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私 : 2017年ベストセラー が、 1位から20位 まで載っていて、 武田氏がコメント している。
第1位は、佐藤愛子著「九十歳。何がめでたい」
で、 御年94歳の直木賞
作家が「ヤケクソが籠った」と宣言したエッセー
だが、 100万部を超えるベストセラー
となった。
しかし、現代社会に苦言を呈するために自らの経験を持ち出し、 (主に若者の)未成熟をいたずらに突く「説教本」とは、一線を画していて 、 自身に対する諦めも含まれており、社会にも自分にも分け隔てなく邪気を向ける様が清々しい という。
A 氏 : 2万通を超える便りが読者から寄せられた というが、勇気をもらった、との声に、 「どうして読んだ人が勇気が湧くんだか私自身にはわからない」と「ヤケクソ」をかぶせていく。
流行語大賞となった「忖度」とは真逆の姿勢が受け入れられた と 武田氏がコメント している。
私 : 第6位の 今年最も売れた新書のケント・ギルバート著「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」 は、 刊行時のオビ文に「日本人と彼らは全くの別物です!」 と掲げてあり、 「日本人、中国人、韓国人のDNAには、大きな違いがあることが判明したそうです」「メディアのなかに、かなりの数の外国工作員 が紛れ込んでいます」など と、 隣国やメディアへの蔑視をひたすら積もらせることによって「愛国心 」を粗造 していき、 人種差別主義が、通りの下、ではなく、通りの上で大声を発している という。
A 氏 : この書については、武田氏は批判的 で、 ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の記念講演の言葉を引用して批判 している。
カズオ・イシグロ氏 は「 人種差別主義が、あるときは伝統的な形で、あるときは現代的な形で、再び台頭している。まるで埋もれた怪物が目覚め始めるように、文明化された通りの下でうごめいている 」とし、 その困難を乗り越えようとする時に文学が重要となると位置づけた。
私 : 子ども向けの本で 第2位の今泉忠明監修、下間文恵ほか絵の「ざんねんないきもの事典」 は、 既存の図鑑のように、強くてかっこいい動物の姿を中心に並べるのではなく、トラは笑っちゃうほど狩りがヘタ、キリンは長い舌で鼻くそをほじるなどと、ざんねんないきものを並べて多くの子どもたちが関心を寄せた。
A 氏 :それに対して、 大人たちの関心があるのは、第9位の佐久間健一著「モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット」や、第15位のEiko著「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」と第20位の西山耕一郎著「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」だね 。
私 :実は 俺は 、 西山耕一郎著「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」を買っている 。
日本人の死亡原因の3位は「肺炎」 だが、 その7割が「誤嚥性肺炎」 。
要するに、年齢とともに、のどの筋力が衰え、食事したものが、間違って肺に行き( 誤嚥)肺炎になりやすくなる というものだね。
一時、 週刊誌やテレビで盛んにとりあげられた 。
A 氏 :これに対し、 武田氏は、世界を柔軟に見つめて楽しもうと試みる子どもたちの姿勢を、大人たちはどれだけ持てているだろうか という。
痩せるのも、開脚できるのも、喉を鍛えるのも、結果を出して改善するのは大切なのだろうが、本って、メソッドを知ってクリアするためにあるのだろうか という。
自分が知らなかった価値観に触れるため、多様性を排除しないために本を読みなさいと、子どもたちが教えてくれている と 武田氏は大人の本の読み方に苦言を呈している ね。
私 :しかし、 年齢とともに人体のわからない謎にぶつかるのは、自分が知らなかった価値観に触れる ことになるね。
特に 最近の医学では、脳が体に司令をだすのでなく、内臓同志が直接情報交換をしているという、身体ネットワークという理論 は、 今までの脳の価値観を覆した ね。
特に 腎臓が重要な情報処理機能 があり、 血圧の治療に腎臓の治療が効果的 だという事例もお出ている。
人体の未知な活動分野の知識 は、 今後も拡大 するだろう。