PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
私 : 22日、河野太郎新外相 が、 報道各社のインタビュー に応じた。
考えてみれば、 ロシアとの北方領土問題 については、 祖父、父親とそして自分と3代からんでいる んだね。
A 氏 : 祖父の河野一郎 氏は、 旧ソ連との国交を回復した1956年の日ソ共同宣言をめぐる交渉の当事者の一人 で、 フルシチョフ共産党第1書記と激しいやりとりの末、宣言をまとめた が、 宣言に四島返還につながる文言を入れることをソ連側が拒否 。
私 :その後、 父洋平 氏も 外相として尽力したが、北方領土問題解決の道筋をつけることはできなかった。
河野太郎新外相 はこうした経緯をふまえ、 インタビュー で、 北方領土問題 について「 ずっと日ロ間の宿題で、4島の帰属を解決して平和条約を結ぶというのを3代目まで残してしまっている 」と指摘。
日ロ双方が柔軟な考え方 をもち、「 既存のアプローチでないやり方を含めて考えていかないといけない 」と語り、 早期にモスクワを訪問することに意欲を示した。
A 氏 :しかし、このブログの 「世界揺さぶるロシアの論理 武器は情報、プーチン流外交」 でもふれたが、 北方領土問題は日本が望むような解決は当面困難 で、 ロシアから見れば、米国の強固な同盟国である日本に領土を引き渡すことは、アジア太平洋地域での米国の影響力強化を助けるようなものだ からだ。
冷徹な現実を踏まえた議論が不可欠 だね。
私 : 河野太郎新外相にとっては、最大の難問 だね。
ところで緊迫している 北朝鮮問題 河野 氏は、 国連安保理事会 の制裁決議を各国がしっかり履行することが重要だと強調 し、「 人、物、カネの流れをしっかり監視し、抜け道をつくらせないことが大事だ 」と述べたが、これは、 常識的な説明 だね。
A 氏 : 北朝鮮と米国のやりとりでは厳しい緊張関係で情報が混乱 しているね。
こないだ、 日韓合同演習で米軍が参加人員を4千名ほど減らした ことを NHK の解説者が米軍の譲歩だ といっていたが、これは、逆で、 地上兵力を減らし、情報兵力を強化 したためのもので、 戦闘能力の強化のあらわれだと専門家は言っていた ね。
私 : 河野 氏は、 中国、韓国との関係については、外相同士の往来などを通じ、改善を進める考え も示し、 中東問題 では「 日本は宗教的にもきわめてニュートラル(中立的) 」として、 和平に向けて積極的に関与する意欲 を示した。
韓国問題 は、父親の 河野洋平 氏の「 河野談話 」問題もあるが、 今度は「徴用工」の問題 がでてきて、 親子2代の韓国外交問題 だね。
A 氏 : 河野 氏はまた、 米トランプ政権が離脱を表明したTPP について、「 内向き、保護主義的になっているところでどう自由貿易の旗を降ろさずに頑張れるかも大事だ 」と語った。
これから、 自動車、農産物 などの 日米の貿易問題 が登場するだろう。
私 : 米中韓ロ と、 トランプ現象が世界を巻き込み大きく変わるとき 、 外交問題は、非常に難しくなる ね。
3代続いた外交努力の最後を飾って貰いたい ね