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私 :今回は、 安倍首相の 自民党としての憲法改正 案を年内に提出したいという考え を明らかにしたという ニュースに関連 して、 毎日、日経、朝日、読売、産経の5紙を「ななめ読み」 している。
A 氏 : 毎日と日経の記事 には 神戸市 で行われたとあるが、 どんな会合だったのか、記事には書かれていない 。
日経新聞も「神戸市内で講演し」とだけ 。
では、 読売 はどうか。
私 : 毎日も日経も1面に掲載しているが、扱いは大きくない のに、 読売は1面トップの大きな扱い。
安倍首相との近さ を感ずるね。
首相から「読売新聞を熟読してください」と言われるだけあって、首相の発言を詳細に報じ、別の面に「講演の要旨」もまとめられている 。
しかし、 この記事も「神戸市内のホテルで講演し」となっているだけ だが、2 面には講演の様子がカラー写真で掲載されていて、背景に「産經新聞社」という文字が見える ので、 読者に不親切 だと 池上氏は、指摘 する。
A 氏:ところが 、朝日 では、〈 産経新聞の主張に賛同する任意団体「神戸『正論』懇話会」主催の講演会で語った〉と明記 している。
自民党の候補者の応援ではなく、こちらの講演会出席を優先した 。
安倍首相がいかに産経 を大事に思っているかがわかる 。
私 :問題の 産経新聞は、1面トップの大きな扱い。
記事の中に「通常国会で衆参両院で 」と、「 で」の連続 とは、 プロの新聞記者が書いたとは思えない文章がある という。
産経の記事の中 では、〈 首相がここまで強い決意を示したのは、加計学園問題や若手議員の不祥事などで、内閣支持率が急落する中、憲法改正という自民党の党是を掲げることで、保守勢力の奮起を促し、結集を呼びかけたいとの思いがある 〉とあり、 安倍首相の思いを代弁してくれている。
毎日 の分析が冷静だった のに対し、 産経 はずいぶんと熱が込められていて、 自社の関連行事に首相が足を運んでくれた、そんな感謝の気持ちもにじんでいるように思える と 池上氏の「ななめ読み」は産経に対し多少皮肉交えに読みとれる ね。