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私 : 北朝鮮 による7月4日と28日のミサイル発射 について、 ロシアは2発とも高度、飛距離共に1千キロに遠く及ばない「中距離ミサイル」だった という。
A 氏 : 北朝鮮 が「 大陸間弾道ミサイル(ICBM)を成功させた」と誇らしげに発表し、日米韓も同様の分析をした にもかかわらず、 ロシアだけ違う 。
北朝鮮はこれに強く反発 し 、朝鮮中央通信は8月10日、「国際社会でロシアだけが事実に目と耳を塞いでいる」という論評を発表 。
私 : 駒木明義氏 は、 おそらく ロシアは「北朝鮮は米国が引いたレッドライン(超えてはいけない一線)を超えていない。米国の武力行使は認められない」と主張したい のだろうという。
それが、 関係国外交官らの受け止め だという。
ロシアにとって、情報の価値は真偽にはなく、自国の立場を有利にするための武器に使えるかどうか で、 そう思わせる例は、枚挙にいとまがない という。
A 氏 : KGB出身のプーチン大統領 は ロシア対外情報庁(SVR)の95周年式典 で、 名前や国籍を偽って外国で活動する「イリーガル」と呼ばれる非合法 スパイが集める情報を日常的に得ていることを公言 。
「 非合法諜報のような強力な特務機関を持つ国は少ない 」と胸を張った。
私 : 多くの国がスパイ活動を行っていることは公然の秘密 かもしれないが、 非合法活動を誇らしげに宣言する国はまれだ。
浮き彫りになったのは、「 国家のための非合法活動」を公然と奨励、称賛する政権の体質 。ロシアをめぐっては、 ドーピング疑惑や、昨年の米大統領選でトランプ氏の当選を目指して介入した疑惑などが次々に浮上 。
プーチン氏 は国ぐるみの関与を強く否定しているが、 真偽はともかく、説得力には欠けると言わざるを得ないと 駒木明義氏はいう 。
A 氏 :そもそも ロシア は、 北朝鮮よりも米国の方が自国への深刻な脅威だ と考えており、 プーチン氏は北朝鮮の核開発に反対しつつも、「米国から身を守る」という動機には理解を示している。
私 : 核戦力で米国の向こうを張るロシア だが、 2016年の国内総生産(GDP)は世界12位(世界銀行 の統計)。中国の約9分の1で、韓国を下回る 。
ラブロフ外相 は「 米中がロシアに対抗するのも、中ロが米国に対抗するのも建設的ではない 」と語り、 米国がロシアを置き去りにして中国との関係を深める事態を恐れ、3国の関係をバランス良く保ちたいのが本音 だろうと 駒木明義氏は指摘 する 。
A 氏 : ロシア では 来年3月18日、大統領選 が行われ、 プーチン氏の立候補と当選を疑う者はほぼ皆無 。
大統領の任期は、前回大統領選から6年に延長された ので、 00年に大統領に就任したプーチン氏 は、大統領の座を メドベージェフ 氏に譲って 首相として政権を率いた4年間も含め 、 24年もの長期政権を手にする。
私 北方領土問題は日本が望むような解決は当面困難 で、 ロシア から見れば、 米国の強固な同盟国 である日本に領土を引き渡すことは、アジア太平洋地域での米国の影響力強化を助けるようなものだ からだ。
今後、 隣国ロシアとの関係をどう築いていくかを考える とき、 冷徹な現実を踏まえた議論が不可欠だと 駒木明義氏は指摘 する 。
北方領土問題は、沖縄返還 のようにはいかないね。
むしろ、 沖縄返還のほうが、稀有なこと だったのかもしれない。