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Ryu-chan6708

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2010.05.16
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井上ひさし 氏が亡くなった直後、新聞で「 蟹工船 」をもとに書いた戯曲「 組曲虐殺 」が新聞広告で出ていた。
  早速、図書館を検索したがない。
  そこで、図書館にあった「 ムサシ 」を借りることにした。
  前にリストアップした 図書館予約14冊中 の1冊だね。
  これで6冊目読了。

  「 ムサシ 」は 劇の脚本 だね。
  脚本を読むのは初めてだ。
  偶然、本を読む前にWOWOWか何かで、この 舞台劇を紹介 していたのを見た。
   主役の 宮本武蔵 役の 藤原竜也 佐々木小次郎 役の 小栗旬 の座談や、 演出 蛭川幸雄 氏のインタビューもチラッと見た。
井上ひさし 氏が、まだ元気な姿で 演劇のリハーサル でしゃべっているところも出ていた。
  しかし、舞台劇そのもののTVは見ていない。

A氏 :武蔵と小次郎の 巌流島の決闘 から始まるようだね。

:そうだね。
吉川英治 の「 宮本武蔵 」は 巌流島の戦いで終わっている。
しかし、この 舞台劇 は、 その巌流島の対決シーンから始まる。
そして主題は、 その6年後の物語 だね。
吉川英治 の「 宮本武蔵 」をうまくひねって、 人が死ぬという無意味さをテーマ にしている。
  TVで紹介している時の 井上ひさし 氏がそんな話をしていたので、大体ポイントはわかっていた。
  吉川英治の「 宮本武蔵 」を読んでいる人には、 この小説から引用しているセリフ がわかるから面白いね。
  この脚本を見ながら、TVの舞台劇を見たら、楽しめた舞台劇になると思ったね。
  俳優が脚本をどのようにこなして演技するか、演出家がどのように、脚本を料理するかが、興味があるね。
 脚本を読む面白みがわかってきたような気がする。

A氏 :そう言えば、今月の「 文藝春秋 」(6月号)に「 追悼・こまつ座が見た井上ひさし 」というタイトルで座談会の記事があったね。
井上 氏は、 舞台稽古 を見にくるが、演出については、演出家任せだったというね。

:氏は俺たちと 同世代 だね。
  氏は、 戦争中はお国のために20才までには死ぬだろう と自然に思いこんでいたという。
 氏の 戦争責任 の考えをこの ブログ でとりあげたが、氏は、 大人が東京裁判に無関心 だったのは、 戦争は裁判されている戦犯の責任 としたためで、 一部の人に責任を負わせ、遁走 したのだという。
 氏は、 東京裁判 はその「 線を引く 」ことだったという。
 氏は、 東京裁判の3部作 では「 あのときはしょうがなかった 」「 ああいう時代だった 」というところを突きたいということらしかった。

井上ひさし氏の知的街道 として、 小林多喜二 「蟹工船 」を扱った戯曲「 組曲虐殺 」を図書館から借りられたので読む予定だ。
 しかし、 東京裁判3部作 はついに未完成で終わったのだろうか。
 探してもなかったね。






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Last updated  2010.05.16 07:44:22
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