理想的な人生だね。
同じように、今、ときどき、マスコミでも登場するが、 34歳のアルピニストの 野口健
氏なども、学ぶべき生き方だね。
彼の親は 外交官
だそうだが、 まったく別の人生
を自ら求めて、社会に貢献している。
私
:親の教育の違いだろうが、 カネのあるなしは教育格差ではないね
。
親がカネに負けているか、カネに対して毅然としているかの姿勢の「格差」
だろうね。
A氏 :結局、 親の人生 が問われるのかね。
私 :この本で主張していることは、ある意味で常識的なことだが、改めて読んでみると考えさせられるね。