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私 「北朝鮮への疑念と期待 戦争回避の道筋は描ける」 で、 北朝鮮専門家」の ニコラス・クリストフ 氏は、 北朝鮮はしたたか で、 核は手放さないだろうと予測 していたが、 このブログの記事の後の16日 、やはり、 北朝鮮 ・第1外務次官 は、 米国が要求している非核化の方式に不満 を示し「(トランプ政権が) 一方的に核放棄だけを強要しようとすれば、来たる米朝首脳会談に応じるか再考するほかない 」との 談話を発表 。
これに先立ち 、北朝鮮は同日未明、板門店で同日開くことになっていた南北高官協議の直前の中止 を 韓国政府 に伝えた。
6月12日の米朝首脳会談 もあやしくなってきたね。
A 氏 :この 「 時事小言」欄 の 藤原帰一氏も、北朝鮮 に対して、 アメリカ、さらに韓国と日本の求めてきた朝鮮半島の非核化が実現に近づいたとは考えない と 否定的 だね。
この藤原氏の記事も16未明、板門店で同日開くことになっていた南北高官協議の中止を韓国政府に伝えたというニュースの前 だね。
まず、 問題は北朝鮮の非核化に対する韓国の姿勢 だね。
文在寅大統領は、米朝首脳会談に応じるようにトランプの説得を試み、それに成功した。
文在寅の第一の目的は南北の対話 であり、 朝鮮半島における緊張の緩和 であり、 同じ民族が南北に分断されてきた悲劇を顧みるなら正当な目的 というほかはない。
文在寅と金正恩との南北首脳会談の開催は、間違いなく歴史的な意義を持つ ものであった。
私 :逆にいえば、 北朝鮮の核兵器を廃棄することは文在寅の第一の課題ではなく 、 朝鮮半島の非核化を訴えているとはいえ、米朝関係と南北関係の緊張緩和が優先 されており、 韓国政府は将来における核開発の放棄や国際査察の受け入れを求めているが、現在北朝鮮の保有する核兵器の廃棄を重視しているとはいえない と、 藤原 氏は 指摘 する。
米朝会談 は、 北朝鮮が譲歩したわけではないと藤原 氏はいう。
トランプ政権は北朝鮮に対する軍事的威嚇を繰り返し、中国も含む経済制裁の強化も実現 したが、 その圧力に屈して北朝鮮が米朝首脳会談に応じたとは言えない という。
米朝会談は以前から北朝鮮が求めてきたもの であり、 変化があるとすればアメリカの方だからで、核実験場の廃棄や抑留者の解放に応じた とはいえ、 北朝鮮は現在保有する核兵器を廃棄するというコミットメントを示していない。
当面は核保有を続けつつ経済制裁の解除を実現できるのならば、米朝関係の改善は北朝鮮にむしろ有利な選択 。
A
氏
:だが、 藤原
氏は、
トランプはアメリカの圧力のために北朝鮮が変わったという間違った認識をとっていると指摘
。
藤原
氏は、 軍事的威嚇と経済制裁によって北朝鮮が変わったという認識にも賛成できない
という。
韓国政府の南北間の信頼醸成と共生を求めるイニシアチブは正当
だが、
北朝鮮の保有する核兵器を既成事実として認める
ことは、
核兵器の
拡散結果を招く懸念が残る。
そのような認識は米朝接近の長期的な持続を揺るがす ばかりでなく、 核兵器さえ持てばアメリカが寄ってくるという恐るべき「教訓」を残し 、 イランもからみ、中東情勢の混乱を深める結果に終わるだろう と 藤原氏は警告 する
私 : 金正恩 が、 中国に頼ったり、いろいろな動きしたり するのをみると、 ニコラス・クリストフ 氏や 藤原 氏のいう、 北朝鮮の核兵器保持は変わらず、核兵器廃棄の米国と対立して、ついには、米朝会談は中止 となるかね。
それとも 中国をバックにすることに成功した北朝鮮のねばりが成功するか 。